どうも、こんにちは。
今回紹介するギターは、Fender Mexico ROAD WORN 50s Telecaster(ロードウォーン テレキャスター)です。
このシリーズは2007年にフェンダー・メキシコから発売され、低価格ながらも自然なレリックで現在も非常に人気もあり、評価の高いシリーズ。
塗装もラッカー塗装で仕上げられていて、雰囲気バツグンです。(残念ながらオールラッカーではないです。)
パーツのサビなど細かいところまでエイジド加工がされています。
ヴィンテージギターのような使い古したかんじのギターが好きな人にはたまらないシリーズだと思います。
今回は、このロードウォーンテレキャスターについて紹介していきます。
フェンダー・ロードウォーンシリーズのラインナップ
FENDER ROAD WORN(ロードウォーン)シリーズの現在のラインナップは、
- ストラトキャスター
- テレキャスター
- ジャズマスター
- プレジションベース
- ジャズベース
となっています。
定番の50sタイプのストラトキャスター。
ソフトVシェイプのネックが特徴。
レリック加工がメイプル指板に映えますね。
こちらも定番の60sタイプのストラトキャスター。
2017年以降に作られた個体は指板がパーフェロー材になっています。
もしローズ指板の個体がほしければ2016年以前に作られた個体を探しましょう。
Cシェイプのネックにパーフェロー指板のジャズマスター。
サンバーストにホワイトのピックガードは意外に少ない。
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アノダイズド・ゴールドピックガードを採用したプレジションベース。
レリック加工と鈍く光るピックガードの雰囲気が最高のベースです。
アルダーボディにパーフェロー指板のジャズベース。
定番のサンバーストと人気のレアカラーのフェスタレッドがラインナップ。
フェンダー・ロードウォーンシリーズの特徴・仕様
ヴィンテージのルックスにモダンな演奏性!
ROAD WORN(ロードウォーン)シリーズはレリック加工の施されたヴィンテージ風のルックスが一番の特徴。
しかし、指板のRはフラット気味でフレットにはナロージャンボタイプが採用、ピックアップにはパワーのあるTEX-MEXシリーズが搭載されています。
また、ネックはサテン仕上げになっているので、サラサラしていてとても弾きやすいです。
ケースにはFENDERのデラックスギグバッグが付属します。
ハードケースが付きそうな価格帯ですが、ハードケースは付属しないのでご注意を。
軽量な個体が多い
また、なぜかこのロードウォーンシリーズには軽量な個体が多いです。
このシリーズのために材が選定されているとか、カスタムショップから外れた材が使われているとか、ネット上には様々な噂がありますが、実際は不明です。
軽いギターが好きな人はロードウォーンシリーズを検討してみてもいいかも。
前期型と後期型が存在する
ロードウォーンシリーズには前期型と後期型が存在すると、海外の掲示板サイトなどでよくいわれていますね。
実際に2013年頃にロードウォーンシリーズのモデルチェンジが行われました。
このあたりを境目に前期型と後期型と分けられます。(初期型と呼ばれることもある)
前期型のほうがレリックの具合が激しく、フレットがミディアムジャンボフレット、さらに軽量な個体が多いです。
後期型はレリックの仕上げが少し自然な仕上がりに、フレットがナロートールフレットになっています。
また、前期型と後期型ではカラーの色味も少し違います。
海外の掲示板サイトなどでは前期型を評価する意見も見かけましたが、ロードウォーンシリーズは両方とも素晴らしいギターですよ。
激しいレリックが好きな人は前期型の中古を探して買いましょう。
自然なレリックが好きな人は現行品の後期型を買えばオッケー!
というか、後期型を買って自分でレリックするのも全然あり!
レリック仕様だから傷を気にしなくていい
普通はギターって傷がつかないように大事に扱うじゃないですか?
とくに数十万円もするようなピカピカのギターなんて、傷がついたときにはテンションだだ下がりですよ。
しかし、ロードウォーンシリーズは最初から傷だらけなので、まったく気を使わずにガンガン使えます。
まさにストレスフリー!
