こんにちは、かいちょーです。
先日購入したBOSSのGT-1000 COREを、せっかくなんで同じくBOSSのMS-3と比較してみました。
わりと共通点も多い、この2機種。
どちらを買おうか悩んでいる人、結構気になる人が多いのではないでしょうか?
多分、MS-3ユーザーは省スペースな機材が好きだったり、お気に入りのペダルを使いたい人だったりすると思います。
私もMS-3を愛用していたので、GT-1000 COREが発表されたときは購入を考えました。
ということで、MS-3とGT-1000 COREを比較してみましょう。
GT-1000 COREのレビュー記事はこちら↓
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本体の大きさ・重さを比較してみる
まずは両者の大きさを比較してみました。
- GT-1000 COREは、173mm(幅)× 135mm(奥行)× 63mm(高さ)
- MS-3は、275mm(幅)× 97mm(奥行)× 68mm(高さ)
画像を見ればわかりやすいですが、横幅は圧倒的にGT-1000 COREのほうがコンパクト。
奥行きはMS-3のほうが少ない。
エフェクターボードを選ぶ際は、両機種の大きさの違いを考えてボードを選ぶようにしよう。
ちなみに、これは僕がMS-3で組んだエフェクターボード。
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使っているボードはコレ!
奥行きは約25cmあるのですが、GT-1000 COREで使う場合はこのサイズを選んではいけない!
なぜなら、奥行きが足りなくてペダルを追加することができなくなるから。
どんなボードを組むかにもよるけど、少なくとも奥行きは30cm以上は欲しいかも。
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そうなると、このあたりのエフェクターボードがいいかも。
もちろんGT-1000 COREを単体で使用する場合は、特にサイズを気にしなくてもほとんどのボードで使用可能だと思います。
重さはそこまで気にしなくてもいいかも
- GT-1000 COREは920g
- MS-3は1.1kg
じつはMS-3のほうが少しだけ重いんです。
でも、その差は僅か180g。
重さに関しては、正直そこまで気にしなくてもよいレベルかも。
音質を比較してみる
音質に関してはGT-1000 CORE のほうが上。
なぜなら、マルチエフェクターの音質を決めるのは、おもにサンプリング周波数とAD/DAのビットレートの数字。
- GT-1000 COREは、96kHzの32bit
- MS-3は、44.1kHzの32bit
このあたりは価格の違いがハッキリと現れているところ。
ただ、ライブなどで観客席から聞いて音の違いを聞き分けるのは難しいと思います。
自分がどこまでこだわるのか?という部分ですね。
搭載エフェクターの数・違い
エフェクトに関する一番大きな違いは、アンプシミュレーターの有無でしょう。
GT-1000 COREには、16種類のアンプシミュレーターが搭載されていますが、MS-3にはありません。
また、搭載されているエフェクターの数は、
- GT-1000 CORE:116種類
- MS-3:112種類
このように、エフェクト数でもGT-1000 COREのほうが上。
さすがはBOSSのフラッグシップ機といったところ。
とくにBOSSのX系のエフェクターが搭載されているのが個人的にポイント高い。
OD-1XやDS-1Xが内蔵されてるのはアツい!
MS-3に搭載されているエフェクターも決して少なくはないし、クオリティも高いんですけどねー
このあたりはやはりGT-1000 COREに軍配が上がりますね。
その他の違い
SEND/RETURN 端子の数
MS-3には3つのSEND/RETURN 端子があります。
対して、GT-1000 COREには2つしかありません。
使いたいペダルが多い人にはMS-3のほうが使いやすいでしょう。
そもそもMS-3は、マルチエフェクター兼スイッチャーというコンセプトの製品。
このあたりはMS-3のほうが優秀。
消費電力の違い
MS-3の消費電流は280mA
GT-1000 COREの消費電流は670mA
消費電力はMS-3のほうが少ない。
そのため、パワーサプライからの分岐ケーブルで動作可能です。
それに対して、GT-1000 COREは専用のアダプターでなければ動作することができません。(電源は入るけど、度々電源が落ちる)
GT-1000 COREにペダルを繋げて使用する場合、普段使っているパワーサプライとは別に、専用の電源アダプターを使わなければならない。
エフェクターボードがごちゃつくのが嫌な人は、MS-3のほうがスッキリするかも。
PCとの連携について
GT-1000 CORE もMS-3もPCに繋いで、「BOSS TONE CENTRAL」を利用することが可能です。
この点は両者同じ。
お好みのサウンドパッチをダウンロードしたり、作ったサウンドをPCで管理したりできます。
しかし、オーディオ・インターフェイス機能はMS-3にはありません。
「ライブもDTMもこれ一台でやりたい!」
という人は、GT-1000 CORE を買ったほうが幸せになれるかも。
フットスイッチの間隔に注意!
左がGT-1000 CORE、右がMS-3です。
フットスイッチの間隔が、MS-3よりもGT-1000 COREは狭くなっています。
ここ重要!
MS-3でもフットスイッチの間隔が狭くて、うっかり踏み間違いがあったりしたので、
GT-1000 COREはさらに気を付けないといけないかも!
とくに足が大きい人はキツイ。(僕の足のサイズは28センチです)
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ただ、別売りのフットスイッチなどで拡張してあげることである程度カバーできそう。
このあたりは足の大きさなどの要素もあるので、一度店頭で確認してみることをオススメします。
GT-1000 COREとMS-3の比較・まとめ
ざっくりですが、GT-1000 COREとMS-3の両機種を比較してみました。
どちらも使ってみた僕の感想は、
- ライブやレコーディング・DTMなど1台で完結させたいならGT-1000 CORE
- ライブでガンガン使っていきたいならMS-3
用途で考えるならこんなかんじ。
使い方ではなく、コスパだけで考えるなら、GT-1000 COREがオススメ。
だって音質、アンプモデル、エフェクト数、を考えたらかなりお得ですもん。
オーディオインターフェイス機能も付いてるし、まさにオールインワン。
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MS-3も良い製品なんですけどね。
コスパで考えるとGT-1000 COREには一歩劣るかな。
でも、使いたいペダルが多いならこっちを買ったほうが使いやすいはず。
機能が少ない分、操作に慣れるまでのスピードはこちらのほうが早いかも。
いずれにせよ、どちらを買ってもほとんどのギタリストが満足できるはず。
どちらの製品もかなり完成度の高いプロダクトです。
お金に余裕があるなら、両方買うのも全然アリ!
以上、両機種の比較レビューでした。
この2機種で迷っている人の参考になれば幸いです。
それではまた。
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