こんにちは!にゃんこです!
初めてライブに出演するって、めちゃくちゃ緊張しませんか?
ちなみに私は初ライブの時、自分の出番が終わる前に死んじゃうんじゃないかってくらい緊張しました…(笑)
今回は、そんな初めてライブ出演が決まったバンドマン向けに、ライブハウスでどんな風にふるまったらいいのかを書いていきます!
ホントに全部大事なことだから、飛ばさずに最後まで読んでね。
(※スタッフさん=ここではPAさん、照明さん、ステージマンさんの総称)
リハーサルのときに意識すべきコト
さて、本番の前にすることといえば?…そう!リハーサルですね。
略してリハともいいます。
(ライブハウスではこんな風に、略されて使われる言葉も多くあるので、ところどころで紹介していくね)
それではリハーサルのときに意識すべきコト、見ていきましょう。
PAさんの言うことはちゃんと聞こう
みなさんは、PAという職業を知っていますか?
音響さん、と言ったほうが、わかりやすいかもしれません。
ライブハウスや野外ライブイベントで、後ろのほうにある大きな機械(PA卓)を操作している人のことです。
PAさんは簡単にいうと、スピーカーから出て観客席に届く音を調整してくれているんですね。
そんな音のプロフェッショナルであるPAさんとのやりとりで意識することは、ずばり受け答え。
ライブ会場によって異なりますが、
「ドラムのバスドラください」(訳:バスドラのキックを一定のテンポで鳴らしてください)
「声ください」(訳:マイクに向かって声を出してください)
のような感じで、リハーサルを円滑に進めるために、演者側に指示をだしてくれます。(それぞれの理由は、長くなるからここでは割愛するね)
ひたすら、それに従いましょう。
そして、
「モニター(中音)どうですか?」(訳:足元から聞こえてくる音はちょうど良いですか?)
と聞かれたら、ベースをもっと聞こえやすくしてほしい、自分の声の音量をもう少し下げてほしい、など、自分の要望はしっかり伝えるようにしましょう。
PAさんと協力することで、より良い音環境で本番にのぞむことができますよ!
もちろん、なければ「大丈夫です!」と伝えましょう。
リハーサルではキメを照明さんに伝えよう
ライブイベントの要とも言える、照明。
実はあのライト、照明専門の人が照明卓を指でパチパチ操作して動かしてるって知ってました?
恥ずかしながら、私は機械が動かしているのかと思ってたんですよ…。
そんな照明さんには、リハーサルの時間を利用して、演出、特に曲の「キメ」を伝えましょう。
「キメ」とは曲にもよりますが、たとえば「サビの前に全楽器が止まる瞬間」だったり、「ボーカルだけになる瞬間」など、その曲のカッコいい瞬間を「キメ」と呼びます。
そんな「キメ」が、演奏面で成功させることはもちろん、照明でもバッチリ決まったら感動しませんか?
いや、絶対に感動します。
ライブイベントのリハーサルでは、曲の一部分だけを合わせる時間があるので、
その時間を利用して、照明さんに「キメ」がある曲を聴いてもらい、演出をお願いしましょう。
照明さんに曲を覚えてもらおう
照明さんとのやりとりで特に意識すべきことは、自分たちの曲を覚えてもらうコト。
普段ライブイベントで、意識して照明を見てみると、曲とピッタリあっていることがわかります。
それは、照明さんが曲を知っているからこそできることであり、人の心を動かすためにも重要なことなんだ。
そのためオリジナル曲でもカバー曲でも、自分たちがいつも演奏している曲を覚えてもらうことで、お客さんを感動させられる素敵な照明をつけてもらえるのです!
「覚えてもらうって、いったいどうやって?」
と思ったそこのあなた。
自分たちの曲を覚えてもらうための秘訣があります、それは…ライブハウスに通い詰めること!
そうして、照明さんに自分のバンドの雰囲気や、よく演奏する曲を覚えてもらいましょう。
ライブハウスのスタッフさんに顔も覚えてもらえて、素敵な照明もつくなんて、一石二鳥ですね!
