MJTというメーカーを知っていますか?
MJTは、アメリカでは有名なレリック加工のボディを販売しているブランドです。
販売されているボディはフェンダー系のギターのボディで、オールラッカー塗装で仕上げられ、レリックが施されたボディが特徴です。
オーダーも受け付けていて、レリックの具合なども細かく指定して作ってくれるんですよ。
たまにヤフオクやメルカリなんかでも売られているのを見かけます。
以前に一度、MJTのボディを使ってテレキャスターを組み上げたことがあります。
参考記事:【DIY】MJT製のボディを使ってテレキャスターを組んでみたよ!【コンポーネント】
今回はこのMJTのボディを使ってストラトキャスターを組み上げていきたいと思います。
MJT製のストラトボディ
今回入手したボディはストラトキャスターのものです。
カラーは珍しいオレンジカラー!
写真ではわかりにくいかもですが、レリック加工がメチャクチャ渋いです!
ネックポケットにMJTのスタンプがあります。
キャビティのザグリはスイミングプールルート、いわゆる弁当箱ザグリです。
弁当箱のザグリを嫌がる人もけっこう居ますけど、個人的には全然問題なし。
ハムバッカーやP-90など、あとで好きなピックアップを載せるときに加工の必要がないのが楽でいいです。
また、MJT製のボディは軽いものが多く、このボディもかなり軽いです。
今回はこのボディを使ってストラトを組んでいきたいと思います。
ストラトに必要なパーツを集める
ボディ以外の残りのパーツを揃えていきます。
計算してみると、ストラトは意外にパーツの点数が多いので、バラバラに買い集めていくと結構費用がかかります。
ということで、ヤフオクでちょっとボロいストラトを落札しました。
フェンダージャパンのST62ーTXというモデルです。
人気のテキサススペシャルピックアップが搭載された、フェンダージャパンの売れ筋だったモデル。
このストラトからパーツを移植して仕上げていきたいと思います。
ネック
ST62のネックを移植。
ローズ指板で21フレット仕様です。
ヴィンテージタイプなので指板のRがきつめのタイプです。
ペグはお馴染み、ゴトーのマグナムロックに交換しました。
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すべてのギターに標準で搭載してもらいたいぐらいのパーツ。
これに交換するだけでチューニングの安定性がすごい。
とくにストラトはアーミングをするので必須の改造だと思います。
トレモロユニット
これもST62のトレモロを移植。
本当はアメスタなんかに搭載されている、2点支持式のトレモロを載せたかったんですよ。
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普通のトレモロなら6本のネジで止めるだけなんですが、この2点支持式トレモロはボディにアンカーを打つ必要があることが判明。
ちょっと面倒くさいな〜って思って、手元にあった普通のトレモロを載せました。
作業工程が増えてもいい人はチャレンジしてみてください。
ピックガード
これもST62のピックガードを移植。
写真では白に見えるかもしれませんが、カラーはミントグリーンになります。
ただ、ここは後でピックアップに合わせて交換する部分だと思います。
ピックアップ・アッセンブリー
ピックアップはとりあえずでテキサススペシャルを搭載しました。
ただ、せっかくボディのザグリが弁当箱なので、しばらく後でちょっと変わったピックアップを載せようか考え中。
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3Sのままなら、フェンダーのノイズレスピックアップかな。
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Seymour DuncanのSH-4 JBを積んで、実用度の高いリアハムにするのもアリ。
リンディーフレーリンのP-90とかも気になってる。
P−90を載せたストラトって珍しくないかな?
まあこんな感じでパーツを集めてきました。
パートが集まったらサクッと組み上げてしまいましょう。
ストラト完成!
作業時間は全部で2時間ぐらいかな?
ストラトキャスター完成!
やはりレリック仕上げのボディはカッコイイです。
オレンジ色のストラトキャスターって珍しくないですか?
レリック加工を近くで見てみるとこんなかんじ。
クラックがビッシリ入っていてカッコイイです!
塗装の感じは、ツヤはあるけど新品のギターよりはツヤが抑えられているかんじですね。
手触りがサラサラして気持ちいい。
あとで気づいたけど、ストラップピンを取り付けるのを忘れていました(笑)
もちろん裏側にもレリック加工は入っていますよ。
MJTのボディはどこで買えるの?
MJTのボディはヤフオクやメルカリでたまに売られています。
また、デジマートなどで検索すればすでに組み込まれた状態で売られてたりしますね。
いずれにせよ数は少ないですし、結構いい値段します。
MJT以外のボディでもよければ、じつはアマゾンで結構売られています。
フェンダーの純正品のボディもあります。
ネックも売ってる!
未塗装の物なら塗装の練習もできちゃいますね。
こんなかんじで、好きなギターを「買う」以外にも、「作る」という選択肢もありかもしれませんね。
【必読】MJT製のボディを使用する際の注意点!
ネジ穴を開ける必要がある。
MJT製のボディは、ピックガードやストラップピンを取り付けるためのネジ穴が開いていません。
そのため自分でネジ穴を開ける必要があります。(この工程が一番時間が掛かった)
下穴を開けるための工具を持っていない人は、まず工具を用意しましょう。
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私はこのタミヤのピンバイスを使っています。
ミニ四駆をしていた時に買っておいたものです(笑)
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ドリルもセットで買っておきましょう。
ギターの改造には絶対に役に立つので。
たまに下穴を開けずに、無理矢理ネジを回していく人がいますが絶対にやめてください!
最悪の場合、ネジが折れてボディの中に折れたネジが残ってしまいます。
そうなると、ネジ穴周辺のボディをえぐらないと取り出せなくなります。
ネックポケットがきつい
これはたまたまかもしれませんが、今回私が使用したボディはネックポケットが異様にきつかった。
けっこう無理にネックをはめ込んだかんじですね。
以前に使用したボディはこんなにきつくなかったんですけどねー
ちなみに、試しに家に転がっていたスクワイヤーのネックを付けようとしたらハマりませんでした。
使用するネックによっては、MJT製のボディに無加工で取り付けできない可能性があります。
私が今まで無加工で取り付けられたのは、Fender JAPAN製のネックと、Fender USA製のネックです。
ご参考までに。
まとめ
やはりギターの自作は楽しい!
ある意味、簡単に世界で一本だけの自分のオリジナルギターができる感覚。
自分が好きなパーツを選んで、組み込んでいくのはやはり楽しいですね。
気になるところが出てきたら、あとで自分で好きなだけ改造もできます。
それではまた!
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