こんにちは、かいちょーです。
今日はとっても小さなギターを紹介したいと思います。
それは、ショートスケールのストラトキャスターです!
普通のストラトはロングスケールです。
しかし、じつはショートスケールのストラトも昔フェンダージャパンで少しだけ作られていたんですよ。
とにかく小さいストラト
一見すると普通のストラトなんですが、5秒ぐらい見てると「あれ、なんか小さくない?」って感覚になります(笑)
まずネックが小さいのはもちろんですが、ボディも小さいんですよ。
これでライブなんか出演した日には、「あいつのストラトなんかおかしくない?」って言われそうです。
でも、ピックアップやコントロールノブ、ブリッジは普通のサイズが使われているので、そんなにバランスが悪く見えないんです。
ストラトの形をしたミニギターなんかだと、ピックアップの数が減らされたりすることが多いんですが、このモデルはちゃんと3S配列になっていますよ。
5WAYスイッチ仕様なので、ハーフトーンだって出せちゃいます。
なによりペグやブリッジが普通のストラトと同じなので、チューニングも安定しています。
安心と信頼のGOTOH製のペグです。
なんとアームもちゃんと使える!
コントロールは1Vol/1Toneになっています。
小さくても本格的なのはさすがのフェンダージャパンクオリティ!
ちなみに、このギターの正式な型番はST-38Sといいます。
1993年頃から1994年ぐらいまで生産されていたギターだそうです。
あまり見かけないし、そもそもあまり売れていないと思うのでレアなギターだとは思います。
思ったよりも弾きやすい
実際に弾いてみると、案外弾きやすいです。
とにかくテンションが低いので、チョーキングが楽。
初心者のときに弾くと弾けてるような錯覚に陥るから楽しいかも。
ある意味では下手になりそうだけど(笑)
ショートスケールのメリット・デメリット
ショートスケールには良いところも悪いところもあります。
まず、良いところは、
- テンションが緩いのでチョーキングしやすい
- テンションが緩いので太い弦を張れる
- 手が小さくても弾きやすい
悪いところは、
- ダウンチューニングで弾くとベロベロになる
- 手が大きいと弾きにくい
- 音に張りが足りない
こんなかんじですかね。
良いところも悪いところも、プレイヤーのスタイルや個性次第、好みですね。
私はやっぱりロングスケールのほうが好きかな。
普通のロングスケールのストラトと比べてみた
せっかくなので、普通のストラトと比べてみましょう。
同じフェンダージャパンのストラト同士で比べてみました。
左のストラトがショートスケール。
右のストラトがロングスケールです。
並べてみると大きさの違いがハッキリとわかりますね。
裏から比べてみた図。
ネックのプレートやバックパネルは通常と同じサイズのものが使われていることがわかります。
ケースもショートサイズです。
おそらくこのモデル専用に作られているケースだと思います。
ケースに入れて、やっと普通のストラトと同じサイズぐらいですね。
ショートスケールのストラトキャスターのまとめ
いかがでしたか?
意外にショートスケールのストラトって珍しいんですよね。
ミニサイズのストラトタイプは見かけても、ちゃんとしたフェンダーブランドから販売されているものは少ないと思います。
しかもこのST-38Sは、重要なパーツのほとんどが通常サイズと同じものが使われているので、ミニサイズながらもギターとしてのクオリティが高いです。
ただ、正直メインギターとして使っていくとしたら少し無理があるとは思います。
あくまでサブギター、遊び用のギターとしては十分楽しめるといったところでしょう。
子どもにギターをやらせたい親御さんが子どもに渡すギターとしては最適かも。
ただ、このギターもう売っていないんですよね。
またそのうち似たようなギターをFenderから発売してくれたら面白いですねー
それではまた!
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