【レビュー】異色のテレキャスター。フェンダーメキシコのテレキャスターデラックスを購入しました。

【レビュー】異色のテレキャスター。フェンダーメキシコのテレキャスターデラックスを購入しました。

どうも、こんにちは。

久しぶりに新しいギターを買いました。

今回購入したギターはFender MEXICO(フェンダーメキシコ)のテレキャスターデラックスです。

ずっと探していたんですが、なかなか中古で出回らないギターなのでやっと見つけました。

テレキャスターデラックスは1972年から生産が開始されたテレキャスターのバリエーションの一つです。

あまり人気が出なかったのか、1981年に生産終了してしまいました。

その後、Fender JAPAN、MEXICO、USAからそれぞれリイシュー(復刻版)が販売されていましたが、現在ではFender JAPAN、Fender MEXICOから販売されています。

 

Fender USAからもAmerican Pro Series(通称アメプロ)からテレキャスターデラックスは販売されていますが、こちらはリイシューではなく、より現代的なアレンジが盛り込まれたモデルとなっています。(ヘッドの形がストラトじゃない!)

 

また、Squierブランドからもテレキャスターデラックスは販売されています。

 

今回私が購入したのはFender MEXICOのテレキャスターデラックスなので、72年のリイシュー版ということになりますね。

個人的にはこんなに個性的なテレキャスターはなかなかないと思うので、ぜひテレキャスターデラックスの魅力を知ってもらいたいです。

 

ワイドレンジハムバッカーを搭載!

テレキャスターデラックスはテレキャスターでありながら2ハムバッキングを搭載したちょっと変わったテレキャスターですね。

正確には普通のハムバッカーではなく、ワイドレンジハムバッカーというピックアップになります。

このピックアップ、実は開発したのがGibsonのPAFを開発したセス・ラヴァーが開発したものなんですよ。

当時の音楽シーンでは、重厚なバンドサウンドが求められていたので、FenderもGibsonに対抗すべくハムバッカーの開発に乗り出したのでしょう。

その結果、誕生したのがこのワイドレンジハムバッカーということになります。

 

また、ボリュームやトーンのコントロール類も普通のテレキャスターとは大きく異なり、まるでレスポールのような配置になっています。(というか完全にレスポールを意識していると思います!っていうかパクリ・・・)

ワイドレンジハムバッカーのサウンドを文章で表現するのは難しいのですが、いわゆる普通のテレキャスターの音ではないということだけは断言できます。

しかし、レスポールのような音が出るわけでもないです。

ではテレキャスとレスポールの中間のような音が出るのかというとそうでもないっていうのが私の感想です。

かといって、P-90のような音でもないという。

なんとも不思議なサウンドというのが私の感想です。

ぜひ実際に弾いて感じていただきたい。

ちなみに先述したFender USAのAmerican Pro Seriesのテレキャスターデラックスには、ワイドレンジハムバッカーではなくShawBuckerを搭載しています。(見た目は全く同じだけど)

 

こちらのピックアップはピックアップの魔術師と言われるティム・ショウが開発しました。

なんとこのティム・ショウも元Gibsonのエンジニアらしいですよ。

なんともテレキャスターデラックスはGibsonと縁がありますね。

こちらのShawBuckerはまだ弾いたことがないので、ぜひ一度弾いてみたいですね。

 

テレキャスターなのにストラトキャスターのヘッド!?

異色のテレキャスター。フェンダーメキシコのテレキャスターデラックスを購入したのでレビューします。

テレキャスターデラックスの見た目の最大の特徴は、ヘッドの形がラージヘッドのストラトキャスターと同じデザインになっていることでしょう。

 

なのでネックエンドの形はテレキャスターではなく、ストラトキャスターと同じ形です。

そもそもストラトとテレキャスはネックエンドの形が違うので、お互いにネックを交換することができないです。

そのため、他のテレキャスターのネックを移植したり、他のテレキャスターにデラックスのネックを移植することは加工なしでは不可能です。

ちなみに私が購入したテレキャスターデラックスはリイシュー版ですが、フレットはミディアムジャンボフレット、指板のRもフラットに近いモダンスペック仕様になっています。

フェンダーメキシコのリイシューモデル(テレキャスターカスタムやシンライン)はもれなくヴィンテージスペックなのですが、なぜかこいつだけネック周りが現代的な仕様になっています。

この仕様のおかげで他のリイシューモデルとは少し引き心地が違います。

個人的にはこのデラックスの仕様のほうが弾きやすいので嬉しいですね。

 

好みの分かれるボディのコンター加工

テレキャスターデラックスのボディにはコンター加工が施されています。

まるでストラトみたいでしょ?

コンター加工とは、ギターを抱えた時に脇腹部分に当たる部分をえぐり取ってしまう加工のことです。

 

これによって演奏性が向上することと、ボディの軽量化ができます。

もちろんボディを大きくえぐり取っているわけですから、サウンドにも大きな影響はあると思います。

テレキャスターの愛用者の中にはコンター加工は邪道!という人も少なくないとか。

普通のテレキャスターを弾いてると脇腹が痛い!というギタリストには嬉しい仕様です。

テレキャスターデラックス以外にも、アメスタやアメデラ、アメプロシリーズなどのモダン仕様のテレキャスターにはよく採用されていますよ。

個人的にはこれも演奏性が良くて好きです。

普通のテレキャスターの音が欲しければ普通のテレキャスターを弾けば良いだけなので。

脇腹にボディが当たらないって素敵!

 

ブリッジもストラトキャスターと一緒!?

