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フェンダー・ジャズマスターの選び方・おすすめの機種のまとめ

フェンダー・ジャズマスターの選び方・おすすめの機種のまとめ

こんにちは、かいちょーです。

今回はFender Jazzmaster(フェンダー・ジャズマスター)について紹介していきたいと思います。

ジャズマスターは、使っている人の少ないマイナーなギターというイメージを持っていませんか?

たしかに、テレキャスターやストラトキャスターに比べたら使っている人は少ないかもしれません。

だからこそ、ジャズマスターを愛用しているギタリストは本当にジャズマスター好きな人なんだと思います。

ここではそんなジャズマスターの魅力についてたっぷりと語らせてもらいますね。

 

Fender Jazzmaster(フェンダー・ジャズマスター)とは?

フェンダー・ジャズマスターは1958年にFender社から発売されたエレキギターです。

当時のジャズギタリストたちに受け入れられるギターを目指して開発されました。

ジャズマスターという名称の由来はここから来ています。

一応、ストラトキャスターやテレキャスターの上位機種ということで製造されたのですが、当時はいまいち人気は出なかったみたいです。

 

ジャズマスターはどんな音楽に向いてるの?

ジャズマスターは、ハードロックやメタル以外ならだいたいはこなせるギターだと思います。

現在では、オルタナ系やグランジロック、シューゲイザー系のミュージシャンに使用している人が多いみたいです。

個人的にはボカロ系やアニソン系の音楽をやっているバンドのギタリストにジャズマスター使いが多い印象ですね。

You Tubeの弾いてみた系の動画を挙げている人にもジャズマスターの愛用者をよく見かけます。

最近の邦楽ロック・バンドにはジャズマスターを使っているやギター・ボーカルが多いような気もします。

 

ジャズマスターはどんな人にオススメ?

実際に持ってみたらわかるんだけど、ジャズマスターって結構ボディが大きいんですよ。

そのせいか、ちょっと他のギターに比べたら重い個体が多いかも。(ジャズマスターは3kg後半の個体が多い気がする)

そのため、背の低い人や女の子には少し大きくて使いにくいかもしれません。

だからといって、女の子でジャズマスターを使っているギタリストがいないわけではありません。

ナンバーガールの田淵ひさこさんは日本のジャズマスター使いとして有名です。

むしろ、大きなギターを体の小さな人が使いこなしてたらカッコイイかもですね

 

フェンダー・ジャズマスターの特徴

ジャズマスターには他のギターとは違う、少し変わったいくつかの特徴的な仕様があります。

 

シンクロナイズド・フローティング・トレモロ

ジャズマスターにはシンクロナイズド・フローティング・トレモロというビブラートユニットが搭載されています。

これこそがジャズマスターのアイデンティティの一つでしょう。

構造としてはビグスビーアームに近く、ストラトキャスターに搭載されているシンクロナイズド・トレモロよりも滑らかなビブラートが可能になっていること。

アームはストラトのようにねじ込んで入れるタイプではなく、ポンッと押し込んで入れるタイプ(ポップイン式アーム)

 

ジャズマスター専用ピックアップ

ジャズマスターのピックアップはちょっと大きく、Gibson社のP-90ピックアップのように見えるかもしれませんが、ちゃんとしたシングルコイルピックアップです。

通常のシングルコイルよりも音は太く、ジャズマスター独特のサウンドの大きな要素の一つでしょう。

 

プリセット・トーン/ボリューム回路

ジャズマスターにはプリセット・トーン/ボリュームという回路が組み込まれています。

この回路をオンにすると、フロントピックアップのみが使用できるようになります。

スイッチの近くにある2つのノブでボリュームとトーンを調整できます。

これにより、演奏中にいつでも設定した音色に切り替えることが可能になっています。

意外とこの機能を知らずにジャズマスターを使っている人は多い。

その反面、あまり使われない機能なので、回路自体をカットして使っている人も多い。

私もこの回路をカットして使用しています。

だって使わないんだもん・・・

 

