どうも!かいちょーです!
このページを開いたということは、お手持ちのギターのピックアップ交換をお考えですね?
ピックアップの交換というのは自分のギターのサウンドを変えるのに最も効果的な方法の一つだと思います。
しかし、実際にピックアップを交換するには決して安くない。
場合によっては大きな費用が掛かってしまいますよね。
そのうえ実際に交換した後でないと音を確認できないという、ちょっとした冒険の部分もあったりします。
ということで、私が今まで交換して実際に使用してきたリプレイスメント・ピックアップについてのレビューをしていきたいと思います。
お手持ちのギターのピックアップ交換の際に少しでも参考になれば幸いです。
ハムバッカー・ピックアップ
ギブソン系のギターに搭載されているピックアップ。
よく低音が出て、太く粘りのある音が魅力のピックアップですね。
Seymour Duncan SH-1N
(2024/01/10 10:08:14時点 楽天市場調べ-詳細)
定番中の定番ですね。歪ませてもクリーンでも太く甘いハムバッカーサウンドを出してくれます。
サスティーンもあり音が良く伸びます。
迷ったらとりあえずコレでも良いぐらいの安定感。
市販されているギターにもSH-1が載っていることが多く、実際にSH-1が載ったギターを試奏してみてもいいかもしれませんね。雰囲気が掴めるはず。
個性的なサウンドを求める人には少し物足りないかもしれませんね。
Seymour Duncan SH-1B
(2024/01/10 10:08:15時点 楽天市場調べ-詳細)
SH-1のブリッジポジション用です。
SH1-N同様、定番中の定番ですね。
他の型番のピックアップに比べて少し安いし、定番だからという理由で避ける人もいるかもしれませんが、間違いなくSH-1もオススメできるピックアップの一つです。
弾いたこともないのに避けてる人が弾いてみると意外に良いじゃん!ってなると思いますよ。
あと意外にパワーもあるので、どんなジャンルでも対応出来る幅広さがあります。
Seymour Duncan SH-2N JAZZ
(2024/01/11 00:49:56時点 楽天市場調べ-詳細)
SH-1より少しパワーを抑えたモデル。
私の所有しているレスポールのフロントには全てこのSH-2を載せています(笑)
それぐらい個人的にお気に入りのピックアップです。
音の歯切れがとても良く、でも音を伸ばそうとすれば綺麗なサスティーンが出るピックアップです。
歪ませてもどこかクリーンな響きのピックアップです。
フロントピックアップはなんかモコモコしてるから普段使わないよ!っていうプレイヤーにぜひ試してもらいたいピックアップですね。
Seymour Duncan SH-4 JB
(2024/01/11 00:49:56時点 楽天市場調べ-詳細)
リプレイスメントピックアップの代名詞とも言えるJBです。
一時期はほとんどのプロが使っていたんじゃないか?というぐらい流行っていましたね。
パワーがあり、歪ませるとなぜかドンシャリ気味の音になる不思議なピックアップですが、弾いているととても気持ちが良いのです。
これがハマる人には凄くハマる理由だと思います。
バンドのアンサンブルの中でも抜けてくる音。
また、自分の憧れのアーティストがもしJBを使っていたのであれば、JBに交換すると音作りが楽ですよ。
すぐに狙ったサウンドに近づけるはず。
それだけ個性の強いピックアップだということですね。
私もJB大好きですよ。
フロントにSH-1、SH-2との相性もグッド!
Seymour Duncan SH-5
SH-5はレンジの広さが特徴だと思います。
万能なピックアップだと思います。
SH-1をちょっとパワーアップさせたようなかんじかも。
JBが苦手な人はこっちのほうがいいかもしれません。
音の分離感も良い感じで、何よりパワーがあるのにニュアンスが出しやすいピックアップだと思います。
私はセミアコに載せてますがなかなか面白いですよ。
Seymour Duncan SH-6 DISTORTION(ディストーション)
よくSH-4と比較されるピックアップですね。
歪みのノリもよく、キレイに歪んでくれます。
ディストーションという名前に似合わずなかなかキレイなクリーントーンも出せますよ。
人によってはEMGなどのアクティブピックアップに近い印象を持つかもしれません。
Seymour Duncan ANTIQUITY(アンティクティ)
セイモアダンカンのラインナップの中ではやや高めの価格帯のピックアップですね。
とことんヴィンテージを狙った音とのことですが…。
うーん、きっと良いピックアップなのでしょうが私は正直あまり好きになれませんでした。
おそらくですがこのピックアップは新品のギターに載せるよりも、本物のヴィンテージに載せることを前提に作られているような気がします。
セイモアダンカン自体が割とギターの個性に左右されやすいメーカーだと思っているので、鳴らないギターに載せても性能が発揮できないのでしょう。特にこのアンティクティはその特性が出ているピックアップだと思います。
もう一度チャレンジしてみたいピックアップでもありますね。
ちなみにアンティクティには黒いエスカッションが付属しますよ。
シングルコイル・ピックアップ
主にフェンダー系のギターに搭載されているピックアップですね。
シャープで鋭い、ブライトなサウンドが魅力のピックアップです。
Seymour Duncan SSL-1
ストラト用シングルコイルの定番。
良いところも悪いところも含めてこれぞストラト!という音がするので私は大好きですね。
ストラトサウンドを楽しみたいのであればまずハズさないピックアップだと思います。
三個セットでも価格が安めなのも嬉しいポイント。
これを載せて失敗したと思ったことはないです。
迷ったらまずこれを載せてみていいのではないでしょうか。
Fender Tex-Mex Strat Pickups
フェンダーメキシコのストラトによく標準装備されているピックアップです。
パーツとしても販売されていて、おそらくフェンダーのピックアップのラインナップの中では最も安いピックアップでしょう。(3つセットで10000円程度!)
