こんにちは、かいちょーです。
今回紹介するエフェクターは、「MXR M133 Microamp(マイクロアンプ)」です。
このペダルは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリスト、ジョン・フルシアンテが愛用していたことで有名なエフェクター。
同じくベースのフリーも使っていたので、当時はギタリストだけではなくベーシストにもマイクロアンプの愛用者が多かった。
ツマミが一つしかない、とても超簡単でシンプルなエフェクターなんですが、ボードに組み込んで使ってみると色々な効果があるんですよ。
ということで、マイクロアンプのレビューをしていきたいと思います。
マイクロアンプの仕様・特徴
とにかくシンプル!の一言で説明できちゃうペダル。
ツマミもGAIN一個しかないので、使い方に迷うことはないはず。
特に難しく考えることはありません。
右に回していくと音量が上がっていきます。
12時過ぎぐらいから、ほんの少しずつ歪んでいくかんじ。
乾電池でもアダプターでも駆動可能。
MXRのペダル全般に言えることですが、DCジャックの位置がシールドの差込口に近いのが少し不便な人もいるかも。
あと、電池交換の際にはドライバーが必要です。
MXRのコンパクトなサイズ感なので、ボードにも入れやすいサイズ。
価格も新品が1万円程度で購入可能。
いろいろと「ちょうど良い」ペダルでしょう。
マイクロアンプの使い方
ここでマイクロアンプの使用例をいくつか紹介しておきましょう。
バッファーとして使う
バッファーとして使う場合は、エフェクターボードの一番最初に置きます。
そしてスイッチは常時ONにしておく。
これだけでOK。
マイクロアンプをずっとかけっぱなしで使います。
これは、複数のコンパクトエフェクターを繋いでいるギタリストに高い効果がある使い方です。
ギターから出る音の信号を、一度マイクロアンプに通すことによって音の信号が強くなります。
一度バッファーを通した音の信号は劣化しにくくなります。
これがバッファーの効果です。
マイクロアンプをバッファーとして使うのはこのため。
ツマミでボリュームも調整できるので、マスターボリュームのように使えて使い勝手も良い。
ゲインブースターとして使う
マイクロアンプは、ツマミを12時以降に調整してあげると、ほんの少しだけ歪みます。
マーシャルなどの真空管アンプで使うと、さらに歪むかんじ。
普通の歪みペダルをブースターとして使った時に比べて、変な味付けがないのが良いところ。
それでいて音圧が稼げるし、音がグッ!と太くなったようなサウンドになります。
ちなみに、ブースターとして使う場合の接続順は、歪みペダルの前でも後でもOK!
自分の狙ったサウンドに近いほうに置いてあげよう。
置く場所が決まったら、あとはギターソロやリフなど好きなところで踏んであげましょう。
音が前に出てくるのを感じられるはず。
クリーンブースターとして使う
今でこそクリーンブースター系のペダルが増えましたが、ちょっと前まではそんなに種類がなかったんですよ。
そのため当時はマイクロアンプぐらいしか選択肢がなかった。
純粋に原音のまま音量をブーストしてあげるという使い方にピッタリのブースターでした。
音圧もイイ感じに上がります。
また、クリーントーンやクランチサウンドにマイクロアンプでブーストしてあげると、音にハリとツヤが出てメチャクチャ気持ちの良い音になります。
これでカッティングするとすごく気持ちいい。
ぜひ試してみて。
安いギターでも良い音に変わる!?
そもそもマイクロアンプは、発売当時に「安物のギターでも高級ギターの音になる」という売り文句で販売されました。
たしかにそのとおりで、マイクロアンプを通すと、ギターのサウンドにハリと艶が出ます。
とくにクリーントーンのときに違いがハッキリと出ますね。
「なんか音がイマイチだな〜」と思っているギターがあれば試してみると化けるかも。
サウンドの隠し味になるペダルだと言えますね。
レッチリのコピーバンドには必須のペダル
ジョン・フルシアンテといえばマイクロアンプ。
ということで、レッチリのコピーをするなら必須のペダルなんです。
ジョンはエフェクターを鬼のように並べることで有名です。
マイクロアンプをバッファーのように使っていたのかもしれませんね。
ベースのフリーもマイクロアンプを使っていました。
チョッパースタイルでパキッとしたサウンドを出していたので、クリーンブースターとして使っていたのかも。
いずれにせよ、レッチリのコピーをする上では欠かせない存在のペダルです。
レッチリのコピーならDS-2も要チェック!レビュー記事はこちら↓
MXR M133 Microamp のまとめ
いかがでしたか?
今回はMXRのマイクロアンプをレビューしました。
一時期に比べれば、少し使っている人も減ったかな?という印象もありますが、まだまだ使える定番のブースター。
最近はスイッチャーが流行ってるから、コンパクトをズラーっと並べて使う人も減ったしね。
クリーンブースターも種類が増えたし。
だからこそ今使ってみると逆に新鮮かもね。
あれこれ試して見る前に、「まずはコレを使っておけ」ってかんじ。
それと、マイクロアンプはベーシストにもオススメできるペダルですよー。
ギター以上にサウンドの違いを実感できるはず。
自分のサウンドの隠し味的にも使えるので、何か物足りなさを感じている人は試してみるといいかも。
それではまた。
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