⚠️記事内に広告を含みます

Squier(スクワイヤー)の評価ってどうなの?Fendeとの関係は?安いけど使える?

Squier(スクワイヤー)の評価ってどうなの?Fendeとの関係は?安いけど使える?

どうも、こんにちは。

みなさんはSquier(スクワイヤー)というギターブランドをご存知でしょうか?

楽器屋さんの初心者用のギターコーナーによく並んでいるギターです。

ご存知の人もいるとは思いますが、SquierはFenderの廉価ブランドです。

Fender以外で唯一、堂々とストラトキャスターやテレキャスターなどのギターを作ることのできるブランドなのです。

みなさんはSquierのギターに関してどの程度知っていますか?

Squierは生産された時期によって、日本製があったり、中国製があったり、USA製があったり。

じつは結構歴史の長いブランドなんですよ。

今回はそんなSquier(スクワイヤー)について説明していきたいと思います。

 

Squier(スクワイヤ)の評価・評判

Squierの評価は、年代やシリーズによってハッキリと分かれます。

なぜなら、Squierは製造された年代によって生産国が違うからです。

このため、

「Squierは使えないよ」

「こんなに安くて素晴らしいギターはないよ!」

このように意見がハッキリとわかれていますよね。

Squier初期の物は日本国内のフジゲン工場で生産されていました。

フェンダージャパン同様、この頃のものは今でも評価が高く、なかなかの価格で取引されています。

 

最近のSquierでは、中国で生産されているクラシックバイブシリーズの評価が高いですね。

 

実際に弾いてみればわかりますが、かなり楽器としての完成度が高くてビックリします。

コスパも良くて、個人的にもかなりオススメのギター。

 

管理人所有のClassic Vibe シリーズを実際に弾いてみたレビュー記事もあるのでぜひ読んでみてね↓

 

Squier(スクワイヤ)の魅力

個人的にSquierの最大の魅力は、意欲的なラインナップと低価格にあると思います。

低価格ゆえに、本家Fenderではなかなか出てこない挑戦的な機種が販売されることが多いです。

例えば、Squier51やBASS Ⅵなんかはその最たる例ですね。

 

最近では、スターキャスターが復刻されて話題になりましたね。

 

また、Squierはただのヴィンテージの復刻ではなく、現代的な仕様を盛り込んで発売することが多いです。

ボディにパイン材やナトー材、アガチス材などを採用したり、実験的なモデルも多数発売されています。

これらのことは、おそらく本家Fenderとの差別化の一貫だとは思うのですが、その結果、オリジナリティのある機種を発売する面白いブランドになったとも言えますね。

 

Squier(スクワイヤー)の歴史

Squier(スクワイヤー)は1982年に創設されました。

これはフェンダージャパンと同じ時期に誕生したということですね。

最初期は製造していた工場もフェンダージャパンと同じフジゲン工場でした。

 

もともとは日本国内でしか販売されていなかったSquierですが、後にアメリカ、韓国、インド、インドネシア、中国、メキシコなど世界中で製造・販売されていきました。

その中でも、アメリカ製(USA製)のSquierはかなりのレアギターで、なかなかのプレミア価格が付いています。

現在でも、様々なシリーズが企画・販売されており、定番の機種からちょっと変わった機種までバリエーション豊富なギターがラインナップされています。

おまけにそれらが低価格で手に入ってしまうので、ギター初心者だけでなく、中級者や上級者がサブギターや改造ベースとして購入する例も少なくないギターブランドに成長していますよ。

 

Squier(スクワイヤ)のラインナップ・現行品

それでは、現行のSquierのラインナップについて説明していきたいと思います。

 

BULLET(バレット)シリーズ

BULLET(バレット)シリーズは、Squierの中では最も安い価格帯のシリーズです。

種類によっては2万円前後で入手可能だったりします。

主な生産国はインドネシア。

正直なところ、クオリティはその他の入門用ギターとあまり大差はないです。

ただ、やはり本家フェンダーの廉価ブランドなだけあって、ボディの形なんかはその他の入門用ギターよりは再現度が高いです。

ハードテイル仕様のストラトや、2ハムのムスタングなど、面白い仕様のギターが多いのもこのシリーズですね。

とにかく安いので、ギターを始めてみたい!という初心者がとりあえずで買うのは全然アリ!

