どうも、かいちょーです。
Fender(フェンダー)と言えば、超有名なギターメーカー。
ギターを趣味にしている人なら一度は見たり聞いたりしたことはあるはず。
田舎の街の楽器屋さんにも必ず置いてあるレベルですね。
そのFender(フェンダー)ですが、じつは生産地の違いによってブランドが分けられているのです。
- Fender Japan(フェンダージャパン)
- Fender MEX(フェンダーメキシコ)
- Fender USA(フェンダー)
以上の3つに分けられています。(一応、韓国や中国のFenderも存在しますが、ここでは割愛)
今回はこの中のFender MEX(フェンダーメキシコ)について紹介していきたいと思います。
Fender MEX(フェンダーメキシコ)の価格帯は?
少し前まではJAPAN<MEX<USAの順に価格が高かったのですが、
近年では、JAPANの度重なる値上げによってJAPAN=MEX<USAになってきている気がします。
大手楽器店などではアウトレット品ということでJAPAN製よりも安く販売されていることもよくあります。
中古品の相場もJAPANとMEXでは同じくらいの相場になっていますね。
下手したらJapanよりも安く買える場合も結構あったり。
新品の相場は、モデルによりますが10万円前後あれば色々と選べると思います。
Fender USAとの違いは?
厳密にいえば、Fender MEX(フェンダーメキシコ)というブランドはないんですよね。
メキシコにあるバハ・カリフォルニア州のエンセナダ工場で作られているフェンダーのことを便宜上、Fender MEX(フェンダーメキシコ)と呼んでいるだけなのです。
ギターの木材やパーツはUSAと全く同じものを使用。
製造工程で使われる作業機械も、すべてUSAと同じものです。
パーツのサイズ等もFender Japan(フェンダージャパン)がミリサイズが採用されているのに対して、Fender MEX(フェンダーメキシコ)はUSAと同じインチサイズのパーツが採用されています。
おそらくメキシコのほうがアメリカより人件費が安い分USAより安くギターを作ることができるからでしょう。
ちなみに、Fender USA(フェンダー)はカリフォルニア州のコロナ工場で生産されています。
Fender MEX(フェンダーメキシコ)のラインナップ
Fender MEX(フェンダーメキシコ)はUSAとJAPANとも違う面白いシリーズがあったりします。
例えば、今ではすっかり定番モデルになってしまったサイクロンなんかは実はメキシコ製がオリジナルだったりします。(後に人気が出てUSAからもサイクロンが発売されました。)
他にもトルネードやナッシュビルテレキャスター、パワーハウス ストラトなど、メキシコ製フェンダーにはとても意欲的なモデルが多いように感じます。
定番のストラトやテレキャスなど、伝統的なFenderのギターから、デュオソニックやメテオラのようなちょっと変わったギターもあります。
Player Series(プレイヤーシリーズ)
フェンダーメキシコの中では最も安い価格帯のシリーズ。(旧スタンダードシリーズ)
現時点では、「一番安く買えるFender」と言えます。
コスパが良く、バリエーションが多いです。
メキシコのラインナップの中では一番種類が多いのではないでしょうか?
ストラトやテレキャスはもちろん、ジャガーやジャズマスター、デュオソニックやムスタングもあります。
初心者の初めてのギター、中級者や上級者のサブギターとしてもオススメのシリーズ。
あまりにコスパが良いんで、僕もPlayerシリーズを何種類も買ってしまいました笑
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マジでオススメ。
Fender Player Stratocaster (ストラトキャスター)のレビュー記事はこちら↓
Fender Player Jazzmaster (ジャズマスター)のレビュー記事はこちら↓
Fender Player jaguar (ジャガー)のレビュー記事はこちら↓
Fender Player Duo Sonic HS(デュオソニック) のレビュー記事はこちら↓
Classic Series(クラシックシリーズ)
通称クラシリ。(現在は廃盤)
ストラトやテレキャス、ジャガーやジャズマスターの各年代の特徴をそのままに復刻させたヴィンテージスタイルのクラシックシリーズ。
不定期でオールラッカーで塗装された数量限定品が販売されることもあります。
Vintera Series(ヴィンテラシリーズ)
クラシックシリーズの代わりに始まった新シリーズです。
今後は、ヴィンテージのリイシューはこのヴィンテラシリーズで発売されるみたいですね。
クラシックシリーズとの大きな違いは、ローズウッド指板のモデルが存在しないこと。
その代わりに、パーフェロー指板のモデルがラインナップされています。
ギターの指板材まとめ記事はこちら↓
