オーディオインターフェイスといえば、AG03がめちゃくちゃ流行っていますよね。
でもね、でもね、でもね!
AG03を宅録用のオーディオインターフェイスとして買うのは待ってほしい!
なぜなら、内蔵プリアンプが弱いから。
ゲインを上げるとノイズが乗るし、ヘッドホンが聞こえないからって音量を上げるとサーノイズで耳がおかしくなりそうだしで・・・。
ギターやボーカルなどの宅録用としては本当に使い物にならないわけです。
今回は、AG03のレビューに合わせて、使用用途を説明していきましょう。
AG03を買って失敗するケースは?
AG03が配信者向けのオーディオインターフェイスとして流行っているのは、ループバック機能にあります。
ループバックというのは、PCからの音を、自分の音声と混ぜて配信できる機能のことですね。
このループバックができるオーディオインターフェイスで安くて使いやすいのがAG03なわけです。
つまり、宅録用のものとしては、この価格帯だともっと優れているものがたくさんあるんですよね。
それを知らずに思考停止で買ってしまうと失敗してしまうんです。
買う前にここを見た人は良かったね。
買った人はご愁傷さま。
でもまったく使えないわけじゃないし、メルカリだとほぼ買値で売れるから安心してください。
でもAG03は良い製品だよ。
ここまでいっといてなんですが、AG03自体はよくできた製品だと思います。
あくまで、宅録には向いてないよってことです。
歌ってみたを配信しているような人は、AG03に別のオーディオインターフェイスを噛ませて使っているぐらいですから。
操作性もシンプルで使いやすく、こういう機械が苦手な人でも簡単に使える手軽さは素晴らしいです。
AG03は配信や宅録の入門のハードルを下げたよく考えられた製品だと思います。
小さくて軽くて、持ち運びもしやすいです。
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ただし、あくまで配信向けのオーディオインターフェイスだと思ってください。
もちろん絶対に宅録ができないというわけではないですが、高確率で物足りなくなると思います。
何度もいっていますが、宅録ではなく、配信専用で使用する人にはオススメできます。
大きさはやはりメリット
普段私が使っているオーディオインターフェイスはUR-RT2で、本格的に録音するときはスタジオキャプチャーなのですが、ノイズ対策なのか見た目以上に重くて持ち運びがめんどくさいです。
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その点、AG03は軽いため、ちょっとしたときに持ち出すのがとても便利。
ノイズが乗っても大丈夫なときや、本気の録音じゃなければこういう手軽なものもいいと思います。
ケース・バイ・ケースってことですね。
AG03の代わりのオーディオインターフェイスは?
おすすめはROLAND ( ローランド ) のRubixシリーズ。
やはり宅録目的なら、宅録専用のオーディオインターフェイスが良いです。
Rubix22
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そう、オーディオインターフェイスでも有名なローランドのRubixシリーズの入門モデル。
AG03の代わりに買うならコイツ!価格的に見るならこれが対抗馬!!
機能としては最低限の機能ですが、宅録ならこれで十分。操作もしやすくて初心者向けです。
2in/2out、最大24bit/192kHz対応のUSB 2.0オーディオ・インターフェース。
重量はたったの1kg!持ち運びにも便利で、とにかくコンパクト、スペースも取りません。
USBパスパワーで、外部電力なしにPCからの電力供給だけで動作可能なのも嬉しいポイント。
さらに、音楽制作ソフトのAbleton Live Liteがバンドルされていて、録音環境がすぐに整います。
Rubix24
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ループバック機能で配信も一緒に考えているならRubix24。
下位機種よりも3000円高いだけなので余裕があればこちらを選んで置くといいですね。
宅録だけではなく、将来的に配信もしようかなーと考えているなら、少々値段は上がりますがこちらもオススメです。
ハードウェアのコンプレッサーとリミッターも搭載した、2in4outのUSBオーディオインターフェイスです。
こちらもRubix22同様、USBバスパワー駆動可能で、音楽制作ソフトのAbleton Live Liteがバンドルされています。
Rubix44
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AG03を考えている人が買うなら予算的に厳しいかもしれませんが、Rubixシリーズの最上位機種もあります。
基本的な性能はRubix24と同じですが、入力と出力が4in4outになっていて、バンドで録音するとかそういう用途のときに便利
もちろんループバック機能と、ハードウェアのコンプレッサーとリミッターを搭載した全部盛り。
入力が4chなので大勢での宅録も配信も余裕ですね。
ただし、こちらはUSBバスパワーには対応していません。
ACアダプターでのみ作動するので注意しましょう。
STUDIO-CAPTURE UA-1610
本格的に宅録をするならこれ。
ローランドのオーディオインターフェイスのフラッグシップモデル「スタジオキャプチャー」。
プリアンプの性能が高く、下位機種よりもいい音で録音できます。何も文句のないレベル。
10チャンネル以上あるため、ドラムにたくさんマイクを立てられます。つまりバンドの一発録音もOK。
ちょっと高いけど、良いギターを何本も買うぐらいだったら、ちょっと無理してこれを買ってほしいです。録音した音がぜんぜん変わります。
自分の部屋に録音スタジオクラスの環境ができてしまうんですよね。
まとめ
いかがでしたか?
宅録初心者がAG03を買ってはいけない理由を説明しました。
ヤマハのリリースしている Windows/Macに対応した、AG DSP Contlloer ソフトウェアを使いこなせば、もしかしたら宅録に適した設定を作ることもできるかもしれません。
ただ、そうなってくるとAG03のお手軽さが薄れてしまうのが悩みどころです。
やはり宅録には録音専用に設計されたオーディオインターフェイスを使うほうが良いでしょう。
ということで、今回はここまで。
それでは、また。
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