安いので敬遠されがちですが、全然悪くないです。
純粋なストラトサウンドではありませんが、そこそこパワーがあって弾きやすい。
ちょっとモダンよりなピックアップかもしれません。
あまりヴィンテージライクなサウンドを求めないのであれば選択肢としてはありだと思います。
Fender Custom Shop Texas Special Strat Pickups
通称テキスペ。
このピックアップのファンも結構多いのではないでしょうか。
よくフェンダージャパンのギターに載っているテキスペとバラ売りされているテキスペは同じ物か?それとも違う物か?と議論されますが、私の個人的な見解では全くの別物です。
おそらくフェンダージャパンに載っているテキスペはどこかのOEM製品だと思います。
ただ、どちらが良いか?ということではなく、好みの問題ですね。
フェンダージャパンに載っているテキスペもそれはそれで良いピックアップだと思いますし、機会があればぜひ弾き比べてみてほしいですね。
私はカスタムショップ製のテキスペの方が好きです。
ギラギラといい感じに暴れてくれる音が出ますね。
欠点としてはノイズが気になる人もいるかもしれませんが、それを差し引いても良いピックアップだと思います。
ピックアップを交換した感も大きいと思います。
Fender Vintage Noiseless Strat Pickups
エリック・クラプトン モデルに搭載されているノイズレスピックアップ。
とても扱いやすい音ですが、正直あまりストラトサウンドとは言えないかもしれません。
ただしミッドブーストを併用した時のサウンドは唯一無二の個性があると思います。
個人的にはこれを初めて弾いた時のノイズレスなサウンドに驚きました。
今でも所有しているストラトに取り付けています。
ノイズレスなサウンドを求めるプレイヤーは試してみる価値があると思います。
交換する際はポットも合わせて交換してみても良いと思います。
1M、500K、250Kでそれぞれガラリと音質が変わるので、好みのポイントを探してみてはどうでしょうか。
Fender Hot Noiseless Strat PickUps
ジェフベックモデルのストラトに搭載されているピックアップ。
ヴィンテージノイズレスのパワーをより強くしたものらしいですが…。
ホットノイズレスに関しては個人的に狙い通りの音が出せず、失敗だったピックアップの一つです。
きっと私が使いこなせてないだけなのでしょうが、ストラトらしさは皆無でした。
これならストラトじゃなくても良いかもって思えるサウンドでした。
音をとにかく太くしたい!というのであればアリでしょう。
また、やはりノイズレスな点は素晴らしいところだと思います。
Fender Samarium Cobalt Noiseless Strat PickUps
通称SCN。
ちょっと前のアメリカンデラックスシリーズのストラトに標準装備されていたピックアップ。
S1スイッチと組み合わせることで何通りもの音色が出せるピックアップでしたね。
ネット上でも結構評価の高いピックアップで、もう中古でしか手に入らないので、そこそこプレミア価格になってきている感がある。
私も実際に入手してストラトに装着しましたが、確かに良いピックアップでした。
弾いていて気持ちよくて、一度弾くと長々と弾いてしまうサウンド。
シングルコイルらしさを失わずに、それでいてノイズレスというある種の理想を体現したピックアップでしたね。
でもどうしてこんなに良いピックアップなのにディスコンになっちゃったんだろう?
