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【レビュー】Fender Player Stratocasterって安いけど使えるの?評判は?JAPANと何が違うの?

【レビュー】Fender Player Stratocasterって安いけど使えるの?評判は?JAPANと何が違うの?

こんにちは、かいちょーです。

最近、なぜかストラト沼にハマってしまって・・・

以前からちょっと気になっていた、Fender Player シリーズのストラトを購入してしまいました。

購入する前は、

「安いからどうなんだろうなー?、微妙かなぁ?」

って思ってたんですが・・・

これが想像以上にマジで良かったので、さっそくレビュー記事を書いてみました。

先に言っておくと、とても弾きやすく値段以上の価値があるギターだと思いました。

ということで、今回はFenderの現行品の中で、最も低価格な「Player Stratocaster」についてレビューしていきたいと思います。

 

Fender Player シリーズとは?

Fenderのギターを探しているときに、「お、安いな!」と目にとまることが多いのがこのPlayer シリーズでしょう。

↑の動画では、メラニー・フェイが字幕付きで愛用のPlayer Stratocaster のレビューをしています。

 

また、ストラトキャスター以外にも、テレキャスター、ジャガー、ジャズマスターがラインナップ。

Fenderのギターを探しているときに、見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

一番安く買えるFender Stratocaster

このPlayer シリーズは、他のFender製品に比べて明らかに価格が安い。

なぜこのシリーズは安いのか?

Player シリーズが安い理由は以下の通りです。

 

Player シリーズはフェンダー メキシコ製だから安い

知っている人もいるとは思いますが、Fenderには

  • USA製(アメリカ製)
  • 日本製
  • Mexico製(メキシコ製)
  • 中国製

以上の国で製造されたFenderが存在します。

Playerシリーズは、アメリカとメキシコの国境のすぐ近くにあるエンセナダ工場で作られます。

そう、Player シリーズはメキシコ製だから安いんです。

なぜならメキシコはアメリカと比べて人件費が安いから。

安くなった人件費の分を、商品の価格に反映させることができるっていうわけ。

しかも、作業用の機械、木材やパーツはUSA製とまったく同じものが使われています。(←ここ重要ね)

組み立て作業のみをメキシコのエンセナダ工場で行うので、低価格でありながらも正真正銘のFenderが作ることができるのです。

 

フェンダーメキシコについてもっとよく知りたい人は、ぜひこちらの記事も読んでみてね。

 

エントリーモデル(入門用)だから安い

Fender社の中でのPlayer シリーズの位置付けは、

「これからギターを始める人向けのエントリーモデル(入門用)」

だから安いんです。

「ギターを弾く人を増やしたい!」というFender社の熱意が伝わってきますね。

しかし、エントリーモデルとは思えないぐらいしっかりとしたギター。

それがこのPlayer シリーズなんですよ。

初心者だけじゃなくて、中級者から上級者が使っても満足できるでしょう。

また、ストラト以外にも、テレキャスター、ジャガー、ジャズマスターもラインナップにあります。

 

Fender Player Jazzmaster のレビュー記事はこちら↓

 

Fender Player jaguar のレビュー記事はこちら↓

 

僕が購入したギターはこれ!

今回購入したのは、Player Stratocaster のブラック。

 

指板はパーフェローを選択しました。

 

まずは各スペックの確認をしておきましょう。

基本的には、かつてのFender USAから販売されていたAmerican Standard Stratocaster(通称アメスタ)によく似た、モダンな仕様のストラトに仕上がっています。

 

ヘッド

Fenderのロゴはスパゲティロゴ(通称スパロゴ)が採用されています。

ここはPlayer Stratocasterの数少ないヴィンテージっぽいところ。

みんなが一番よく目にするタイプのロゴだと思います。

トラスロッドはヘッド側から調整するタイプ。

メンテナンスや調整のときに、いちいちネックを外さなくていいので、地味に便利なやつ。

 

ネック

ネックの握りはモダンCシェイプの9.5インチラジアスで22F仕様。

太すぎず細すぎず、ほとんどの人が弾きやすいと感じるグリップでしょう。

フレットはミディアムジャンボタイプ。

ネックシェイプ?