左右非対称のオフセットボディ

ジャズマスター最大の特徴というべきは、このボディのデザインでしょう。

オフセットは左右非対称という意味で、座っても立ってもギターを弾きやすくするためのアイデアでした。

このため、ジャズマスターはストラップをつけてギターを構えたときのバランスが非常に良いです。

ヘッド落ちなどはほとんどありません。

 

ジャズマスターの欠点と解決策

ジャズマスターは一部からは欠陥ギターと言われることもあります。

その理由は、テンション不足による弦落ちとバズ・ビビリに由来しています。

 

ジャズマスターの弦落ち問題

ジャズマスターは弦のテンションが低く、強くピッキングすると弦がブリッジから落ちることがあります。

 

ジャズマスターのバズ・ビビリ問題

ジャズマスターは構造上、ブリッジのコマが共振してバズ・ビビリが発生する場合があります。

 

ジャズマスターの欠点の解決方法は?

定番の解決方法として、バズストップバーを取り付ける方法があります。

 

本体に無加工で取り付けることができます。

バズストップバーを付けることで、弦に強いテンションをかかるようになります。

プラスドライバー1本でネジ止めするだけなので、作業も簡単。

ジャズマスターの定番改造の一つ。

 

もうひとつの改造方法として、ムスタング用のブリッジを取り付けるという方法もあります。

 

こちらも無加工で取り付けが可能。

サドルの溝が深く、弦落ちがしにくくなります。

 

どちらか片方だけでも対策としては効果はありますが、両方行うとほぼ完全に弦落ちやビビリを防ぐことができます。

弦落ちやビビリに悩んでいる人はぜひお試しあれ。

 

その他の解決方法には、弦のゲージを太いものに変えるという方法も。

弦が太くなるとテンションが強くなるので、弦落ちが発生しにくくなります。

しかし、この場合はナットを交換する必要が出てくるため、リペアマンに依頼するほうが良いでしょう。(少し太くするぐらいなら、ナットの交換も必要はないですよ)

 

ジャズマスターのボディが大き過ぎる問題

意外にこれは知られていない。

とにかくジャズマスターはデカイ。大きなギターなんです!

そのため、普通のギターケースではジャズマスターが入りきらないという事故がたびたび起きます。

ジャズマスターが入るケースは結構限られているので注意が必要です。

 

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この純正のFenderギグバッグなら、ジャズマスターはもちろん、ジャガーなどの非対称ボディのギターも収納できます。

ジャズマスターのケース選びに困っている人にはオススメです。

Fender純正品で見た目もカッコイイです。

 

現行品のフェンダー・ジャズマスターの種類と選び方

現在、入手可能なFender Jazzmastarについて説明していきたいと思います。

ジャズマスターの購入の際の参考にしてみてください。

ぜひお気に入りのジャズマスターを見つけましょう!

 

FENDER MIJ Traditional ’60s Jazzmaster

日本製Fenderのジャズマスター。

60年代のジャズマスターのリイシュー(復刻版)です。

これぞまさにジャズマスターっていう王道モデル。

ジャズマスターの中では価格も安く、どのジャズマスターか迷ったらこれで良いかと。

改造ベースにもピッタリで、自分好みのジャズマスターに仕上げるのも楽しいかも。

私も一本持っていて、ハムバッカーに改造して使っています。

 

FENDER MIJ Traditional 60s Jazzmaster Rosewood Blue Flower

ブルフラワー柄のジャズマスター。

とにかく見た目のインパクトがすごい!

