【レビュー】じつは隠れた名機かも?BOSSのマルチエフェクターME-50を使ってみた感想。

隠れた名機?BOSSのマルチエフェクターME-50をレビューしてみた。

みなさんは、ME-50というBOSSのマルチエフェクターをご存知ですか?

BOSSのMEシリーズとして2003年に発売されました。

立ち位置的にはME-80の旧来機にあたりますね。

参考記事:BOSSのGTシリーズとMEシリーズの違いは?BOSS ME-80をレビュー。

よく同じBOSSのGTシリーズと比較されることが多いMEシリーズですが、MEシリーズの最大の特徴は簡単な操作性です。

実際に使ったことがある人はわかると思いますが、まるでコンパクトエフェクターのような使い心地で操作することができます。

まるでコンパクトエフェクターを並べたような配置設計がされているのいるので、マルチエフェクターを触ったことのない人でも自分の出したい目的の音が出しやすいです。

そして今回取り上げるME-50はその方針を初めて取り入れたMEシリーズです。

意外と知られていませんが、元々のMEシリーズのコンセプトは操作性より音質重視の設計で、歪みはマルチエフェクターなのにアナログ回路を使っていました。

ME-50の前の機種ME-30もアナログ回路を使用していていました。

確かにそちらの方が歪みの音質が良いという人も多いかもしれません。

ただ、エフェクトの操作にボタンしかなかったので操作性が悪く、説明書をちゃんと読まないと操作がよくわからないというという欠点がありました。

マルチエフェクター全般にある問題点かもしれませんが、その問題点をクリアしたのがME-50です。

ME-50ではボタンをほとんど使わず、コントロールノブ多めにしておりそれが操作性の良さを生み出しています。

また歪みはアナログ回路からデジタルへと変わってしまいましたが、個人的には全然使える音だと思います。

特に歪みエフェクターのモデリングの種類が多く、BOSSのコンパクトエフェクターはもちろん、RATやガバナー、ディストーション+などの名機のモデリングがあるのが嬉しいですね。

 

ME-50はこんな人にオススメ!

機械の操作が苦手、覚えるのがめんどくさい、マルチの使い方が分からない人や初めてマルチを使ってみる人が向いていると思います。

とにかく簡単にマルチエフェクターを使ってみたい人にピッタリの機種です。

 

ME-50の仕様

ME-50の大きさは横38.4cm縦22.5cm高さ7.8cmで重さが3.15㎏です。

マルチエフェクターとしては中型ぐらいの大きさですね。

電源には乾電池、ACアダプターも使えます。

接続端子にインプットとアウトプットだけでなく、練習に便利なAUX INとヘッドホン/LINE OUTもあります。

 

ME-50の内蔵エフェクター

大まかに分けてトーン・モディファイ、コンプレッサー、歪み、モジュレーション、ディレイ、リバーブ
ペダル・エフェクターの7種類に分類されます。

 

トーンモディファイ

このつまみはギター自身の音を変化させる事ができます。

ME-50にはイコライザーが無いのでイコライザーの代わりとして使うこともできます。

実際に使ってみるとS→Hというシングルコイルのピックアップをハムの音に変えるエフェクターがギターの音を太くするのでとても使い易いです。

ギターソロの時に組み込んだりシングルピックアップのギターで重ための曲などをする時に重宝します。

その他にはフルアコのモデリングのHOLLOWとかも雰囲気が出ていいです。

 

コンプレッサー

普通のコンプレッサーなのですが、リミッター的な使い方もできます。

サスティンが短めのギターを使うときは普段から掛けっぱなしにしていました。

 

歪み系

ME-50の歪みエフェクターは同時期に発売されたOD-20というBOSSのツイン・ペダル・シリーズをリファインしており、全部で22種類の歪みがあります。

しかも、どの歪みでも使いどころがあるのが凄いところです。

大体のマルチエフェクターにはどうしても使い道がない歪みがあったりしますけどね。

さすがBOSSのCOSM技術といったところでしょうか。

特にモデリングされたOD-2とかRATのモデリングとかも良い音です。

その他にはシンセサイザー風の飛び道具的なサウンドのSQUAREやオクターブファズなどもあり、飛び道具も充実しています。

機能的な面においてはノブが4つあって、左からvolum、high、low、gainがあり元々のエフェクターに無いノブでも普通にききます。

後はTURBO機能という元のエフェクターよりも歪ませるというとんでも機能もあり、例えば普通にしてても歪むメタルゾーンをさらに歪ませる事もできます。

これは面白い機能ですよね!

