どうも、こんにちは。
今回はFender USAの「American Original(アメリカンオリジナル)」シリーズのストラトキャスターを紹介したいと思います。
このAmerican Originalシリーズは、「American Vintage(アメリカンヴィンテージ)」シリーズの代わりに発表された新シリーズです。
American Vintageシリーズが、ヴィンテージを忠実に再現した復刻物だったことに対して、American Originalシリーズは各年代の特徴を捉えつつも、現代的な演奏性を兼ね備えたシリーズとなっています。
また、カスタムショップを除けばFenderのヴィンテージリイシューとしては最も価格帯の高いシリーズになります。
アメヴィンの頃に比べれば、販売価格も少しリーズナブルになったと思います。
このシリーズ、まだまだあまり出回っていないので、American Originalシリーズの購入を考えている人はぜひこのレビューを参考にしてみてください。
アメオリはとにかく弾きやすい!
まず弾いてみて最初に思ったのが、とにかく弾きやすい!ってこと。
ヴィンテージのリイシューは指板のRがキツかったり、フレットが小さかったりしてどうしても最近のギターと比較すると弾きにくい場合が多いのですが、こいつは全然そんなことないです。
9.5インチRの指板、フレットには近年主流のナロートールフレットを採用。
ネックの握りはやや厚めのソフトVネック・シェイプですね。
だいたいの人が握りやすいと感じるタイプだと思います。
演奏性の問題でリイシュー物を避けてた人にはメッチャおすすめですよ。
反対に、ヴィンテージタイプの弾き心地やフィーリングを求める人には向かないかも。
アメオリはヴィンテージ風の最新ギターってかんじです。
ディティールが凄い!
アメオリは本体に使われている細かいパーツにもこだわりがあります。
たとえば、このピックアップカバー。
ヴィンテージのようにカバーの端が丸められてつくられているのがわかりますか?
日本製やメキシコ製のフェンダーではここまでヴィンテージが再現されているギターはありません。
セレクタースイッチやコントロールノブの部分もヴィンテージスペック。
価格が高いだけのことはありますね。
ヘッドのロゴはもちろん塗装の上からデカールが張られています。
以前はFender USA製のシリーズしか塗装の上からデカールは張っていなかったのですが、最近の日本製Fenderも同じ仕上がりになっています。
この手の塗装の上からデカールで仕上げているやつは、うっかりヘッドにカポを取り付けたりするとロゴが剥がれるので気をつけましょう。
よくここのデカールが剥がれていたり、ボロボロになっている個体を見かけます。
ラッカー塗装仕上げ
アメオリの塗装はラッカーフィニッシュとなっています。
ただし、アメヴィンのときのような極薄のラッカー塗装ではなく、塗膜はやや厚いような気がします。
販売しているサイトや楽器店によっては下地がポリ塗装と説明されているところもあるのですが、本当のところはどうなんでしょうね。
いずれにせよ、アメヴィンよりは塗膜が厚いので塗装の耐久性は高そうです。
早く経年劣化でボロボロになってほしい人にとってはアメヴィンの頃の塗装のほうが好みかもしれません。
Aztec Gold(アズテックゴールド)のカラーがカッコ良すぎる!
なんといってもこのアズテックゴールドの色がカッコイイ!
購入を決めた一番の理由といってもいいぐらい。
派手なんだけど、下品じゃない。
百式みたいなゴールドカラーです。
実際に50年代後半にも、少数ですがメタリックゴールドというカラーは存在していたみたいです。
アメオリの付属品は色々ある
ブリッジカバーとアーム。
これはアメヴィンの頃にも付いていた物ですね。
まあ実際にブリッジカバーを使うかどうかは別にして、当時に標準装備されていたものが付いてくるのはファンには嬉しいですね。
Fender純正ポーチ。
これは普通に使えるデザインですね。
素材はPUレザー、合皮だと思います。
内側はこんなかんじにFenderのロゴが可愛く散りばめられています。
もちろん保証書などの書類も一式揃っています。
American Originalシリーズのストラトキャスターのまとめ
カスタムショップ製品を除けば、現行品のFender製品の中のヴィンテージリイシュー物では最も価格の高いシリーズになります。
完全なヴィンテージリイシューではないので、人によっては満足できないかもしれませんが、個人的にはアメオリは一生物にできるレベルのギターギターだと思います。
ヴィンテージ風の見た目で弾きやすいギターを探している人にはまさにピッタリなギターでしょう。
確かに日本製とメキシコ製のフェンダーからもリイシュー物は販売されていますが、ヴィンテージの再現度ではやはりUSA製が一番クオリティが高いですね。
もちろん日本製やメキシコ製のフェンダーも「良いギター」であることは間違いないです。
予算や目的に合わせて選んでみてください。
- ヴィンテージの再現にこだわりたい
- 演奏しやすいギターが欲しい
- 予算は20万円ぐらい出せる
以上の条件がクリアできるなら、American Originalシリーズを買っておけば幸せになれると思いますよ。
アズテックゴールドカラーもマジでおすすめだよ!
それではまた。
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