セットリストを書くときの注意点
リハーサルの前には、演者の立ち位置や、演奏する曲を記したセットリスト(PA表、セッティング表ともいう)を提出します。
セトリとも略されるこの表を書くときの注意するところは、“持ち込み機材”の欄。
「持ち込み機材って、ギターとかピックとかのことだよね?」
と思ったそこのあなた!ちょっと待って!
バンドとしてライブをするにあたってギターやピックは必携の機材なので、わざわざ書き込む必要はありません。
“持ち込み機材”の欄を書かなきゃいけないのは、エフェクターやアンプのヘッドなどを持ち込む場合です。
(エフェクター)
(アンプのヘッド)
それぞれ理由を説明すると、
エフェクターは、音色を変えるときに音量が変わっていないかをPAさんがチェックするため。
アンプのヘッドは、転換をするときにもとのヘッドを除けておく必要があるためです。
他にも、ドラムのスネアや自分専用のマイクなど、イレギュラーなものを持ち込むときに記入する欄だと覚えておいてください。
この“持ち込み機材”の欄があることで、スタッフの皆さんが効率よく仕事ができるようになるので、必ずリハーサルの前に提出しましょう。
セトリを演者が受け取るタイミングはライブハウスによって違いますが、もし当日になって渡してもらえなくても、
「セトリください!」
とスタッフさんに言ったら貰えるので、安心してね!
演奏よりも大切なマナーについてのコト
「ライブなんだから、自分がカッコよくパフォーマンスできることが一番大事!」と思っていませんか?
いいえ。それももちろん大事ですが、これから活動の幅を広げていくにはもっと大事なことがあるのです!
あいさつをしよう
会話のはじまりはあいさつから、とはよく言われていることですね。
ライブに定期的に出演したいと思っている方ならなおさら、あいさつは大事にすべき。
ライブハウスは良い意味で自由な場所なので、顔を覚えてもらえれば、また別のライブに呼んでもらえる可能性がグッと高まります!
反対に、極端に恥ずかしがっていたり、ろくに会話もせずに帰ってしまうと印象に残らず、しばらくライブに誘われない可能性も…。
なにはともあれライブハウスでは、自分の頑張りによっていくらでも人脈が広げられるので、勇気をだしてあいさつをしてみましょう!
控室をキレイに使おう
ライブハウスには、演者専用の“控室”というものがあり、リハーサルの前から本番が終了するまで使用することができます。
控室はスタッフさんがいつもキレイにしてくれているので、ゴミを残さない、床や机を汚さないなど最低限のマナーは守りましょう。
また、仲間とのおしゃべりに夢中になってついつい長居してしまいがちですが、控室に居座るのはなるべく避けましょう。
時間を守ろう
ライブイベントでは、時間は絶対に守らなければいけません。
というのも、リハーサルや本番の時間を超えてしまった場合、主催者に追加のホールレンタル料が求められることがあるからです。
場所によれば、1分でも時間を守らなければ、1時間分の利用料金を求められることもあるそう…。
ライブイベントのほとんどは、学校などの行事とは違って場所を借りるのにお金が発生するので、演奏をする曲を決める段階から余裕のある時間配分で考えましょう!
他のバンドの演奏も見よう
ライブは自分たちの出番が終われば終わり!ではありません。
できる限り他のバンドの演奏は見るようにしましょう。
あのバンドの演奏は良かった!とか、あのボーカルのMCは参考になるとか、新しい気付きや発見が絶対にあります。
逆に良くないところがあれば、なぜダメだったのか?を考えて自分たちのバンド演奏にフィードバックすることもできます。
上手な人ほど他人の演奏をたくさん見ています。
時間の許す限り、ライブでは他の出演者の演奏を見てたくさんのことを学びましょう。
また、ライブが終わったあとに、他のバンドの人と交流するときの会話のネタになったりもしますね。
初めてライブに出演する前に絶対に知っておいてほしいコトのまとめ
いかがでしたか?
私が「初ライブに出る前に知っておきたかった!」ということを紹介してみました。
ライブに出るということは緊張しますが、その分演奏が上手くいったときの達成感はたまりません!
これから初ライブを迎える方たちのお役に立てればと思います。
にゃんこ でした!またね!
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