どうも、こんにちは!
みなさんギターの指板の木材って気にしたことありますか?
主にギターの指板にはメイプルとローズの2種類が使われることが多いです。
でもじつは他にも結構色々な種類があるんですよ。
今回はそんな気になるギターの指板について説明していきたいと思います。
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メイプル指板の特徴
メイプル指板は明るい木の色が見た目の特徴です。
塗装の具合によっては、飴色になっているやつや、わりと白く見えるメイプルもあります。
だいたい、50年代や60年代のリイシューなんかのメイプルは飴色で、70年代のリイシューやモダンな仕様のギターには白いメイプル(着色してないメイプル)が使われていることが多いですね。
1950年代のフェンダーのギターやベースにはメイプル指板のものしか存在しませんでした。
そのためフェンダーといえばメイプル指板が思いつく人も多いと思われます。
音の特徴としてはブライト、パキンと明るい音が出ると言われたりもしますね。
音の立ち上がりも早く、ハッキリとしたアタック感が出やすいイメージです。
ただ、メイプル指板にはローズ指板にはないデメリットもあります。
フレット交換の費用が高い!
メイプル指板のギターはフレット交換の費用がローズ指板のギターよりも高くなる場合が多くて悲しいです。
なぜならメイプル指板は指板表面に塗装が施されているからです。
このため、指板表面の処理をどうするかで費用が変わってきます。
ローズ指板と同じ料金でフレット交換してくれるところってあるのかなー?
塗装が剥げて汚く見えてくる?
メイプル指板のギターは弾き込んでくると表面の塗装が剥がれてきます。
こうなってくると、手の汚れや汗が指板ついて黒ずんできます。
見方によってはナチュラルレリックでカッコイイ!という人もいれば、なんか汚いと感じてしまう人も。
私は結構ボロボロになったメイプル指板好きですよ。
ボロボロに壊れたガンダムに似たカッコよさがあると思います(笑)
汗で滑りやすい
メイプル指板は表面の塗装のせいでツルツルしているものがあります。
この手の指板のやつは手に汗をかきやすい人にはちょっと滑りやすく感じてしまうかもしれません。
メイプル指板の長所はない?
おそらくですが、メイプル指板の長所は特にないです。
強いて長所を挙げるなら、塗装が剥がれてボロボロになったルックスがカッコイイ!ということぐらいでしょうかね。
まあ指板の塗装が剥がれるにはかなり弾き込まないと難しいですが(笑)
メーカー側からしたら製造コストが下げれるという長所はあると思います。
でも、見た目が好きならメイプル指板のギターを買っても良いと思います。
実際に自分もフェンダー系のギターはメイプル指板のほうが好きで、メイプル指板のモデルを結構買ってます。
ローズ指板の特徴
ローズウッドは茶色から焦げ茶色の見た目が特徴です。
一言にローズウッドと言っても、ブラジリアンローズやマダガスカルローズなど様々な種類があります。
とくにブラジリアンローズは別名ハカランダと呼ばれ、ヴィンテージギターなどの指板にも使われており、とても希少な材となっています。
ハカランダ指板はとても黒に近い茶色で、実物はとても美しい指板材ですよ。
ローズウッドはメイプル指板に比べて、少し高音の落ち着いた音色になる傾向があります。
低音が出やすいとも言えます。
また、メイプルと違い指板表面が塗装されていなしので、演奏しているときに汗を吸い取ってくれるというプレイ面でのメリットがあります。
ローズ指板のギターは反りにくい?
ローズ指板のギターはメイプルの表面にローズを貼り付けています。
つまりネックに2種類の木材を使用しているということになります。
このため、メイプルワンピースのネックよりも環境の変化やネックの反りに強いと言われたりもします。
ローズウッドにはオイルを塗ろう!
基本的にローズウッドの指板は無塗装なので、定期的にレモンオイルなどでメンテナンスしてあげましょう。
メンテナンスをせずに乾燥した状態が続くと、最悪の場合、指板に割れができてしまうこともありますよ!
私はよくこれを使っています。
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でも塗りすぎに注意してね!
ローズウッドが使えなくなる?
最近ではローズウッドそのものが枯渇しているようで、2017年にはワシントン条約によりローズウッド全種の国際間取引制限が始まりました。(全く使えなくなったわけではない)
各ギターメーカーもこの事態を重く受け止め、ローズウッドに変わる代替材を試験的に導入したりしているようですね。
特にフェンダーがローズウッドの代わりに採用したパーフェローという材は結構注目されていますね。
これからローズウッドを使用したギターが入手困難な時代が来るかもしれませんね。
どちらの指板を選ぶべきか?
ここまではメイプル指板とローズ指板のそれぞれの特徴について説明してきました。
それではどちらを選ぶべきなのか?
結論から言うと、見た目が好きなほうで良いと思います。
もうこんなのは完全に見た目でOK!
強いて言うなら、手に汗をかきやすい人はローズウッドのほうが滑らなくていいかも。
その他の指板材
ギターの指板にはメイプルとローズ以外にも種類があります。
エボニー
いわゆる黒檀ですね。
非常に固くてツルツルしている黒色の木材です。
メイプルやローズに比べて、とても高価な材なので、主に高価格帯のギターやベースに使われることが多いです。
Gibsonのレスポールカスタムや335の指板材として有名ですよね。
2012年以降に生産されたGibsonのエボニー指板を採用している機種は一部のモデルを除いてリッチライト指板になっています。
もしエボニー指板のレスポールカスタムや355が欲しいのであれば、それ以前の年式を探して買いましょうね。
私もエボニー指板のカスタムは持っていますけど、指板がツルツルで弾き心地が良いですよー。
リッチライト指板は試したことないので、そのうち試してみたいです。
パーフェロー
ローズウッドの代用材として最近のフェンダー系のギターに使われています。
見た目はほぼローズウッドで、やや茶色の色味が明るいかなー?ってかんじの材です。
これもまだ試したことないんですよね。
だれかパーフェロー指板の使い心地教えてください(笑)
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追記
パーフェロー指板のギター買いました。
レビュー記事はこちら↓
ベイクドメイプル
お菓子みたいな美味しそうな名前ですが、メイプル指板に加熱処理を行った材のことを言います。
加熱処理によって色が変わり、一見しただけではローズウッドにしか見えません。
ただ、近くでじっくり見てみると、やはりローズとはちょっと違うなというのがわかります。
2012年頃からGibson製のギターに使われだして、一時期話題になっていましたが最近はどうなんでしょう?
もう使うのやめたのかな?
残念ながらベイクドメイプルも弾いたことがないのでレビューできないです(笑)
リッチライト
まず、リッチライトは木ではありません。
再生紙をフェノール樹脂で固めて作った人工木材です。
人工木材といえば、90年代のグレコのレスポールカスタムのコピーにも使われていた気がします。
これも弾いたことないので音のほうはどうなんでしょう?
リッチライトは最近ではエボニーの代替材として使われています。
触ってみたかんじ、エボニーは表面がツルツルしていますが、リッチライトはもっとツルツルしている印象です。
見た目は真っ黒でとてもカッコイイと思います。
ギターの指板材のまとめ
いかがでしたか?
ギターの指板もなかなか奥が深い世界ですよね。
こだわる人はトコトンこだわる部分の一つですね。
ただ、個人的にはあまり深く考えずに、見た目で選ぶのが良いと思います。
木材がこれだから好きとか嫌いではなくて、弾きたいと思わせてくれるギターが良いギターだと思いますよ。
それではまた!
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