基本的なスペックは「FENDER MIJ Traditional ’60s Jazzmaster」と同じです。

完全に見た目が違うだけ。

 

コレクションアイテムの側面が強いかもしれませ。

しかし、普通に楽器としても使えるジャズマスターです。

見た目のインパクト重視の人は検討してみてもいいかも。

 

FENDER MIJ Traditional 60s Jazzmaster Rosewood Pink Paisley

ピンクペイズリー柄のジャズマスター。

見た目のインパクトはブルーフラワー柄以上かも(笑)

 

こちらもブルーフラワー柄同様、コレクション性が高いジャズマスターだと思います。

ライブハウスやスタジオに持って行けば目立つこと間違いなし。

ジャズマスターはボディが大きいので、意外とこういう柄物が映えるかもしれません。

 

FENDER MIJ Hybrid Jazzmaster

ヴィンテージ風の外観を残したまま、演奏性を高めたFENDER MIJ Hybridシリーズのジャズマスター。

 

MIJ Traditionalシリーズよりも価格は高くなりますが、演奏性はこちらのほうが上でしょう。

指板のRが緩やかだったり、ロック式ペグが採用されていたり、より現代的な造りになっているジャズマスターです。

 

FENDER MEXICO Player Jazzmaster

FENDER Playerシリーズのジャズマスター。

より現代的な音楽にマッチするようにモダンな仕様が盛り込まれたジャズマスターです。

 

現在購入できるフェンダー・ジャズマスターの中では一番価格が安く、カラーバリエーションも豊富です。

様々な音楽に対応できる万能なジャズマスターです。

フラットな指板や大きめのフレットなどが採用されているので、弾きやすさも抜群です。

ピックアップもハムバッカーになっているので、普通のジャズマスターよりも強く歪ませることができます。

ヴィンテージスタイルにこだわらないのであれば、オススメの一本。

 

Fender Player Jazzmaster のレビュー記事はこちら↓

 

FENDER MEXICO Road Worn ’60s Jazzmaster

新品ながらヴィンテージギターの雰囲気を楽しめる人気のロードウォーンシリーズのジャズマスター。

 

ピカピカのギターよりも、使い込まれた雰囲気のギターが好きな人にオススメ。

私もこのシリーズのテレキャスターを持ってますが、メチャクチャ良いです!

ロードウォーンシリーズは、あまり店頭に置かれていないので、実際試奏できる機会があまりないのが残念。

 

FENDER MEXICO Vintera ‘60s Jazzmaster 

Fender Vinteraシリーズは、各年代の見た目やディティールを忠実に復刻したモデルです。

ピックアップも専用の物が搭載されており、ヴィンテージのフィーリングとサウンドが楽しめるシリーズです。

 

Vinteraシリーズは、今までのクラシックシリーズに代わる新しいシリーズですね。

ヴィンテージスペックを求めるのであればこのシリーズで良いでしょう。

カラーバリエーションもJAPANやUSAにはないレアカラーが揃っているので、お気に入りの一本が見つかるかも。

個人的には画像のアイスブルーメタリックカラーが好きです。

 

FENDER USA American Performer Jazzmaster

Fender USAのAmerican Performerシリーズの現代的なアレンジが加えられたジャズマスター。

 

このジャズマスターはとにかく弾きやすいです。

また、ブリッジとトレモロがストラトキャスターと同様の物になっているため、ジャズマスターの欠点である弦落ちとビビリが発生しません。

ヴィンテージスタイルにこだわらなければ、コスパの良いジャズマスターといえます。

 

FENDER USA Limited Edition American Pro Jazzmaster

通称アメプロ。

American Professionalシリーズのジャズマスターです。

現代版ジャズマスターの決定版です。

 

どれを買おうか迷ったらこれでオッケー!という安心感があります。

指板材もメイプルかローズを選べます。

特に大きな不満のないジャズマスターだと思います。

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FENDER USA American Original ‘60s Jazzmaster

American Originalシリーズのジャズマスター。

このシリーズの特徴は、ヴィンテージの外観を損なわない範囲で現代的な使用を盛り込んでいるところです。

塗装もラッカー塗装になり、雰囲気は抜群!