ただ、絶対にこれでなくてはならないかと聞かれるとそうでもないので、無理してプレミア価格で買う必要性は感じないです。
私は友人が欲しいというので売却してしまいました(笑)
SEYMOUR DUNCAN (セイモアダンカン) STL-1
定番中の定番。
でもセイモアダンカンのテレキャスター用ピックアップの中では一番好きかも。
ジャキジャキしたテレキャスターの音を求めるならこれかな。
決して音が細いわけでもなく、キンキンし過ぎることもない絶妙なバランスのピックアップだと思います。
テレキャスターに何を載せるか迷ったらとりあえずコレで良いと思います。
ポットの種類によってもニュアンスが変わるから、色々試してみるといいかも。
価格も安めなので試しやすいピックアップだと思います。
ちなみにSTL-1にはセイモアダンカンのロゴがないです。
個人的にはロゴがないほうが好きです。
ロゴが欲しいひとはSTL-2をどうぞ。
SEYMOUR DUNCAN (セイモアダンカン) STL-1B
ブロードキャスター期のテレキャスサウンドを意識したピックアップ。
太いテレキャスのサウンドを求めて交換しましたが、思ったほど太くなかったです。
でも悪い音ではありませんよ。
マイルドな音だと思います。
リアがキンキンし過ぎるのが嫌だ!という人にはピッタリではないでしょうか。
このピックアップも鳴りの良いギターに載せてあげるとより性能を発揮するタイプだと思います。
SEYMOUR DUNCAN (セイモアダンカン) STL-2
パワーを求めるならこれは良いピックアップだと思います。
フェンダーのテキスペに近いニュアンスかもしれません。私は好きです。
ジャキジャキした音がテレキャスだ!という人には向かないと思います。
太い音のテレキャスターを求めている人にはピッタリかと。
個人的にはSTL-1Bよりもこっちのほうが音が太いと思います。
実用的で、色々なジャンルに使えると思います。
ただ、ピックアップにセイモアダンカンのロゴがあるので、これが苦手な方もいるかと。
ヴィンテージタイプのギターに載せる時はロゴを削りたくなりますね(笑)
もちろんロゴありのほうが良い人はこのままで。
Fender Custom Shop Texas Special Tele Pickups
テレキャスター用のテキスペ。
とてもパワーがあり、ガッツのある音が出ますね。
一人で弾いていても楽しいし、バンドで他の楽器と混ざったときでも良いかんじで鳴ってくれます。
テレキャスターを楽しむという点ではこのテキスペが一番オススメかもしれません。
パワーもあるので、オールジャンルいけますね。
テレキャスのピックアップ交換に迷ったらこれで間違いはないと思います。
ノイズが気になるという意見もありますが、私はそこまで気になりませんでした。
Custom Shop Single-Coil Broadcaster(ブリッジ用)
実はこのピックアップは市販されていないんですよ。
Classic Player Baja Telecasterなどのフェンダーの一部のモデルに標準装備されているピックアップです。
このピックアップはメチャクチャ良いですね。
音の太さと鋭さが上手に共存しているピックアップです。
最近はこれを載せたテレキャスばかり弾いてます。
中々ピックアップ単体で手に入れることはないでしょうが、もし試奏できる機会があればぜひ弾いてもらいたいピックアップですね。
LINDY FRALIN(リンディーフレーリン)BROADCASTER SET
特にシングルコイルの評価が高いリンディーフレーリンのピックアップ。
リンディーフレーリンのピックアップはどこか独特の空気感があるような気がします。
それを気に入るかどうかだと思いますが、私はこの雰囲気が好きです。
リンディならどの種類のピックアップを選んでも問題ないレベルだと思います。
それぐらい個人的には信頼しているメーカーですね。
このピックアップはマイルド音色ですね。
それでいてリンディーフレーリンならではの音の分離感も良いかんじです。
激しく歪ませて弾くよりもクリーンからクランチで弾いてあげたいピックアップです。
今はアッシュボディのテレキャスターに載せていますが、いい感じですよ。
LINDY FRALIN(リンディーフレーリン)TELECASTER SET
個人的には先に紹介したブロードキャスターセットよりもこちらのテレキャスターセットの方が好みです。
厳密に言えばアルダーボディのテレキャスに載せた時のサウンドが最高です。
ジャッキジャキのテレキャスサウンドなんだけど、それでいて甘い、全然耳に痛くない、アンサンブルに埋もれない素晴らしいピックアップです。
ある種の完成形だと思います。
これでコードをかき鳴らすととても気持ちが良いです。
リンディーフレーリンは少しお値段高めなのですが、予算が許すのであるならばこれをオススメします。
P-90 ピックアップ
ソープバータイプとドッグイヤータイプの二種類があります。
主にギブソン系のギターに搭載されています。
Seymour Duncan SPH90-1n Phat Cat Neck (ファットキャット)
セイモアダンカンから販売されている、ハムバッカーサイズのP90です。
ハムともシングルとも違うちょっと変わった音です。
甘さもあるんだけど、どこかジャリジャリしたサウンドです。
私は結構好きな音ですけど、好みが分かれるかも。
レスポールのフロントがこもって使えないと思っている人にはピッタリ合うピックアップかもしれません。
あと、使っている人があまりいないので、人とはちょっと違ったピックアップを使ってみたい人にもおすすめかも。
Seymour Duncan -1b Phat Cat (ファットキャット)
セイモアダンカンから販売されている、ハムバッカーサイズのP90です。
ネック用同様、ジャリジャリ感があります。
巻弦を弾いてるなーという感じがよく伝わるピックアップです。
フロントとのミックスの音が個人的には気に入りました。
良くいえばハムとシングルの良いとこ取り。
悪く言えば中途半端かもしれません。
あと、こちらも使っている人があまりいないので使っていたら結構目立つかも。
まとめ
いかがでしたか?
私が今まで所有して実際に使用してきたピックアップについてざっと書いてみました。
ピックアップはギターの音色を決める重要なパーツの一つです。
色々と試して理想のサウンドを探してみてください。
少しでもピックアップ選びの参考になれば幸いです。
私もまだ実は書ききれていないもの、購入したけどまだ取り付けていないピックアップなんかもあるので、随時更新していきたいと思います。
それではまた!
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