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【レビュー】Fenderの歪みエフェクター「PUGILIST DISTORTION」を弾いてみた感想

【レビュー】Fenderの歪みエフェクター「PUGILIST DISTORTION」を弾いてみた感想

こんにちは。

Fender(フェンダー)といえば、ギターのブランドとして超有名ですが、じつはエフェクターも作っているんです。

特に最近ではラインナップが一新されて、いくつかの新作ペダルが発売されました。

今回は、その中の一つ「PUGILIST DISTORTION」をレビューしていきたいと思います。

ちなみに、「Pugilist 」とはプロボクサーという意味らしい。

この辺のネーミングセンスは海外のメーカーなんだなーって感じがしますよね。

 

FENDER PUGILIST DISTORTION の特徴・仕様

まずもうこの見た目がヤバいっすよね。

金ですよ。ゴールドですよ。

百式か?ってぐらいに金ピカですよ!

ゴールドアルマイトのヘアライン仕上げの塗装で超カッコイイ。

肌触りもいいかんじ。

 

2種類の歪み

PUGILIST DISTORTIONには「A」と「B」の2種類の歪みが内蔵されています。

Aは、キメの細かい軽めのディストーションサウンド。

オーバードライブよりかは歪むかなーっていう感じです。

Bは、ちょっと粗めの歪み方で、中低音にピークがある感じ。

Aよりは深く歪みますね。

この2種類の歪みを好みのポイントでミックスして使うことができます。

2種類の歪みをブレンドして使えるペダルって結構珍しい。

設計思想はBOSSのOS-2と似てますね。

 

FENDER PUGILIST DISTORTION のコントロール

このペダル、ちょっとだけコントロールが複雑なんですよねー

まず、GAINとTONEはAとBでそれぞれ独立していて個別に設定可能。

BLENDは、AとBをどれだけミックスさせるかのバランスを調節。

LEVELはAとBで共通で、マスターボリュームのような役割。

真ん中の左にあるミニスイッチは、SERIES(直列)とBLENDE(ミックス)を切り替え。

真ん中の右にあるミニスイッチは、低域を強調させるBASS BOOST。

こんなふうに、色々と細かく設定できるペダルに仕上がってます。

 

LEDバックライト付きのノブ

このペダル、なんとノブにLEDが埋め込まれてて青く光るんです!

これメッチャかっこいいんですよ。

明るいところでもハッキリ見えるぐらい明るい。

ライブのステージなんかでもかなり目立つはず。

暗い場所でちょっと設定したいときなんかに便利。

 

電池交換が超簡単

最近のフェンダーのエフェクターはとにかく電池交換が簡単。

本体の手前がマグネット式になっていて、指先で引っ張るだけでバッテリーボックスにアクセス可能。

これはとても画期的で良いアイデアだと思いますね。

もしかしたら、これから色々なメーカーが真似するかもしれません。

 

FENDER PUGILIST DISTORTION のサウンド

AとBで多少の違いはありますが、両方ともフェンダーらしい、カラッとした歪みです。

ディストーションといえど、ズンズンザクザク刻むようなサウンドは苦手。

使ってみた感想としては、ディストーションというよりはオーバードライブに近い感覚で使えますね。

そのため、これ一台でメタルやハードロックをやるのは難しいかな。

ロックやポップスなら全然OK、むしろバッチリハマるサウンド。

軽めのディストーションならAを、激しめのディストーションならBを中心にミックスさせていくと狙った音が作りやすい。

全体的にFenderらしい、軽快でシャープなサウンドだと思います。

 

上位機種もあるよ

「PUGILIST DISTORTION」には、さらに機能を詰め込んだ上位機種も発売されています。

 

新たにMuteモードとParallelモードを搭載。

さらにHIGIとLOWのマスターイコライザーが追加されて音作りの幅が広がっています。

PUGILIST DISTORTIONのサウンドが好きで、もっと音作りを突き詰めたいこっちを買うといいかも。

 

FENDER PUGILIST DISTORTION のまとめ

フェンダーらしい、軽快でキレのある歪みサウンドが特徴的なディストーション。

フロントやミドルで弾いてもモコモコなりにくい音質だと思います。

フェンダー系のギターはもちろん、ハムバッカーを搭載しているギターにも合うんじゃないかな。

ちなみに、フェンダーって昔からちょいちょいエフェクターを発売するんですよね。

そんで、数年後にはディスコン(廃盤)になるパターンが多い。

もしかしたら、今回のシリーズも近い将来には廃盤になっているかもしれません。

なので、気になる人は早めに弾いてみてチェックしておくといいかも。

ただ、このシリーズはフェンダーも結構気合い入れて作ってるっぽいから案外長くやるのかなー?

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「ギターハック」の管理人。今までに購入したギターの本数は100本以上。主にギターに関するレビューやお役立ち情報を記事にしていきたいと思います。少しでもあなたの音楽活動の役に立てれば幸いです。趣味はギターの改造とリペア。ギター教室にも通っています。気になる記事や良いと思った記事があったらシェアしてもらえると嬉しいです♪