ラジアス?

フレット?

いきなりわけがわからない単語が出てきて、初心者は意味不明かもしれないけど、

とにかく弾きやすい!ってことが伝わればOK。

軽いタッチでも音が鳴るので、ホント初心者でも弾きやすいギター。

 

ネックの裏はサラサラのサテン仕上げなので、手がスムーズに動かしやすいです。

 

指板

Player Stratocasterには、指板材がメイプルのものとパーフェローのものがあります。

僕が購入したのはパーフェロー。

パッと見た感じはローズウッドにしか見えません。

よくパーフェローはローズに比べて色味が薄く見えたりするみたいですが、

この個体はとくに薄さは感じません。

指先の触れた感じもほぼローズと変わりないので、違和感なく弾けると思います。

 

ボディ

ボディ材にはアルダーを使用。

世界的な木材事情の関係で、アルダーやアッシュからバスウッドに変更されているストラトが増えている中で、これは嬉しいポイント。

今や日本製のFenderの半分以上はバスウッドに変更されてしまいましたからね。

軽さではバスウッドのストラトに軍配が上がりますが、やはりストラトの定番はアルダーでしょう。

 

 

ピックアップ

プレーヤーシリーズ・アルニコ5 というピックアップらしいですが、詳細は不明です。

 

ピックアップの裏側はこんなかんじ。

ちょっと造りがTEX-MEXピックアップに似てるかも。

弾いた感じ、ややパワーがある感じで色々なジャンルに対応できそう。

ただ、弾いていて気が付いたのですが、このピックアップはかなりのノイズレス仕様。

シングルコイルのくせにノイズがメッチャ少ない。

かなり使いやすい、安さを感じさせない優秀なピックアップだと思います。

 

このままでも十分使えるけど、もし自分の音の好みが決まっているなら交換してしまうのもアリ。

ピックアップのザグリは初めからフロントとリアがハムサイズになっています。

ハムバッカーを載せたくなった時に加工の必要がありません。

余分なザグリを嫌う人もいますが、僕は便利なんで全然オッケーです!

 

ペグ

ペグは裏側に刻印のあるFender純正のロトマチックタイプが搭載されています。

昔からアメスタなどに使われている信頼性の高いペグです。

チューニングの精度はとくに問題なし。

ロック式ペグに交換したい人は、同じくFender純正のロック式ペグに交換するといいでしょう。

 

本体に無加工で取り付け可能。

簡単にポン付けできちゃいます。

アームを多用する人におすすめ。

 

【追記】

Fender純正のロック式ペグに交換しました↓

 

ブリッジ

ブリッジは2点支持式のトレモロブリッジになっています。

長い間、アメスタなどのFender USAのストラトに搭載されていたものと同じですね。

通常の6点支持式のトレモロブリッジに比べて、アームを使ったときのチューニングが安定します。

 

付属品

Fender純正のソフトケースが付属。

特別にクッションが分厚いとか頑丈というわけではないけど、持ち運ぶには必要十分な性能でしょう。

フロントにポケットが付いているので、弦やピックなどの小物類はまとめてここに収納できます。

 

もちろんアームも付いてきますよ。

 

Fender Player Stratocasterはカラバリが多い

定番のカラーはもちろん、このシリーズから初めて採用されたカラーもあります。

  • ブラック
  • ポーラーホワイト
  • カプリオレンジ(メイプル指板のみ)
  • 3カラーサンバースト
  • タイドプール(メイプル指板のみ)
  • バタークリーム(メイプル指板のみ)
  • シルバー(パーフェロー指板のみ)

基本のカラーは全部で7色。

指板はメイプルとパーフェローの2種類が選べる。

カラバリが多いのは嬉しいポイント。

これに加えて、定期的に限定のカラーなども発売されています。

指板の組み合わせも考えると、かなりの数の組み合わせになりますね。

もしかしたら、Fenderの中では一番カラバリが多いストラトかもしれない。

 

ギターの色選びに迷ったらこちらの記事をどうぞ↓

 