普通に弾いてもいいし、改造して上位機種に負けないぐらいにゴリゴリに仕上げるのも面白いです。

 

迷ったらこれでOK。

ハードテイル仕様(トレモロなし)のストラトキャスター。

ほとんどのジャンルをカバーできる一本です。

 

王道スペックのテレキャスター。

私はテレキャスターが大好きなので、個人的にはバレットシリーズで一番オススメの機種。

 

2ハム仕様のムスタングは珍しく、スクワイヤーにしかないので単なる廉価版ではなく、超個性的なムスタングといえます。

難しいことを考えずに、ガーっと弾きたいギタリストにおすすめ。

 

AFFINITY(アフィニティ)シリーズ

AFFINITY(アフィニティ)シリーズは、Squierの中では中価格帯のシリーズです。

実売価格は2〜3万円ぐらい。

Squierの中で一番売れているグレードではないでしょうか。

主な生産国はインドネシア。

このあたりの価格帯からギターとしてのクオリティが上がってきます。

予算が許すのであれば、BULLET(バレット)シリーズではなく、AFFINITY(アフィニティ)シリーズを買うほうを個人的にはオススメします。

ペグの精度やロゴの高級感などに違いがあります。

AFFINITY(アフィニティ)シリーズのほうが、BULLET(バレット)シリーズよりは楽器としての満足度が高いと思います。

 

王道のストラトキャスター。

この価格でもちゃんとストラトのサウンドを楽しめます。

機種選びで迷ったらストラトを選んでおけばだいたいOK。

 

なぜかアフィニティシリーズのテレキャスターは普通のテレキャスターよりもボディが薄い。

そのおかげか、普通のテレキャスターよりも軽量で取り回しが良いです。

 

STANDARD(スタンダード)シリーズ

STANDARD(スタンダード)シリーズは、その名のとおり、まさにスタンダードな価格とスペックのシリーズです。

Squierの中では中価格帯のグレードで、実売価格は2〜4万円程度。

アフィニティシリーズと被る部分が多いですが、こちらのグレードから生産国が中国になります。

そのため全体的な完成度はアフィニティシリーズよりも上ですね。

 

モダンな仕様のスタンダードストラトキャスター。

二点支持式トレモロ、22フレット、フラットな指板、ミディアムジャンボフレット、ヘッド側のトラスロッドなどを採用。

ラージヘッドが採用されていることから、70年代のストラトキャスターがベースになっているようですね。

 

こちらも現代的な仕様の、まさにスタンダードなテレキャスター。

60年代のテレキャスターをベースに、22フレット、フラットな指板、ミディアムジャンボフレット、6連ブリッジ、ヘッド側のトラスロッドなど、現代的なギターに求められるスペックを兼ね備えているモダンなテレキャスターです。

 

Contemporary (コンテンポラリー)シリーズ

「Contemporary」とは直訳すると「現代的な」という意味です。

シリーズ名のとおり、現代的な仕様をこれでもかと盛り込んだシリーズ。

テクニカルなプレーを重視する人にオススメしたいシリーズです。

私も一本持ってます。

 

2ハム仕様のテレキャスター。

私が持っているのはこれ。

ボディ材には珍しくポプラを採用されています。

伝統的なテレキャスターのスタイルながら、22フレットにミディアムジャンボフレット、マッチングヘッドという仕様。

テレキャスターでも激しい音楽がしたい人にぜひ!

 

超実用的なSSH配列のストラトキャスター。

演奏性も高く、様々なジャンルの音楽に対応できる一本です。

 

アクティブピックアップを搭載したジャズマスター。

コントロール系もシンプルになって使いやすくなってます。

より激しいジャンルに対応できる一本ですね。

 

CLASSIC VIBE(クラシックバイブ)シリーズ

CLASSIC VIBE(クラシックバイブ)シリーズは、Squierの中で最も高価格帯のシリーズです。

生産国は中国。

このシリーズはSquierの中でも別格のクオリティを持っています。

ものによってはフェンダージャパンよりもいいかも?と思ってしまうレベル。

 

50年代のストラトキャスターを復刻したモデル。

ただの復刻ではなく、ナロートールフレットの採用や9.5インチラジアス指板のおかげで演奏性は抜群です。

また、現行品はボディ材にナトー材を使用しています。(アルダー、パインを使用していた時期もあり)

ナトーとは、マホガニーの代替材で、ストラトに使われるのはこれが初めてではないでしょうか?

