こんにちは!にゃんこです。
最近、無性にベースを始めたくなってきて、中古のベースを思い切って購入しました。
しかし!届いたはいいものの、ピックアップの一番重要な部分である「ポールピース」がサビてまして…。
アンプに繋ぐと一応音はでたのですが、サビてると見た目がパッとしないということで、ポールピースのサビの落とし方について調べてみました。
すると、自宅でも簡単にできるサビ取りの方法を発見!
素人なりにリスクを覚悟でやってみると、期待以上にポールピースがキレイになり、音も以前よりスッキリして驚きました。
ということで、今回はピックアップのポールピースの超簡単なサビの落とし方をシェアしていきます。
ポールピースとはどの部分?
普段私たちが「ピックアップ」と呼んでいる部品には、ネジのほかに丸い金属が、等間隔でいくつも並んでいますね?
これが「ポールピース」というものです。
ここでは詳しい説明は省きますが、ポールピースはベースの音を出すための大事な部品なので、慎重に扱わないといけません。
ポールピースのサビを取るために必要なもの3つ
作業をする前に、必要なものはすべて準備しておきましょう!
ここでは、私が実際にサビ取りの時に使ったものを紹介します。
1.Holts サビ取り消しゴム細目タイプ
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私はサビ取りのとき、この「Holts サビ取り消しゴムタイプ」を使いました。
画像の左上を見てもらうと分かるのですが、実はこれクルマ用なんですね。
なので、オートバックスなんかでも売っていますよ。
ちなみに、同じく画像の真ん中、右のあたりに♯120とありますが、これは目の粗さを表していて、数字が小さいほど目が粗くなります。
同じ会社の商品に、♯60でピンク色をした、同じパッケージの商品があるので、買うときに間違わないように注意しましょう。
目が粗すぎると、ポールピースを傷つけてしまう可能性が上がっちゃう。
2.プラスドライバー
ピックアップカバーを外すために使います。
ピックアップカバーを外さずサビ取りをすると、ピックアップカバーに傷がついてしまう可能性があります。
カバーに傷をつけたくない人は、ちょっと面倒かもしれないけどカバーを外しておきましょう。
私の場合は、ピックカバーに隠れている側面部分のサビまで落としたかったのでカバーを外して作業しました。
少しでもキレイな状態にしたいなら、できるだけピックアップカバーは外したほうがいいと思います。
3.ティッシュやクロスなど
ティッシュなどを使って、ポールピースから落としたサビがピックアップの内部に入らないようにします。
ティッシュでなくても、汚れてもよくてサビの削りカスが落ちるのをガードできそうなものだったら何でもいいですよ。
たとえば、ギタークロス(布)やピックアップの形に切り取った紙をセットするとかでも全然オッケーです。
ポールピースのサビを取るための3ステップ
さて、準備はできたでしょうか?
ここからは、ポールピースのサビを取る手順とコツを、画像付きでわかりやすく解説していきます。
1.ピックアップカバーを外す
まずはピックアップカバーを、プラスドライバーを使って慎重に外します。
作業する時に邪魔になるので、弦はあらかじめ外しておきましょう。
近くでみると、やっぱり側面にも結構サビが…。
ちなみに、サビにもいろいろ種類がありまして、私のポールピースにへばり付いているのは「赤サビ」と呼ばれるもの。
少しでもこの「赤サビ」が発生すると、進行が早くてどんどん広がっていくんだとか。
ちょっとやそっとじゃ落ちないサビもあるから、サビについても色々調べてみてね。
2.ティッシュなどでピックアップを囲う
こんな風に、ピックアップカバーを外した後、ピックアップの周りをティッシュなどで囲います。
理由はさっき書いたように、ポールピースから落としたサビをベースの中に入れないため。
作業中、ティッシュの表面に削り落としたサビがたまってきたら、こまめにゴミ箱へ捨てるようにしましょう。
うっかり削りカスを撒いてしまったら掃除が大変!
3.サビ取りでサビを落としていく
これだけサビたポールピースが果たしてどこまでキレイになるのか…。
サビ取りのコツは、ポールピースを傷つけないように優しく削ること!
ちなみに、私はサビを削るときにベースを寝かせていたのですが、座っていると体制がキツかったのでうつ伏せで作業してました。
力加減に気を付けながら、サビ取り消しゴムの、角や側面を使ってゴシゴシ。
削りにくくなってきたら、その部分をカッターで切りながら作業を進めていきます。
じゃじゃーん、サビ取り後の写真です!
光ってますよ(笑)
こんなにキレイになるとは思ってなくて、自分でも驚いています。
かかった時間は、ピックアップ1個につき、約1時間半。
時間かけ過ぎたw
慣れていないので時間がかかったのだと思います。
あと、作業してるうちに楽しくなっちゃったのでトコトンやってみた結果ですね。
ちょっとキレイにするだけならこんなに時間はかからないですよ。
どこまでキレイにするかは完全に気持ちの問題です。
でも、サビ取り消しゴムだけでこれだけキレイになるなんて、思ってもみませんでした。
【録音】サビを落とす前後の音を比較してみた
ボールピースのサビを落として気になることは、サビがある時とない時でどれだけ音に違いがあるのかという所ではないでしょうか?
私も知りたかったので、サビを落とす前後の音を録音してみました。
こちらは、サビを落とす前の音。
こちらは、サビを落とした後の音です。
アンプのツマミの設定も極端には変えてないのに、サビを落とす前よりも後のほうが、モコモコした感じが消えてスッキリとした音になった気がしませんか?
これほど変化があると、頑張ってサビを落としたかいがあるってもんです。
ポールピースのサビ取りのまとめ
ピックアップについているポールピースのサビを取る方法を紹介しました!
どうでしたか?
私は、意外と自宅でも修理じみたことができるんだなぁと思いました。
今回紹介した方法は、ギターでもベースでも使える方法なので、ピックアップのサビが気になっている人はぜひ試してみてください。
もちろん、この作業を通してポールピースに傷がついたり、壊れたりしないと言い切ることはできないので、自分の楽器を傷つけるのが怖い方には楽器屋さんの利用をオススメします。
それに、ポールピースはそれだけもバラ売りされているので、あまりにサビが酷かったら、ポールピースそのものを交換したほうがいいかもしれませんね。
勇気のある人は、今回のサビ取りにぜひチャレンジしてみてください!
にゃんこ でした。またね!
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