HSS・HSH仕様も選べる

バリエーションが多いのは色だけじゃない。

リアがハムバッカー仕様になったHSSタイプ、フロントとリアがハムになったHSH仕様も用意されています。

わざわざ自分で改造しなくても、Fender が純正で用意してくれているのはありがたい。

ただでさえ広い守備範囲がさらに広くなりますね。

 

リアハムのストラトが好きな人はこちらを選べばOK。

 

フロントもリアもハムバッカーがいい!っていう人はこれ。

 

フロイドローズ仕様もあるよ

もっと激しいアーミングがしたい!っていう人はこれ。

 

フロイドローズが付いてこの値段はメッチャお得!

普通のストラトよりもアームをガシガシ使えますよ。

 

Fender Player Stratocaster を弾いてみた感想

とにかく弾きやすいストラトっていうのが一番の感想。

個人的には、ネックの握りがビックリするぐらいしっくりきました。

これはかなり弾きやすいですよ。

弾きやすいから、初心者はこれでギターの練習をしたらすごいスピードで上達しそう。

音もちゃんとストラトの音がします。

変なクセもない、悪く言えば無個性かもしれませんが、どんなジャンルでも対応できる懐の広さを感じるストラトだと思います。

ヴィンテージタイプではないというところにこだわりがなければ、文句なしにオススメのストラトです。

 

日本製Fender(フェンダージャパン)との違い

気になるのが、日本製のFenderのストラトと何が違うのか?ってことでしょう。

 

パーツの規格の違い

まず違うのは、パーツのサイズ(規格)です。

  • Fender USAとMEXはインチサイズ
  • 日本製Fenderはミリサイズ

このように、使われているパーツの規格が違います。

パーツの交換や改造のときはインチとミリの違いに気をつけましょう。

 

木材の違い

また、2020年4月時点では、高価格帯のモデルを除く、日本製Fenderのラインナップのほとんどがボディ材にバスウッドを採用しています。

アルダーボディにこだわる人はFender USAとMEXにしておいたほうが幸せになれるかも。

 

価格の違い

日本製のFenderとの販売価格の違いについても説明しておきましょう。

まず、メキシコ製のPlayer Stratocaster の 定価が69,300 (税抜)。

お店によりますが、楽器屋などの実売価格は、およそ7万円前後のところが多いですね。

続いて、日本製のFenderで一番安い「Made in Japan Traditional 」シリーズのストラトの定価が90,000 (税抜)。

こちらの実売価格は、9万円前後のところが多い。

だいたいですが、両者の価格差は約20,000円。

メキシコ製はモダンスペック、日本製はヴィンテージスペックなので、一概には比べられないのですが、

いかにメキシコ製のPlayer Stratocaster がコスパが良いのかわかります。

 

さいごに

いかがでしたか?

今回は「Fender Player Stratocaster」をレビューしてみました。

じつは、最初はプレイヤーシリーズのギターにはあまり良い印象を持っていなかったんですよ。

なんか安いから、安かろう悪かろうなんじゃないのかな?って思ってました。

でも、手に取って実際に弾いてみてから考えが変わりましたね。

お手頃価格なのにマジで本物のフェンダーストラト。

全然安っぽい造りじゃないんですよ。

いや、もちろん上のグレードのFenderと比べたら、多少は気になるところがありますよ。

でも、価格を考えたら、まさにお値段以上!

総じて平均点以上、初心者から上級者にオススメできる文句なしのストラトだと思います。

Fenderのストラトが欲しい!って思っている人は、ぜひ購入を検討してみてください。

ほかのストラトも見てみたい!っていう人は、↓の記事も読んでみてね。

 

ストラトキャスターの選び方はこちらの記事で↓

 

それではまた。

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「ギターハック」の管理人。今までに購入したギターの本数は100本以上。主にギターに関するレビューやお役立ち情報を記事にしていきたいと思います。少しでもあなたの音楽活動の役に立てれば幸いです。趣味はギターの改造とリペア。ギター教室にも通っています。気になる記事や良いと思った記事があったらシェアしてもらえると嬉しいです♪