ヴィンテージスタイルのジャズマスターの中では最も価格の高いグレードです。

 

カラーバリエーションも多く、ハードケースも付属します。

演奏性も高く、価格が高いだけあって満足度は非常に高いでしょう。

一生物のジャズマスターが欲しい人にオススメのシリーズ。

ラッカー塗装の質感も高級感があって、所有欲を掻き立てられます。

 

American Originalシリーズのストラトのレビュー記事はこちら↓

 

FENDER USA American Ultra Jazzmaster

American UltraシリーズはFender USAのレギュラーラインの最上級グレードになります。

アメプロシリーズよりもさらに洗練された、まさにウルトラなジャズマスターです。

 

ノイズレスピックアップにロック式チューナーを装備。

ネックエンド部もヒールレス加工がされており、演奏性はかなり高いジャズマスターです。

ヘッドのFenderロゴも金属のエッチング処理がされており、高級感がすごい!

まさに最上級の名に恥じないスペックを備えています。

正直、自分で改造する部分がないよねっていうぐらい完成されたジャズマスターだと思います。

価格も高いですが、買って物足りなさを感じることはないと思います。

カラーラインナップもこのシリーズのための新色となっています。

 

FENDER Limited Edition 60th Anniversary Triple JM Daphne Blue

ジャズマスターの誕生から60周年記念の限定ジャズマスター。

Tim Shawによってキャリブレーションされた3基の専用ピックアップを搭載、ネックプレートも60周年の記念ロゴが入った特別仕様のジャズマスターです。

 

2018年の限定品のため、市場に流通している在庫限りとなります。

気になっている人はお早めの購入をオススメします。

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FENDER MEXICIO Troy Van Leeuwen Jazzmaster Oxblood

オルタナティブロックバンド「Queens of the Stone Age」のギタリスト トロイ・ヴァン・リーウェンのシグネイチャーモデル。

 

ネックや指板、フレットはヴィンテージスタイルで仕上げられています。

バウンドネックにブロックポジションマーク、オックスブラッドカラー(ほぼ黒に近い、濃紺~ダークレッドの色味)のマッチングヘッドという非常にカッコイイ仕様。

サドルがムスタング用のサドルになっており、プリセット回路がトグルスイッチになっているのでスイッチング奏法が可能になっています。

 

Squierのジャズマスターはどうなの?

フェンダー・ジャズマスターが高いと思う人は、スクワイヤーのジャズマスターを検討してみてはどうでしょうか?

Fender直系ブランドなだけあって、リーズナブルながらもギターとしての基本性能が高く、面白いモデルも多いですよ。

 

SQUIER J Mascis Jazzmaster Vintage White

ダイナソーJrのギタリスト Jマスシスのシグネイチャーモデル。

じつはジャズマスター愛好家の間では密かな人気モデルなんです。

 

アノダイズドゴールドピックガードが特徴的なルックス。

ブリッジもレスポール同様、チューンOマチックに換装済みで、激しくピッキングしても弦落ちしない!

ピックアップも出力が高いものが載っています。

 

Jマスシスのシグネイチャーモデルのレビュー記事はこちら↓

 

SQUIER Classic Vibe ’60s Jazzmaster

Squierの最上位機種クラシックバイブシリーズのジャズマスター。

 

このシリーズはやはりコスパがすごい!

私もこのシリーズのギターは何本か持っていますが、価格以上のクオリティだと思います。

 

フェンダー・ジャズマスターのまとめ

いかがでしたか?

今回はフェンダー・ジャズマスターについて説明させていただきました。

ジャズマスターの魅力は伝わったでしょうか?

意外とバリエーションの数が少なそうで、結構あったりするんですよ。

また、ジャズマスターは改造のしがいがあるギターだとも思うので、弾く楽しみだけではなく改造する楽しみ方もあるギターです。

ぜひお気に入りのジャズマスターを見つけてみてください。

ジャズマスター以外のFender製ギターの購入を考えている人はこちらも合わせて読んでいただくと参考になると思います。

それではまた。

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「ギターハック」の管理人。今までに購入したギターの本数は100本以上。主にギターに関するレビューやお役立ち情報を記事にしていきたいと思います。少しでもあなたの音楽活動の役に立てれば幸いです。趣味はギターの改造とリペア。ギター教室にも通っています。気になる記事や良いと思った記事があったらシェアしてもらえると嬉しいです♪