こんにちは!
今回はエレキギターの弦について紹介したいと思います。
エレキギターの弦ってたくさん種類があって、どれを買えばいいのか迷ったことありませんか?
とくに初心者の頃なんて、なにがなんだかわけがわからないまま弦を選んでいませんでしたか?
じつはエレキギター弦の世界もかなり奥が深いんですよ。
ということで、エレキギターの弦について解説していきますね。
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弦の太さで弾きやすさは変わる
まず初心者が迷うのが、弦の太さでしょう。
ギターは弦の太さによってサウンドも違えば弾きやすさも全然変わります。
弦の太さのことをゲージといいます。
これはエレキギターもアコースティックギターも同じです。
まずは太い弦と細い弦の違いを知りましょう。
太い弦のメリット・デメリット
弦が太くなると、やはりそれだけ音が太く、サウンドにハリが出るような気がします。
単音で弾いたときにより顕著に音の太さを感じることができると思います。
その反面、弦が太くなることによってテンションが強くなり、押さえづらかったり、チョーキングがしづらかったりします。
指の力が弱い人は、少し細めの弦を選ぶと弾きやすいかもしれませんね。
また、あまりに太すぎる弦を選ぶと、ギターのナットの交換が必要になる場合もあります。
細い弦のメリット・デメリット
細い弦は太い弦に比べて、よりシャープなサウンドになる傾向があります。
また、弦のテンションが弱くなるため、指の力が弱くても楽に押さえられて弾きやすいです。
初心者は細い弦で練習すると弾きやすくて練習がはかどるかもしれないですね。
もちろん弦が細くなった分、弦は切れやすくなります。
また、演奏するジャンルによっては物足りないサウンドになったりするかもしれません。
まずは10~46のライトゲージを試してみよう。
太い弦か細い弦か?
迷ったらまずはライトゲージと呼ばれる普通の太さの弦を試してみましょう。
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ライトゲージの太さは10〜46の太さになります。
どの弦メーカーでも必ずラインナップにありますし、楽器屋さんでも一番置かれている太さだと思います。
迷ったらこれ。
どんなジャンルでも相性が良い万能なゲージです。
私も10〜46のライトゲージの弦をよく愛用しています。
重低音が好きな人はヘヴィーゲージを
重低音が好きな人や、ダウンチューニングで激しい音楽をする人にはヘヴィーゲージやミディアムゲージをオススメします。
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弦が太いのでテンションが高く、1音下げや半音下げなどのダウンチューニングをしても弦がダルダルになりにくいので弾きやすいです。
また、弦が太い分音もハリがあり、かなり重低音が強調されます。
注意点として、あまりに太い弦を張る場合はギター本体への加工が必要になる場合もあること。
普通のギターでは、ナットの溝やブリッジの駒などが太いゲージに対応していない場合があるので注意してください。
また、ネックが弱いギターの場合は、あまりに太いゲージを張るとネックが反る恐れもあります。
ミディアムスケールのギターよりも、ロングスケールやスーパーロングスケールのギターに張るのがオススメ。
カスタムゲージを試してみよう
ゲージの中には、カスタムゲージと呼ばれるものがあります。
たとえば、「1弦は0.9がいいけど、6弦は46が弾きやすいんだけどなあ」みたいな人にピッタリのゲージです。
簡単に言えば、ライトゲージとスーパーライトゲージの良いとこ取りみたいな組み合わせで販売されていたりします。
とことん音にこだわりたい!妥協したくない!っていう人にはカスタムゲージがオススメ。
カスタムゲージにも色々な組み合わせがあるので、ライトやスーパーライトでしっくりこなければ試してみてはどうでしょうか?
弦の素材でも音は変わるよ!
