こんにちは!にゃんこ です。
『音楽理論』と聞くと、クラシック音楽とかオーケストラとかをやってる人が勉強する、堅苦しい学問に聞こえてしまいますね。
しかし、音楽理論はバンドマンにも無縁な話ではないのです。
そこで今回はバンドマン向けに、音楽理論は知っておいたほうがよいのか?という疑問を解決していくよ。
後半では音楽理論について、できるだけわかりやすく解説しているから、少しでも興味があったら読んでみてね。
そもそも音楽理論とは?
まず音楽理論とは、難しく言うと音楽の構造や手法を理論立てて説明するものです。
簡単に言い換えると、ある曲がどんなメロディやリズム、コードで作られたかを説明するものが音楽理論とも言えます。
とっつきにくいと思われがちですが、1つ1つじっくり見ていくと意外と理解できるものばかりなんですよ。
音楽理論ってバンドマンでも知っておいたほうがいいの?
結論からいうと、知っておく必要はありません。
でも、知っているほうがあらゆる場面で得です。
というのも、バンドマンにもいろいろなタイプの人が居るからです。
有名になりたい一心でオリジナル楽曲を作って音楽活動をしている人や、学校の部活動でなんとなくコピーバンドをやってる人などなど…。
そして、もしあなたがオリジナル曲を将来的にでも作ろうと考えているのならば、音楽理論を知っていた方が絶対に得です。
やはり理論的に考えることで、人を感動させる素敵な曲も作れちゃうからです。
ちなみに、私はスタジオなんかで音楽理論を知っている人同士の会話に入れなくて悔しい思いをしたことがあります・・・
それが音楽理論を勉強しようと思ったキッカケでした。
ということでここからは、ギタリストが作曲したいときに使える音楽理論を、少しだけお話しようと思います。
ギタリストがすぐに使える音楽理論5選
この5つさえ知っていれば、すぐに曲作りができちゃうよっていう音楽理論をピックアップしてみました。
できるだけ簡単に説明してあるから、「音楽理論は難しくて無理!」という人でも受け入れられるはず!
1.音名について
音名とは文字通り、音の名前のことです。
音の名前といって、何か思い浮かぶものはありますか?
そう、 みなさんがよく知る “ドレミファソラシド” は、“8つの音名” を並べたものなのです。
しかし、ギターのコードはドレミファソラシドではなく、“CDEFGABC” と表されるのが、音楽の世界では一般的。
- ド=C
- レ=D
- ミ=E
- ファ=F
- ソ=G
- ラ=A
- シ=B
なのでまずは、“ドレミファソラシド” と “CDEFGABC” を対応させて覚えましょう。
4番目でわかるんだけど、作曲する上でこの順番がわかっている事はとても大切。
2.メジャー・キーと、マイナー・キーについて
キーにはメジャー・キーとマイナー・キーがあるという事を知っておきましょう。
ざっくりとですが
〇メジャー・キーは明るい雰囲
〇マイナー・キーは暗い雰囲気
という違いがあると思ってもらえれば大丈夫です。
基準の音(ルート音)をメジャーにするかマイナーにするかで、曲の雰囲気がガラッと変わるよ!
※ちなみにキーとは、カラオケで曲の音程を調節するときにいじるアレです。
3.スケールについて
スケールという言葉、聞いたことはあるけど意味はよくわからないという方は、多いのではないでしょうか?
日本語にすると、スケールとは音階のこと。
もっと詳しく説明すると、ある決まった音程(2つの音の高低の差)によって、音を順番に並べたものです。
スケールにはいろいろな種類がありますが、代表的なのは “メジャー・スケール” と “マイナー・スケール” ですね。
この2つは、先ほどのメジャー・キーとマイナー・キーが基準になっているので、まず音の雰囲気が違います。
加えて、同士の間隔には、全音分の幅と半音分の幅があるのですが、全音と半音の組み合わせも、メジャー・スケールとマイナー・スケールで違っています。
全音と半音の違いは、ピアノの鍵盤をイメージするとわかりやすいですよ。
〇全音(全)=鍵盤と鍵盤の間に、1つだけ鍵盤を挟んでいる
〇半音(半)=鍵盤と鍵盤の間にはなにもない(鍵盤が隣同士)
Cを基準としたスケールで、メジャー・スケールとマイナー・スケールの例を示すと、
例えば“Cメジャー・スケール”はこのように、C, D, E, F, G, A, B, Cの並びになっています。
メジャー・スケールであれば、他のキーでも「全全半全全全半」に当てはめることでスケールがわかります。
“Cマイナー・スケール”はこのように、C, D, E♭, F, G, A♭, B♭, Cという並びです。
こちらもマイナー・スケールであれば、他のキーでも「全半全全半全全」にあてはめることでスケールがわかります。
4.ダイアトニックスケールとダイアトニックコード
ダイアトニックスケールとは、オクターブ内に全音5つと半音2つを含む音階のことです。
先ほどのCメジャー・スケールとCマイナー・スケールも、この構成でしたね。
そしてダイアトニックコードとは、ダイアトニックスケールで構成された和音のこと。
この和音を使えば、適当に並べただけでも曲になるというすごいコードなんです!
「じゃあ、ダイアトニックコードはどうやって探すの?」
という声が聞こえてきそうなので、簡単に解説するよ。
まずダイアトニックコードは並び方が大切で、それによって “メジャー” か “マイナー” かが決まってきます。
〇メジャー・・・Ⅰ Ⅱm Ⅲm Ⅳ Ⅴ Ⅵm Ⅶm♭5
〇マイナー・・・Ⅰm Ⅱm♭5 Ⅲ Ⅳm Ⅴm Ⅵ Ⅶ
マイナーに関してはⅤmはⅤにする事も出来る。
例えばCメジャーを基準の音(ルート音)とすると、ダイアトニックコードはこのようになるよ。
ちなみに “m” は、マイナーのこと。
ここででてくるローマ数字は順番のことで、例えばCをⅠとするとDがⅡとなり、FをⅠとするとCがⅤになります。
1で「順番がわかっている事はとても大切」と言ったのは、ここで音名の順番を意識するからなんだ。
ローマ数字は苦手という方もいるかもしれませんが、7まで覚えれば対応できますよ。
5.トニック・サブドミナント・ドミナント
コードの呼び方というんでしょうか。
ダイアトニックコードの中には、トニック(Ⅰ)・ドミナント(Ⅴ)・サブドミナント(Ⅳ)という役割を果たすコードが存在します。(()の中は並びの順番)
感覚的な説明になるのですが…
〇トニックは基準となるコードで、着地点の役割をします
〇ドミナントは緊張感のあるコードです
〇サブドミナントは、ドミナントほどでないですが緊張感のあるコードです
例えば、次のフレーズをギターで弾いてみてください。
C→F→G→C(トニック→サブドミナント→ドミナント→トニック)
どうですか?Gまでで一気に盛り上がって、Cに着地した感じがしますよね。
このように、トニック・ドミナント・サブドミナントの3つを駆使すれば、メリハリのある曲を作ることができるのです!
バンドマン向け音楽理論のまとめ
ここまで、ギタリストが作曲したいときに使える音楽理論を紹介してきました。
いかがでしたか?少しでも作曲の参考になれば幸いです。
音楽理論は奥が深く、ここでは触れていないものも沢山あるので、興味がわいたらぜひ調べてみてね!
しかし、なにもここに記されている理論に縛られることはありません。
理論はしょせん後付け、音楽は自由なのです!
にゃんこ でした。またね!
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