こんにちは。
今回紹介するギターは、エピフォンのセミアコ 「Riviera(リビエラ)」です。
リビエラって聞いてピンと来ない人も多いでしょう。
なぜなら、エピフォンといえばカジノって言ってもいいぐらいカジノが人気で、リビエラはなんか影の薄いイメージ。
カジノに比べれば使っている人も少ないし、あまり情報が出てこないギター。。。
でも、リビエラもカジノに負けないぐらい歴史が長く個性的なギターなんですよ。
ということで、今回はそんなリビエラがどんなギターなのか紹介していきたいと思います。
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Epiphone Riviera の仕様・特徴
リビエラは1962年にエピフォンのオリジナルモデルとして発売されたセミアコ。
生産工場自体はGibsonの工場だったそうです。(1957年にエピフォンがギブソンに買収されている)
今までに何度か生産国を変えながらも、現在まで生産されているギターです。
僕が持っている個体は2000年代前半に造られた韓国製のリビエラです。
カラーは木目が透けて見えるチェリーレッド。
カラーとピックガードの仕様から、おそらく1960年代後半の仕様のリイシュー版だと思います。
ヘッドデザイン
ヘッドにはインレイがあります。(名前はわからない)
カジノにはヘッドにインレイがないので、リビエラとの違いの一つですね。
パラレログラムインレイ
指板材にはローズが使われています。
特徴的なのが、この指板上のポジションマーク。
あまり見かけない形ですよね?
これは「パラレログラムインレイ」と呼ばれるものです。
おもにエピフォンやギブソンのセミアコやアコースティックギターに使われています。
ひし形が2個並んだ「ダブル・パラレログラムインレイ」と呼ばれるものもあるんですよ。
ピックガード
Eマークのついたピックガード。
白3プライのピックガードから、1960年後半の仕様のリイシューということがわかります。
ミニハムバッカー
リビエラ最大の特徴がこのミニハムバッカーです。
普通のサイズのハムバッカーよりも2周りぐらい小さくかんじます。
見た目の通り、普通のハムバッカーに比べるとパワーが小さく、高音が出ます。
セミアコの中でもブライトな音色が出せるのがリビエラというギターだと思います。
ミニハムの欠点としては、リプレイスメント用のピックアップの選択肢が少ないということ。
まあミニハムを搭載しているギターが少ないから仕方ないですけど。(リビエラとレスポールデラックスぐらい?)
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セイモアダンカンやギブソンなどの大手メーカーからは交換用のピックアップが販売されていますね。
フリケンセイターテイルピース
リビエラには独特な見た目のテールピースが付いています。
これは「フリケンセイターテイルピース」と呼ばれるもので、高音側の弦と低音側の弦で長さが違います。
じゃあ見た目以外で普通のテールピースと何が違うのか?
一番の違いはテンションの違いでしょう。
リビエラはこのペールピースのおかげで他のギターに比べてテンションが弱いです。
人によって弦のテンションは好みがありますが、一般的には弱めのほうが弾きやすいかと思います。
リビエラにはセンターブロックがあるよ
リビエラはセンターブロックありのセミアコ構造。
このあたりはGibsonのES-335と同じですね。
そのため、セミアコでありながらハウリングには強い。
人気のカジノはセンターブロックなしのフルアコ構造ですから、ここは大きな違い。
大音量で歪ませて弾くならカジノよりもリビエラやES-335のほうが向いています。
Epiphone Riviera のサウンド
ミニハムを搭載しているだけあって、普通のセミアコよりもやや高音の目立つ、きらびやかなサウンドだと思います。
パワーはそんなにあるほうではないですね。
なんにせよ、セミアコ×ミニハムバッカーという組み合わせはリビエラだけ。
さらにフリケンセイターテイルピースという仕様。
これらの要素から、唯一無二のサウンドを出すことができるセミアコであることは間違いないです。
Epiphone Riviera のバリエーション
歴史が長いギターなだけあって、リビエラにはいくつかのバリエーションが存在します。
リビエラ ハムバッカー仕様
リビエラには、ミニハムではなく通常のハムバッカーを搭載した仕様あります。
ピックアップに合わせて、テールピースもストップテールピースになっています。
ほぼギブソンのES-335と同じ仕様ですね。
こちらは現在は廃盤のようで、日本製と韓国製が存在するようです。
わりとヤフオクなんかでも見かけるので、通常のハムバッカー仕様がいいなら探してみるといいかも。
Riviera Custom P93
ゴールドパーツにビグスビー・アーム、そしてピックアップにP90を3発搭載したゴージャスなリビエラ。
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期間限定生産と言われながらもずっと売られている気がします。
こちらは弾いたことがないので、どんなかんじかはわからないですが、見た目は最高にカッコイイですよね。
Epiphone Riviera のまとめ
いかがでしたか?
個人的には、リビエラはオシャレな雰囲気を醸し出すセミアコだと思います。
見た目からはジャズとか弾いてそうなギターに見えますけど、セミアコでミニハムを搭載しているので、
ロックなんかでもガンガン使っていけるギターですよ。
同じくエピフォンから発売されているカジノよりもオールマイティーに使えるんじゃないかな。
使える、でもちょっと変わったセミアコを探している人にオススメかも。
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