こんにちは。
今回紹介するエフェクターは、「Fulltone OCD-Ge (フルトーン オーバードライブ ゲルマニウム)」です。
今や定番となったオーバードライブペダルのOCDですが、もともと最初期のOCDにはゲルマニウムダイオードが使われていたそうです。
しかし徐々に入手が困難になり、OCDはゲルマニウムダイオードを使わないようにバージョンを変更をしていきました。
この度、フルトーンカスタムショップが大量のゲルマニウムダイオードを買い占めることに成功。
究極のOCDを目指して製作されたのが、この「OCD-Ge」だそうだ。
じゃあ実際に、普通のOCDと比べて何が違うのか?わざわざ買う価値はあるのか?
早速レビューしていきたいと思います。
Fulltone OCD-Ge の外観・見た目
OCD-Geは普通のOCDと違って、淡く緑がかったメタリックブルーの筐体が特徴。
かなりカラーにはこだわっているみたいだけど、塗装の質自体はわりと雑かも(笑)
でもそれ以上にこの青い筐体がカッコイイからOK!
コントロールツマミの色も黒色から白色に変更されています。
DCジャックは左サイドに設置。
位置的にL字型の電源コードのほうが使いやすそうです。
カラーリングとプリントされているロゴや文字が違うだけで、基本的な外観はノーマルのOCDと一緒。
ノーマルと並べてみるとこんなかんじ。
OCD-Geのほうがカラーリングのせいか、なんか特別感がありますよね。
フルトーンはたまに限定で特別なカラーのペダルを発売したりするのですが、
今回のこのカラーは個人的にかなりナイスなカラーだと思う。
ノーマルOCDのレビュー記事はこちら↓
LEDがブルーに!
普通のOCDと違うところの一つ。
やっぱり高輝度LEDのブルーカラーはキレイですよね。
ライブ中もひと目でON/OFFがわかるのも便利。
筐体の中身はこんなかんじ
OCDは工具なしで簡単に開けることができます。
このスイッチで、バッファーのON/OFFを切り替えられます。
とても良質なバッファーなので、基本的にONでいいんじゃないかな?
このあたりは音作りや個人の好み次第。
また、基盤にはVER2の文字がプリントされています。
このことから、OCD-GはOCDのバージョン2を基に製作されているのかもしれませんね。
電池をのけるとシリアルナンバーが手書きで書かれています。
Fulltone OCD-Ge のサウンド
そもそもOCDって、普通に良い音が出る歪みペダルだと僕は思うんです。
ただ、ちょっと歪ませるとブーミーに感じるときがあったのも事実。
レスポールみたいなハムバッカー搭載のギターを使ってるときはとくに感じていました。
しかし、このOCD-Geでは歪ませてもブーミーさが感じられません。
低音がスッキリして、歪んでほしいところだけ歪んでくれるかんじ。
なんだろう、ノーマルのOCDよりも鮮明でクリアな音質。
それでいて低音から高音まで、レンジの広いサウンドを出してくれますね。
まさにこれだ!ってかんじのちょうどいい歪み方。
OCDのキャラクターは好きだけど、低音が出過ぎるからちょっと。。。
っていう人にこそ使ってみてほしい歪みペダルに仕上がっていますよ。
歪みの質感
OCDらしくきめの細かい歪み方をしますね。
でもそれだけでなく、真空管アンプを歪ませたような荒々しさも感じます。
かなりアンプライクな歪み方をしていると思います。
また、気のせいかもしれないけどピッキングの追従性がノーマルのOCDよりも良く感じます。(これがゲルマニウムの効果か!?)
単体でもブースターでもイケる
OCDはブースターとして使用しているイメージですが、
このOCD-Geならかけっぱなしでも全然イケる!
もちろんブースターとしても使える。
メインの歪みペダルとしてガンガン使っていけるレベルのペダルだと思います。
Fulltone OCD-Ge のまとめ
いかがでしたか?
歪みペダルの良し悪しは、最終的には個人の好み。
しかし、僕はノーマルのOCDよりもOCD-Geのほうが好みでした。
まさに究極のOCDといってもいいぐらいの完成度です。
とにかく弾いていて気持ちの良い歪みがかかる!
さっそくエフェクターボードに組み込んでしまったぐらい気に入ってますよ。
ノーマルのOCDに満足できなかった人でも、OCD-Geなら満足できそう。(僕もその一人w)
ちょっと価格が高いペダルになってしまいますが、オーバードライブ系のペダルが好きな人にはホントにオススメ。
数量限定?みたいだし、売ってるところも結構少ないので、気になる人は売り切れる前に購入したほうがいいかも。
今回はそんなかんじで、「Fulltone OCD-Ge (フルトーン オーバードライブ ゲルマニウム)」のレビューでした。
それではまた。
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