 

ボディ材にパイン材を使用したテレキャスター。

フェンダーの最初期のテレキャスターもパイン材が使われていたと言われています。(当時は家具などにパイン材が使われるのが一般的だった)

現行品ではパイン材のテレキャスターはSquierからしか発売されていません。

 

70年代のスタイルを再現したストラトキャスター。

ラージヘッドが特徴的で、ネックもスリムなタイプで弾きやすいです。

 

69年モデルのテレキャスターシンラインを再現したモデルですね。

普通のテレキャスターのシェイプをFホールでくり抜いたボディが特徴。

セミホロウ構造なので、ふくよかな甘い音が出やすく、普通のテレキャスターよりも軽量です。

 

72年モデルのテレキャスターシンラインを再現したモデル。

セミホロウ構造のボディにワイドレンジハムバッカーを搭載したモデル。

9.5インチラジアスの指板などの現代的な仕様も盛り込まれていて、演奏性は高い。

 

70年代のジャガーの復刻版。

指板のブロックポジションが特徴的なモデルですね。

なかなか見かけないルックスのジャガーなので、一味違うジャガーを探している人にぜひ。

 

フェンダージャパンのムスタングと違い、現代的なアップデートが施されたムスタング。

私も持っていますが、正直かなり弾きやすいです。

価格帯的に中古のジャパンのムスタングと競合してしまうので悩んでしまうところ。

単純な弾きやすさならSquierのほうが上かも?

 

以上がクラシックバイブの現行品のラインナップです。

個人的には、フェンダージャパンに勝るとも劣らない完成度だと思っています。

私もクラシックバイブシリーズは何本か所有していますが、マジでオススメできます。

ちょっと高いけど、無理してこれを買っとけってレベル。

↓にレビュー記事もあるので、ぜひ読んでみて。

 

Squier Artist(アーティスト)シリーズ

Squierにも、本家Fender同様にアーティストシリーズが商品展開されています。

生産国は中国で、価格帯は5~6万円台程度。

楽器としてのクオリティはクラシックバイブシリーズと同じくらいですね。

 

ダイナソージュニアのギタリスト、Jマスシスのアーティストモデル。

ヴィンテージホワイトのボディにアノダイズドゴールドのピックガードがカッコイイですね。

このジャズマスター、かなり使えるジャズマスターだということで、ジャズマスター好きの間では評価が高いです。

まずジャズマスターの弱点であるブリッジが、レスポールなどと同じチューンOマチックに交換されています。

ピックアップも高出力のものが搭載されており、ガンガン弾けるジャズマスターに仕上がってますよ。

 

FSR(ファクトリー・スペシャル・ラン)とは?

SquierではたびたびFSRというシリーズが販売されます。(本家Fenderでもよくある)

これは、その年だけの期間限定生産品を表したりすることが多いです。

つまりちょっとレアなシリーズだったりします。

見かけたときに欲しいなーっと思ったら、その時に買わないと手に入らないかもですね。

最近では、まさかのStarcaster(スターキャスター)が復刻されるなど、個性的で面白い機種も多いです。

 

セミホロー構造のオフセットボディシェイプにワイドレンジハムバッカーを2発搭載。

スターキャスターはSquierでしか販売されていません。

 

Squier(スクワイヤ)のまとめ

いかがでしたか?

Fender系のギターが好きな人であれば、興味を持つ機種がたくさんあったのではないでしょうか?

また、Squierを購入する人の中には、Fenderの直系・子会社だからという事実に安心感を感じるので購入するという人も一定数いると思います。

ギター初心者から上級者まで、幅広く満足できる魅力的な商品を出しているギターブランドだと思います。

それではまた。

The following two tabs change content below.
「ギターハック」の管理人。今までに購入したギターの本数は100本以上。主にギターに関するレビューやお役立ち情報を記事にしていきたいと思います。少しでもあなたの音楽活動の役に立てれば幸いです。趣味はギターの改造とリペア。ギター教室にも通っています。気になる記事や良いと思った記事があったらシェアしてもらえると嬉しいです♪