こんにちは、かいちょーです。
今回はFENDER JAPAN TL62B-75TX カスタムテレキャスターについて紹介したいと思います。
「TL62B」という型番は、62年モデルのリイシューでバインディングがあることを表した型番です。
「75」は当時の定価を表していて、年代によってはここの数字が違います。(フェンダージャパンは何度も価格改定を行っているため)
「TX」はテキサススペシャル・ピックアップが搭載されていることを表しています。
この時期のフェンダージャパンの上位機種にはテキサススペシャルが搭載されているものが多かったんですよ。
このテレキャスターは、現在では生産完了しており、廃盤となっております。
現行品では「Fender Made in Japan Traditional 60s Telecaster Custom」という型番で販売されていますね。
実はこのギターは私が10代のときに初めて買ったフェンダージャパンのギターであり、テレキャスターでもあります。
今までたくさんのギターを買っては売ってを繰り返してきた私ですが、このギターだけはずっと手元に置いてます。
学生時代のバンド活動の思い出が詰まった大切ギターでもあるので、これからも売ったりはしないと思います。
この記事のもくじ
Fender JapanかUSAか?
当時、ギターを買うためにアルバイトをしてお金を貯めました。
貯金が10万円ぐらい貯まったときに、唐突に「テレキャスが欲しい!」と思ってFenderのカタログを読み漁りました。
悩みに悩んで、Fender USAのアメスタか、Fender Japanのカスタムテレキャスターかで迷いました。
Fenderのギターを買うときに、USAかJAPANかで悩むのは絶対に通る道ですよね(笑)
Fender USAのアメスタにはハードケースが付いてくるというのが当時の私には魅力的だった。
でも、当時の日本の音楽シーンで活躍していたナンバーガールの向井秀徳がTL62B-75TXを使っているというのをギターマガジンか何かで読んで・・・
プロが使っているなら間違いないだろうと思って、楽器店で新品で購入しました。(今思えば、アメスタを使っていたプロも居たと思うけど)
楽器屋の人が2割引にしてくれたので、約6万円+消費税(当時は5%)の価格で購入したことを今でも覚えています。
カスタムテレキャスターの特徴・仕様
カスタムテレキャスターは、1962年に登場したテレキャスター初のバリエーション機種です。
ボディにバインディングが施されているのが見た目の特徴で、ネックはスラブ貼りのローズウッド指板になっています。
見た目以外では、普通のテレキャスターとの違いはないです。
プレイヤーの好みで選んでいいでしょう。
バインディングがあることで、普通のテレキャスターよりも高級感があってフォーマルな印象がありますね。
ここからテレキャスにハマった
このテレキャスを購入してから、ずっとギターばかり弾いてました。
徐々に改造することにも興味を持ち始めて、このギターも色々改造されてます(笑)
ピックガードを交換
TL62Bには、もともとはミントグリーンのピックガードが付いていましたが、黒の3プライのピックガードに交換しました。
布袋のバンビーナキャスターのイメージですね。
ピックガードを交換する人は、フェンダージャパンなのでミリサイズを選びましょう。
ブリッジサドルを交換
テレキャスターの3WAYサドルではがオクターブピッチが合わないと知った私はさっそく改造することに。
ネットや雑誌で色々調べた結果、ジョーバーデンのサドルを購入しました。
このジョーバーデンのブリッジサドルは、ななめに角度が付いているので、オクターブピッチがぴったりと合うというものです。
6連ブリッジと違い、ヴィンテージ風の外観を変えずに改造できるのが良いところですね。
私はサドルしか使っていないのですが、ブリッジには切り欠けがされており、ブリッジミュートがしやすくなっています。
電装系を交換
フェンダージャパンのギターやベース全般に言えることですが、総じて電装系が弱い気がします。
ポットやコンデンサー、配線材などが国産の安物が使われています。
ポット類はCTSに、ジャックはスイッチクラフトに交換しました。
配線材はベルデンのクロスワイヤーのものに交換。
コンデンサーは定番のオレンジドロップに。
電装系を全部交換したら、物凄く音が変わりましたね。
個人的にフェンダージャパンのギターにはオススメの改造です。
ピックアップを交換
しばらくしてから、ピックアップをテキサススペシャルからリンディーフレーリンのTelecaster Setに交換しました。
テキサススペシャルもパワーがあって良いピックアップでしたね。
シングルらしい音から、ハムっぽい音まで出せるので、売れているのがよくわかります。
ただ、もっと繊細な音が欲しいなーっと思って、あと少しだけ歪ませた時にノイズが気になっていたので交換してみました。
これが狙い通りで、シングルらしい繊細な音がでるようになりました。
パワーは減りましたが、ノイズも少なくちょうどいいかんじ。
ジャックの部分をレスポールタイプのジャックプレートに交換
テレキャスターのジャックはよくトラブルが起きる部分です。
気がついたらいつの間にか緩んできてて、何度も締め直していたのですがめんどくさくなってきたので、レスポールタイプのジャックプレートに交換しました。
ボディ本体に穴をあける必要がありましたが、この改造をしてからジャックは一切緩んでこなくなったので、とても効果が高い改造でした。
FENDER JAPAN TL62B-75TX カスタムテレキャスターのまとめ
今回は思い出の一本、FENDER JAPAN TL62B-75TX カスタムテレキャスターについてレビューしました。
私は色々改造して使ってますけど、ノーマルのままでも全然使えるギターだと思います。
このバインディングボディのルックスに惚れたら買いでしょう。
予算的に厳しい人は、スクワイヤーのカスタムテレキャスターでも全然アリです!
私も持っていますが、コスパが良くて使いやすいですよ。
参考記事:【レビュー】バインディングがカッコイイ!Squier Classic Vibe 60s Custom Telecaster(カスタムテレキャスター)
あと、意外にギタリストでカスタムテレキャスターって使ってる人みないんですよね。
普通のテレキャスターやテレカスは使ってる人けっこういるけど。
ギター・ボーカルに使ってる人が多いのかも??
そんなかんじでギターボーカルの人にもオススメのギターですよ。
それではまた!
最新記事 by かいちょー (全て見る)
- 【レビュー】Fenderの歪みエフェクター「PUGILIST DISTORTION」を弾いてみた感想 - 2021年2月13日
- 【レビュー】BOGNER Ecstasy Blue(ボグナー エクスタシーブルー)はプレキシ系万能オーバードライブペダル! - 2021年2月12日
- 【レビュー】BOGNER Ecstasy Red(ボグナー エクスタシーレッド)はハイゲインだけどアンプっぽいペダル! - 2021年2月7日
- 【レビュー】レッチリのジョンも愛用!Electro-Harmonix Holy Grail(ホーリーグレイル) - 2021年1月28日
- 【レビュー】元祖アンプライク系ペダル!Marshall The Guv’nor(ガバナー 英国製) - 2021年1月18日