友達にちょっとギターを貸した時とかに、壁なんかにギターをぶつけられても気にならない。
むしろ傷が増えると格好良く見えてくる不思議なギターです。
ROAD WORN 50s Telecaster BLD
さて、前置きが長くなりましたけど、ここで私が所有しているROAD WORN 50s Telecaster BLD のレビューをしたいと思います。
2010年製のロードウォーン テレキャスターです。
モデルチェンジ前の前期型にあたる個体です。
カラーはブロンドですが、ほぼ黄色に見えますね。
よく50タイプのテレキャスターにはブラックのピックガードが採用されていますが、このテレキャスターは珍しく白いピックガードが採用されています。
1954年後半頃から登場した、いわゆるホワイトガード仕様のテレキャスターですね。
ちなみにこのテレキャス、アッシュボディなのに重量が3.1kgとかなり軽量!
この軽さのおかげで長時間持っていてもそんなに疲れないです。
ボディ表面のレリックの加工は近くで見るとこんなかんじ。
塗装もアッシュの導管がハッキリ見えるぐらい薄い。
ボディの裏側のレリック加工はこんなかんじ。
裏側もクラックがビッシリ入ってます。
全体的にレリックが激しいですが、とくにネックのレリックが激しいです。
人によってはわざとらしくて嫌かも。
ただ、塗装が薄いおかげで生鳴りも抜群に良いですよー。
ペグをゴトーのマグナムロックに交換
このテレキャスター、軽いということもあって、よくライブで使っています。
そのためいくつか改造点があるのですが、ペグをゴトーのマグナムロックに交換しました。
ロードウォーンシリーズに最初から付いているペグは、悪いわけでもないけど特別良いわけでもないというペグでした。
しかし、チューニングを安定させるためにマグナムロックに交換。
やはりマグナムロックはすごい。
交換後はかなりチューニングが安定しましたよ。
唯一の難点は、せっかくのレリック加工されたペグがピカピカのパーツになってしまうことですね。
マグナムロックへの交換はどんなギターでもオススメの改造です。
ちなみに、本体には無加工でポン付けできましたよー。
ピックアップをセイモアダンカンに交換
ピックアップをフロントとリアの両方をセイモアダンカン製のSTR-1とSTL-1に交換しました。
TEX-MEXピックアップも全然悪いピックアップではなかったのですが、私にはちょっとパワーが強過ぎたので。
テレキャスらしいトレブルが効きつつも、もう少し扱いやすいサウンドが欲しくて交換しました。
やはりSTR-1とSTL-1は良いですね。
価格が安いのもサイコー!
ピックアップ選びで迷ったときはやはりこれです。
コントロールプレートを逆向きに取り付け
これもテレキャスターの定番の改造。
コントロールプレートを逆に取り付けることによって、ストローク時に手がピックアップセレクターに当たって切り替わってしまうことがなくなります。
手のストロークが大きい人にはオススメの改造です。
ネジを回して逆に取り付けるだけなので手軽にお試しできますよ。
シャーラーのストラップロックピンに交換
これもどんなギターでもできるお手軽改造の一つ。
プラスドライバー1本で取り付けできちゃいます。
これでライブで暴れても心配なしl
他のギターにも取り付ければストラップの交換も楽になりますよ。
ロードウォーンシリーズ テレキャスターのまとめ
いかがでしたか?
私はロードウォーンシリーズ大好きですよ。
かなり所有欲を満たせるギターだと思います。
カスタムショップのレリック仕様のギターよりもはるかに安いのに、クオリティも高いなんて最高のギターだと思いませんか?
カッコ良くて気軽に使えるギター。
これがロードウォーンシリーズの魅力だと思います。
ボロボロのギターに抵抗がある人もいるとは思いますけどねー。
ラッカー塗装仕上げの手触りも良いので、ぜひ一度お店で触ってみてください。
もちろんサウンドのほうも体験してみてくださいね。
めっちゃ良い鳴りしてますから!
それではまた!
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