エレキギターの弦にはいくつかの素材があります。
素材によってさまざまな特徴があるので、ここでおさらいしておきましょう。
ニッケル弦
エレキギターの弦としてはもっともよく使われている素材。
多分、ギターを買った時に最初に張られている弦は間違いなくこれ。
他の素材の弦に比べて、ちょっと柔らかいのが特徴。
弦1セットあたりの価格も一番安いです。
特別サビに強いというわけでもないので、ギターを弾いた後にそのまま放置しておくとすぐに錆びてしまいます。
ギターの練習後は軽く拭いてあげると、結構長持ちしますよ。
ステンレス弦
最近使われ始めた素材。
ニッケルよりも固い素材で、サビに強いので長持ちします。
サウンドもシャープで硬めの音が出ます。
好きな人はメッチャ好きになるサウンドだと思いますよ。
ニッケル弦と比べても特別高いというわけでもないので、試したことがない人は試してみてもいいかも。
コーティング弦(コーテッド)
弦の表面にコーティングを施し、弦の寿命を大幅に伸ばした弦。
ギターを弾く頻度にもよりますが、1〜2ヶ月は当たり前のように持ちます。
1セットの価格は普通の弦の倍以上の価格ですが、その分長持ちするので結果的にコスパが良い場合も。
弦はセットで買う?バラ売り?どっちがお得?
基本的にギターの弦は1弦から6弦までの合計6本で1セットとして売られています。
バラ売りをしている楽器屋さんもありますが、個人的には弦を交換するときは全部の弦を一緒に交換することをオススメします。
というのも、交換した弦だけ微妙にサウンドが違うということになりがちだからです。
ライブ直前などで全部の弦を交換する時間がないとか、弦をセットで買うお金がない!という人でなければ、弦を交換するときは全部の弦を交換しましょう。
おすすめのエレキギター弦
管理人がおすすめのエレキギターの弦を紹介していきましょう。
ERNIE BALL(アーニーボール)
アーニーボールの弦は全体的にやわらかく、弾きやすい印象です。
また、張り替えたときのギラギラ感も弾いていて気持ちが良いですね。
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大定番のERNIE BALL(アーニーボール)の弦。
こちらの黄色いパッケージはRegular Slinky(レギュラースリンキー)というライトゲージの弦。
楽器屋さんで置いていないところはないんじゃないの?ってレベル。
数々のミュージシャンが使ってきた実績がありますね。
エリック・クラプトンやジョンメイヤーも使用している弦ですね。
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こちらのピンク色のパッケージのSuper Slinky(スーパースリンキー)は細めのスーパーライトゲージ。
細めの弦が好きな人はこちらを選びましょう。
このゲージはジェフベックが使っていますね。
DADDARIO (ダダリオ)
アーニボールのライバルですね。
ダダリオの弦はアーニーボールほどギラギラはせずに、落ち着いたサウンドな印象。
ちょっとダークな音色なのかな?
単音で弾いた時にとても芯のある音がでますね。
有名なアーティストでは、ジョン・フルシアンテやスティーブ・ヴァイが使用しています。
ダダリオはポールエンドに色がついていてオシャレです。
アーニボールだとちょっと暴れすぎるかなー?っていう人はダダリオを試してみてはどうでしょうか?
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こちらのゲージは細めのスーパーライトゲージ。
これにするとチョーキングがしやすくてヤバい。
音の太さが足りないなんてことも感じさせない弦です。
ちなみに、このゲージでも十分弾きやすいですが、ダダリオにはまだまだ細い弦がエクストラ・スーパーライトゲージがラインナップされています。
ELIXIR(エリクサー)
コーティング弦といえばエリクサー!
とにかく長持ちするので、あまり使わないギターなんかにはこれを張っておくと楽です。
私もエリクサーは好きでよく使っているのですが、エリクサーをあまり好まない人も結構いますね。
サウンド的には、良し悪しは別にして明らかに普通の弦とは違いますからね。
私が使っているエリクサーはこれ。
コーティングのおかげでフィンガリングもしやすいし、なかなかサビないので、長いときは半年ぐらい張りっぱなしで使うときもあります。
普通の弦の倍の値段はするけど、それ以上にコスパが良いです。
弦は3パックセットを買うのがコスパが良くてオススメ!
ギターの弦はセットで買うのが断然お得!
1パックずつ買うよりも断然コスパが良いですよ。
自分の使うギターの弦がある程度決まってきたらまとめ買いするのが安くてグッド!