テレキャスターデラックスのブリッジは通常のテレキャスターのような3連サドルではなく、ストラトキャスターと同じ6連サドル仕様のブリッジになっています。

同じと言っても、シンクロナイズドトレモロ仕様ではなく、トレモロレスのハードテイル仕様になっています。

ちなみにストラトキャスターと全く同じシンクロナイズドトレモロ仕様も存在します。

生産数が少なく、なかなか見かけることがないレアな仕様ですが、面白い仕様だと思います。

テレキャスターデラックスを使いたいし、アームも欲しい!っていう人はぜひ探してみてください。

同じ仕様のテレキャスターデラックスが2013年頃にFender MEXICOから販売されていましたが、現在は生産が終了しているみたいです。

実は私もトレモロ付きのテレキャスターデラックスが欲しくなってます(笑)

 

テレキャスターデラックスのカラバリは少なめ?

Fenderのギターにはたくさんのカラーバリエーションがありますが、テレキャスターデラックスにはあまりカラバリがありません。

定番のブラックカラーに加えて、ホワイトブロンド、ウォルナットの2種類が主なカラーです。

たまに限定生産で派手なカラーのやつが売られたりはしていますね。

特に2013年にFender MEXICOから限定発売されたFSR(ファクトリー・スペシャル・ラン)のテレキャスターデラックスはラメが派手な目立つカラーでした。

 

テレキャスターデラックスを使用しているアーティスト

トム・ヨーク(レディオヘッド)

テレキャスターデラックスの使用者として最も有名なアーティストはレディオヘッドのトム・ヨークでしょう。

彼がテレキャスターデラックスを世に知らしめたと言っても過言ではないでしょう。

様々なギターを使っていますが、トム・ヨークといえばテレキャスターデラックスのイメージが強いのではないでしょうか?

 

クリス・シフレット(FOO FIGHTERS)

フーファイターズのリードギターを担当するクリス・シフレットはテレキャスターデラックスを愛用していますね。

Fenderから彼のシグネイチャーモデルも販売されていました。(アーティストモデルとしてテレキャスターデラックスが販売されるのはこれが初めてのケースか?)

 

こちらのモデルはワイドレンジハムバッカーではなく通常サイズのハムバッカーが搭載されています。

あまり流通していないので、欲しい人は見かけたら即買いかも。

 

HARUNA(SCANDAL)

日本を代表するガールズロックバンド「SCANDAL」のギターボーカルのハルナもテレキャスターデラックスですね。

厳密には、彼女が使っているのは以前Fender MEXICOから販売されていたテレキャスターデラックス・シンラインという限定モデルですが。

普通のテレキャスターデラックスとの違いは、シンラインのようにセミホロウ構造になっており、重量がより軽くなっています。

音もやや甘めな音が出るようになっています。

こちらのモデルもあまりみかけない貴重なモデルですね。

ヤフオクやメルカリに出てたと思ったらすぐに売れてるイメージです。

 

テレキャスターデラックスの改造について注意!

テレキャスターデラックスによくある改造例として、ワイドレンジハムバッカーを取り除いて通常サイズのハムバッカーに載せ替えるというものがあります。

ワイドレンジハムバッカーはリプレイスメントピックアップの種類が少なく選択肢があまりありません。

通常サイズのハムバッカーを載せられるようにすることによって、ピックアップの選択肢が一気に増えます。

ただ、この際に気をつけないといけないことは、ワイドレンジハムバッカーと通常のハムバッカーはサイズが違うということです。

つまり、ピックアップを載せ替える際は同時にピックガードも交換しなければいけません。

幸い、同じことを考える人が多いせいか通常のハムバッカーサイズに合わせたテレキャスターデラックス用のピックガードも販売されています。

メルカリやヤフオクを探せばちらほら見つかりますね。

もしくは自作するか、どこかのギター工房に頼んで作ってもらう必要があります。

海外から取り寄せるという手段もありますが結構めんどくさいです。

もしテレキャスターデラックスに通常のハムバッカーを載せようと思っている人は、必ず先にピックガードを入手するようにしてください。

そうでないとせっかくピックアップを買い揃えたのに使えないなんてことになってしまいますからね(笑)

 

テレキャスターデラックスまとめ

テレキャスなのにストラトのヘッド、ワイドレンジハムバッカーにボディのコンター加工、とテレキャスター原理主義者の方たちには怒られてしまいそうなギターです(笑)

しかし、私はそんなテレキャスターデラックスが大好きです。

個性的なギター、人とは違う変わったテレキャスターを求めてる人にもオススメです。

ギタリストじゃなくて、ギターボーカルがテレキャスターデラックスを弾いても様になるギターだと思います。

個性的なギターでありながら、ギターに求められる大事な部分はよく抑えてあるギターなので、初心者の1本目のギターに買うのも全然ありです。

ただ、最近は本当に売っているところを見かけないんですよね。

新品で売ってるところはサウンドハウスぐらいですかね。

ヤフオクやメルカリで中古もあまり出回らないし。

気長に探してみるとそのうち見つかるかもです。

あと、元々がテレキャスターを改造したようなものなので、改造する余地が少ないギターだとも言えますね。

ギターの改造が趣味の人にとってはちょっとそのあたりが物足らないかも。

どちらにせよ、今回私が購入したテレキャスターデラックスには大変満足しています。

近いうちにライブで使ってみたいと思っています。

それではまた。

The following two tabs change content below.

かいちょー

「ギターハック」の管理人。今までに購入したギターの本数は100本以上。主にギターに関するレビューやお役立ち情報を記事にしていきたいと思います。少しでもあなたの音楽活動の役に立てれば幸いです。趣味はギターの改造とリペア。ギター教室にも通っています。気になる記事や良いなと思った記事があったらシェアしてもらえると嬉しいです♪