こんな感じに歪み部分だけでも十分遊べるマルチエフェクターだと思います。

 

モジュレーション

さすがBOSSといった感じに飛び道具の幅が大きいです。

エフェクターによってつまみの効果が変わるので説明しにくいのですが、つまみ自体がとても効き易いので触ってみればすぐにわかると思います。

コーラスだけで三種類あったり、UNI-Vといった特殊なフランジャーもあり、大体のモジュレーションエフェクトは揃っていて使い勝手が良いと感じました。

その中でも特に便利だなと思ったのは、HARMONISTです。

これはハーモナイザーの一種ですが、曲のKeyを始めに設定しておいてその状態でフレーズを弾くとそのフレーズをエフェクターがハモってくれるといった代物です。

どこが便利というとギターソロの時やちょっとしたフレーズにとりあえず使えるといったところです。

このような感じにモジュレーションも王道から飛び道具まで充実しています。

 

ディレイ

ME-50のディレイは感覚的に操作するエフェクトが多いですね。

たとえばギターの音を逆再生するREVERSEやヴァイオリン奏法のような音の出せるSLOW ECHOと自分の決めたテンポにディレイをかけることが出来るTAPもあります。

実際に演奏をする時にギターによってはヴァイオリン奏法が出来ないギターのもあるのでSLOW ECHOはそこそこ重宝しますね。

また、普通のディレイはタイムごと0~30ms,25~125msといった感じに区切られていて、細かな設定をすることが出来ます。

モジュレーションに比べれば種類が少ないですがその分実戦的なものが多いといった感じですね。

 

リバーブ

ノブが一つしかないのですがその中に四つエフェクトが入っているという地味に豊富な感じで大体の使い分けは出来ます。

ノブが一つのため細かな調整というよりも大雑把に使うといった感じです。リバーブの音を作りこみたいという人は個別に用意した方がいいです。

 

ペダル・エフェクト

ME-50のペダルはOFFのときはヴォリュームペダルが設定されています。

踏み込めばオンになるタイプのやつで定番のワウペダルやピッチシフターの役割を持っている±1OCTAVEだったりとペダル系のエフェクターはそこそこ揃っています。

音的には全然使えるのですが、前のクライベイビーの記事で書いたような問題があるのでライブで使う時にそのエフェクターを用意した方が良いと思います

参考記事:ワウペダルの大定番GCB-95 Cry Baby クライベイビーをレビューする!

 

ME-50を実際に使ってみた感想

私は一時期の間、ME-50を使っていましたがほんとにライブ向けなマルチエフェクターだと思います。

ライブで自分のギターの音を少し変えたい時に大体のマルチだと、ページの行き来とかで目的の操作をするのに時間がかかるじゃないですか。

ところが、ME-50だと音作りの操作をノブで行えるため時間がかからないんです。

ここが一番使いやすいと感じたところで、ME-50を使っていた一番の理由でした。

どれだけ音の良いマルチエフェクターでも操作性が悪いと誤作動したり、会場で細かい調整ができなかったりして本領をライブで発揮出来ない場合もあります。

それだったら音がそこそこでも操作性がいい方が実力を発揮しやすくそっちの方が結局良い音で演奏出来ると思います。

 

ME-50の欠点

パッチ変更した時に音が途切れるといわれますが、確かに音切れはありますね。

ただ、フレーズ途中で急に変えたりとかしないかぎり気になることはありません。

こういうものだと割り切って使いこなしたほうがいいでしょう。

個人的に一番の欠点は重い所ですね。

重さが3.15kgと軽いギターと同じ位なのでスタジオとかに行く時に結構苦労します。

実質ギターを2本持ち歩いていると変わらないのでそりゃそうだなといった感じですかね。

本当それ以外は使いやすくていいマルチエフェクターだと思いました。

 

最後に

今回はBOSSのマルチエフェクターME-50を取り上げましたがどうでしょうか?

ME-50はもう15年以上前のマルチエフェクターですが、自分はぜひ他の人にもME-50を使って見て欲しいです!

結構古いですが全部現役で戦えますのでこの際買って見るのはどうですか?

昔の機種なので、ヤフオクやメルカリで5~6000円位で売ってますので興味がある方ぜひ買ってみてください。

もう少しお金を出せるなら現行機種のME-80の購入を検討してみてもいいかもしれません。

参考記事:BOSSのGTシリーズとMEシリーズの違いは?BOSS ME-80をレビュー。

それではまた!