最近は色々なメーカーから弦のセット販売が行われていますね。
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定番のものはだいたい3パックセットが販売されていますね。
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とくにエリクサーはセットで買うのがお得です。
エリクサーは偽物に注意!
エリクサーの弦は価格が高いためか、偽物が存在することが判明しています。
ヤフオクやメルカリなんか異様に安いエリクサーを見つけたら気をつけましょう!
海外に行ったときに楽器屋さんで、異常に安い値段で売っていたという情報もあります。
見分け方としては、パッケージが本物と違うらしいです。(中国語が書かれているらしい)
いずれにせよ、異常に安いエリクサーを見つけたら偽物の可能性があるので注意しましょう。
なるべくちゃんとした楽器屋さんや、サウンドハウスやAmazonなどの大手が販売しているようなところで買いましょう。
エレキギターの弦を長持ちさせる裏技
ちょっとした工夫でギターの弦はびっくりするぐらい長持ちします。
ここでは弦を長持ちさせる裏技を紹介します。
ギターの練習後は布で弦を拭く
これをやるとやらないとでは弦の寿命が劇的に変わります。
手汗がついたまま放置しておくと、早いときは1日でサビてしまいます。
拭くと言っても、軽くサッと拭いてあげるだけなので手間もかからないですよ。
フィンガーイーズを使う
フィンガーイーズとは、指板潤滑剤のことです。
本来は指板の滑りを良くして、フィンガリングをしやすくするというものですが、ギターの弦に付着することで結果的に弦の寿命を延ばしてくれます。
フィンガーイーズを使ったことのない人はぜひ一度使ってみてください。
びっくりするぐらいフィンガリングがしやすくなりますよ。
あ、ちなみにフィンガーイーズを使い場合は練習後に拭き取る必要はないですよ。
せっかくの潤滑剤が取れてしまうので。
鍋で煮込む
私はやったことないのですが、サビた弦を外して鍋で煮沸させることで弦を復活させるという裏技があります。
ずいぶん昔から存在する噂なのですが、実際に多少の効果はあるようです。
煮込む時間に関しては諸説あるのですが、数分から10分程度で良いでしょう。
どうしても新しい弦が買えないときに試してみてください。(自己責任でお願いします!)
エレキの弦とアコギの弦って何が違うの?
エレキもアコギも同じギターですが、弦の素材が違います。
- エレキの弦・・・ニッケル
- アコギの弦・・・ブロンズ(銅)
エレキはピックアップで音を拾うことを前提に設計されていますので、より磁力の強いニッケルを素材として使っています。
アコギは生音で演奏することが前提なので、より響きのよいブロンズが素材として使われています。
エレキにアコギの弦を張るのはダメなの?
ダメではないです。でも良くもないです。
もちろん音もちゃんと出ます。
しかし、たとえ同じゲージ(太さ)を張ったとしても弾き心地が全然違います。
これはエレキの弦とアコギの弦の張力が違うからです。
また、やはりアコギ用の弦では良い音とは言い難く、思ったようなサウンドが得られないことも多いです。
エレキにはやはりエレキギター用の弦を張るほうが無難でしょう。
じゃあアコギにエレキの弦を張るのはダメ?
ダメです。
なぜならエレキ用の弦はアコギ用の弦に比べて張力が強いため、アコギのネックに負担が掛かるからです。
つまりネックが反ってきてしまいます。
大切なギターに負担が掛かるので、アコギにエレキの弦を張るのは絶対にやめましょう。
音も決して良いものではありません。
エレキギター弦の種類・選び方のまとめ
エレキギターの弦の種類と選び方について解説しました。
弦はサウンドの中でも重要な役割を担っています、
弦の選び方に迷っている人は、まず自分の好みのゲージを見つけるところから始めてみましょう。
そのあとで、好みのサウンドが見つかるように色々なメーカーを試してみてもいいと思います。
まだまだここでは紹介しきれていない弦もあるので、好みの弦を見つけてみてください。
それではまた!
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