シリーズの刷新に伴い、価格が全体的に値上げされてしまったので、メキシコのお買い得感がちょっと薄れてしまいましたね。
クラシックシリーズの時にはなかったモデルや、カラーなどが追加されたのは嬉しいポイント。
Classic Player Series(クラシックプレイヤーシリーズ)
ヴィンテージの風味を残しつつも、ラジアス指板やミディアムジャンボフレットなどの現代的な仕様を盛り込んだギターが多い。
一風変わったモデルも多いですが、基本的にギターとしての性能が高く、価格的にも購入しやすいラインナップ。
限定品などもよくこのシリーズから販売されたりしますね。
カスタムショップのマスタービルダーが監修している製品があるなど、全体的に楽器としてのクオリティが高いです。
テレキャスター・シンライン・デラックス のレビュー記事はこちら↓
Deluxe Series(デラックスシリーズ)
意欲的・挑戦的なモデルが多いのがこのデラックスシリーズ。
フェンダーメキシコの中では上位の価格帯。
ロードハウスストラトキャスターやナッシュビルテレキャスターはこのシリーズのラインナップですね。
Fender Mexico Deluxe Nashville Telecaster のレビュー記事はこちら↓
Road Worn Series(ロードウォーンシリーズ)
ラッカー仕上げにハイクオリティなレリック加工が施されたロードウォーンシリーズ。
個人的にはロードウォーンシリーズの完成度はとても素晴らしいと思っております。
本当かどうかわかりませんが、噂ではロードウォーンシリーズの木材はカスタムショップで弾かれた木材を使っているとか。
しかしそんなことが気にならないぐらい素晴らしいシリーズだと思います!
Fender Mexico ROAD WORN 50s Telecasterの評価・評判ってどうなの?↓
Artist Series(アーティストシリーズ)
有名なアーティストのシグネイチャーモデルがラインナップされています。
Fender USAのアーティストシリーズのラインナップとは全然違うので、見ているだけでも面白いです。
もちろんギターとしての完成度も高い。
フェンダーメキシコには実用的なギグバッグが付属するよ
以上の様に、フェンダーメキシコにはヴィンテージスタイルからモダンスタイルまで、
バラエティ豊かなラインナップになっているのがわかったでしょうか?
これに加えて、フェンダーメキシコのほとんどのシリーズには実用的なギグバッグが付属。(Player シリーズはソフトケースが付属)
Fender JAPANのようなペラペラのソフトケースではなく、
しっかりとした Fender 純正のデラックスギグバッグが付属する点も地味に嬉しいところ。
フェンダーメキシコの個人的おすすめモデルはこれだ!
私の独断と偏見でオススメさせてもらえるなら、Road Worn Series(ロードウォーンシリーズ)をオススメしたい!
この価格帯でラッカー塗装仕上げ、レリック加工というのは本当に凄い!
USAのカスタムショップ製だと数十万円クラスのギターが、メキシコ製なら10万円台で買えてしまう。
単なるヴィンテージのリイシューでもなく、出力がやや高めのTEX-MEXピックアップや大きめのフレットなど演奏性が高くなる工夫も施されています。
Fender Mexico ROAD WORN 50s Telecasterの評価・評判ってどうなの?↓
あと、これも完全に私の感想ですが、なぜかこのシリーズには軽い固体が多いのもオススメする理由です。
軽いギターはやっぱりいい!
長時間のステージでも全然疲れない。
Fender MEX(フェンダーメキシコ)の欠点!?
Fender MEX(フェンダーメキシコ)の唯一の難点はですね…
それは置いてある楽器屋さんがとても少ないということです!
おそらく地方の楽器屋にはほぼ流通していないのではないでしょうか。
都内の大手の楽器屋さんであれば結構置いてたりするんですけどねー
「試奏なんて必要ないぜ!」っていうロックなギタリストはAmazonなどの通販サイトで買うというのも選択肢の一つです。
Amazonは結構フェンダーメキシコの在庫が多い。
サウンドハウスも結構ありますね。
このように、なかなか実物に触れることができないのがFender MEX(フェンダーメキシコ)の欠点ですね。
だからこそフェンダーメキシコの良さに気づいている人もそんなに多くないのかも!?
フェンダーメキシコのまとめ
いかがでしょうか?
フェンダーメキシコの魅力が伝わったでしょうか?
もちろんUSAもJAPANも良い楽器ですが、Fender MEX(フェンダーメキシコ)は本当にオススメです。
ラインナップも本当に面白い!
そのまま使っても良し!改造しても良し!
改造する際は、ちゃんとインチサイズのパーツを使いましょうね。
それではまた!
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