どうも、かいちょーです。
BOSSのMS-3は、マルチエフェクター内蔵のスイッチャーという個性的な機材。
購入して以来、ライブやスタジオ練習で2年ほどMS-3を使い倒してきました。
この記事で伝えたいことは、とにかくMS-3は便利だよってこと。
小さくて使いやすい。
この一言に尽きます。
もし購入を迷っているなら、早く買えと言いたいレベル。
MS-3でボードを組んでから、スタジオやライブハウスへの移動が楽過ぎてヤバイ。
移動に関わるストレスがかなり減ったのを実感できる。
機材をカートでゴロゴロ運んでいた頃からは想像もできないほどストレスフリーになりました(笑)
そんなかんじで、MS-3の使い心地や、ちょっと惜しいところなんかをレビューしていきたいと思います。
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MS-3の使用環境
私がよくスタジオで使うときの設定を例に説明していきますね。
アンプはスタジオの定番アンプジャズコーラスことJC-120を使用。
ジャズコ側の設定は、インプットはLOWに挿してBASS、MIDLE、TOREBLEはすべて12時にセッティング。
そしてブライトスイッチはOFFです。
余談ですが、JC-120の詳しい使い方も後々記事にしたいと思っています。
MS-3を組み込んだエフェクターボードはこんなかんじ。(BOSS率高いw)
接続順に説明すると、
MS-3のループにはDS-1X、OCD、OD-1Xとなっております。
しかし、ここの歪みエフェクターは、演奏する曲やジャンル、バンドによってよく交換します。
こういうふうに、柔軟にシステムを組み替えられるのがMS-3の強みですね。
もちろんフットスイッチやフットペダルなんかも追加することも可能。
※追記
最近はこんなかんじの組み合わせが多いですね。
フットペダルを追加して使うことも増えました。
やはりペダルがあると色々と便利です。
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バンクの切り替えに便利なフットスイッチ。
ワンタッチでバンクのアップ・ダウンができるようになります。
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MS-3に繋げてワウやボリュームペダルとして使えるペダル。
MS-3は、自分で作るマルチエフェクターって感覚で使えます。
ちなみに、左下の小さなボスコンっぽい物体はイケベ楽器でBOSSのエフェクターを買った時に貰ったノベルティのピックケースです。
実際にMS-3をスタジオで使用してみた感想
とにかく便利!の一言ですね!
まさにこういう商品を待ってたって感じです。
マルチエフェクターは便利だけど、内蔵の歪み系エフェクターでは満足できなかった人でもMS-3では満足できると思います。
自分で歪みの部分が作れるマルチエフェクターってかんじで使えます。
よくマルチエフェクターは歪みが良くないと!言われますが、MS-3では完全に自分好みに仕上げることができます。
だって自分の好きな歪みペダルをループにブチ込めばOKなんですから。
しかもループが3つもあるっていうね。
MS-3と他のマルチエフェクターを比較したときに、好きなペダルをシステムに組み込むことができる点が一番の違い。
MS-3を選ぶ最大の理由と言えるでしょう。
MS-3は、名前の通りループが3つしか付いていませんが、ひょっとしたらさらにループ数が増えた製品が出るかもしれませんね。
空間系も定番どころは全部入っています。
音質も安定のBOSSクオリティなので、特に困ることはないと思います。
ちょっとコーラスの種類が少ないかも?と思いましたが、どうしても使いたいエフェクターがあれば、結局ループにぶっこめば全てオッケーなんですよね。
MS-3は単体でも使用可能
じつは、MS-3には歪み系のエフェクターも入っています。
そのため、ループに何も入れなくてもマルチエフェクター単体として使用可能となっています。
MS-3を購入するからには、ループに何かしらのエフェクターを入れる前提で購入する人がほとんどだとは思うけど、ガチれば本当に最小サイズのボードが作れそう。
ちなみに、アンプシミュレーター系の歪みはないです。
内蔵されている歪みは、あくまで歪み系ペダルのモデリングとなっています。
BOSSの定番BD-2や、RATやガバナー、Distortion+、ビッグマフなどが内蔵されています。
MS-3の欠点・不満点
とても完成度が高く、ぶっちゃけ不満らしい不満ではないんですけどね。
あくまで、MS-3のここが惜しい!ってかんじの部分を一応挙げておきますね
パッチチェンジの際に微妙に音切れがある。
ある意味ではマルチエフェクターの宿命か?
と言っても、MS-3ではほとんど気にならないレベルです。
また、MS-3のカレントナンバー機能を使えば音切れをせずにサウンドの切り替えが可能です。
これは、パッチチェンジとは違い、使用中のパッチに音を加えたり減らしたりすることができる機能なんです。
MS-3は1バンクに4つのプリセットという構成なんですが、カレントナンバー機能のおかげで実質8プリセットが使えます。
本当に便利な機能なので、MS-3を使う人はぜひ使いこなしてほしい。
ただ、パッチチェンジの音切れは、気になる人はとても気にするポイントの一つだと思います。
どうしても気になる人は、は実際に店頭で試してみることをお勧めします。
今なら店頭にも普通に在庫があるはず。
演奏中にパラメーターを調整することが難しい
これはマルチエフェクター全般に言えることかも知れませんが、コンパクトエフェクターのようにライブ会場に合わせてサッと微調整すると言ったことがなかなか難しいです。
それでもMS-3は、ほかのマルチエフェクターに比べれば操作が簡単なほうだと思います。
ちょっと歪み具合を変えたい!ってときは、ループに入れてるコンパクト本体のツマミで調整してあげれば済みますからね。
マルチエフェクターの中ではかなり操作性は良いほうだと思いますよ。
フットスイッチの踏み間違い
これも他のレビューブログなんかでも、よく言われていることだと思います。
MS-3のフットスイッチは、スイッチ同士の間隔が短いため、誤って2つ同時に押してしまうことが何度かありました。
私の足が特別大きいというわけではないと思います(笑)
靴を履いていると、尚更踏み間違いが起きると思います。
MS-3はスイッチ2つを同時押しでバンクの切り替えになってしまうので、ライブ中にこれが起きてしまうと大惨事になります(笑)
一応、MS-3の設定で2つ同時押しでもバンクの切り替えが起きないように設定することができますので、気になる人は設定を変更しておくことをお勧めします。(私は設定しています)
宅録やDTMには向いていない
MS-3にはオーディオインターフェイス機能は搭載されていません。
そのため、単体ではPCに繋いでギターの録音などをすることはできませんのでご注意を。
PCと接続すること自体は可能です。(MacでもWindowsでもOK)
BOSSの公式サイトから、専用のソフトとドライバーをダウンロードして使用します。
※Macを使用している人は、OSのバージョンに注意してください。
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MS-3とPCを接続するためのケーブルはこれ。
一本持っておくと宅録やDTMにも使えて便利だよ。
PCと接続すると、専用のソフトでサウンドを作ったり、作ったサウンドの保存や管理をすることができます。
このように、MS-3はライブやスタジオ練習に特化したマルチエフェクターとして設計されているようです。
ライブだけじゃなくて、DTMや宅録でも使えるマルチエフェクターが欲しい場合は、GT-1やGT-100、GT-1000を選んだほうが良いかもね。
ヘッドフォン端子が付いていない
MS-3にはヘッドフォン端子がありません。
そのため、ヘッドフォンをつないで音作りや練習ということができないので注意。
この点もかなりライブを意識した実戦向きな仕様になっているといえますね。
もし後継機が出るならこのあたりは付けてくれると嬉しいかも。
付属の説明書がちょっと不親切かも
「説明書なんか読まないぜ!」
「ネットの方が詳しく載ってるよ!」
という風潮があるとは思いますが、個人的には付属の説明書がちょっと不親切かなと思いました。
なのでインターネットで結構調べて操作を覚えたり、機能を知ったりしました。
特にPCに接続するあたりの説明は少なすぎでしょ!って思いました(笑)
カレントナンバー機能についても、最初はよくわかりませんでしたからね。
みんなあれでわかるのかな?
デジタル機材に慣れていないギタリストにはちょっと慣れが必要かも。
MS-3のまとめ
- 好みの歪みペダルを使いたい人
- 既存のマルチエフェクターに満足できない人
- 機材を少しでも小型化・軽量化・省スペース化したい人
この中のどれかに当てはまる人であれば、MS-3は絶対に買いです。
個人的には小型化・軽量化の恩恵がハンパない。
MS-3は、音の善し悪しだけでなく、音楽活動を取り巻く環境をかなり変えてくれる機材。
価格は46000円程と確かに少し張りますが、それだの価値は絶対にあると思います。
むしろコストパフォーマンスを考えたら安いのではと思えてきます。
また、MS-3はギターだけでなくベースにも使えるので、ベーシストの人にもお勧めです。
ギターもベースも両方弾く機会がある人にとっては最高の機材だと思います。
ベーシストの方も購入を検討するに値する機材だと思います。
それではまた。
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