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【レビュー】ギター史上初!?漫画・アニメキャラクターのシグネイチャーモデル TL68-BECK

ギター史上初!?漫画・アニメキャラクターのシグネイチャーモデルTL68-BECKをレビュー。

どうも、こんにちは!

今回は私の所有している、ちょっと変わったテレキャスターを紹介したいと思います。

このテレキャスター、Fender Japanから販売されていたギターで、正式な型番はTL68-BECKといいます。

販売当時の価格は87150円(税込み)

既に気づいた人も居ると思いますが、その通りです。

音楽・バンド漫画として一世を風靡した「BECK」の主人公コユキモデルのテレキャスターとなります。

 

アニメや実写映画化したことでも話題になった作品ですね。

 

このコユキモデルのテレキャスターはもう結構前のモデルになりますね。

既に販売は終了しており、入手するには地道に中古品を探すしかないです。

私も発売当時は買うことができずに、後々に某オークションサイトで見つけてから購入しました。

というのも、このギターは単純に漫画・アニメのファン向けに作られたファンアイテムであると同時に、楽器としてもなかなかクオリティの高いギターに仕上がっています。

今回はそんなコユキモデルのギターについて紹介したいと思います。

 

TL68-BECKの特徴

コユキモデルのテレキャスターは1968年仕様のモデルとなっています。

これはコユキ本人が作中で本物のヴィンテージの68年モデルを使用していたので、それの再現ですね。

この時期のアッシュボディにローズ指板という組み合わせは、当時のFender Japanの製品ラインナップの中では存在していませんでした。(おそらく、現在も現行モデルでこの組み合わせはない)

そしてボディのカラーは黄色に見えますが、木目の見える限りなく黄色に近い白。

ギター史上初!?漫画・アニメキャラクターのシグネイチャーモデルTL68-BECKをレビュー。

ABD(エイジドホワイトブロンド)というカラーだったはず。

ネック、ボディ共にツヤ無しのマット仕上げとなっています。

サラサラとした触り心地で触っていて気持ちがいい(笑)

ツヤがある仕上げのほうが好きという人はあまりこの仕上げは好きじゃないかもしれません。

ネックの厚みはやや細めで指板のRがキツめのやつなので、コードが抑えやすいです。

フレットはヴィンテージタイプの小さめのフレットになっています。

 

ギター史上初!?漫画・アニメキャラクターのシグネイチャーモデルTL68-BECKをレビュー。

また、ヘッド裏にはBECKのロゴマークが印字されています。

コユキモデルと知らない人が見たらなんだこれ?ってビックリするかも。

 

ギター史上初!?漫画・アニメキャラクターのシグネイチャーモデルTL68-BECKをレビュー。

フェンダーのブランドロゴはトラジションロゴ。

ペグはシャーラーFKeyが採用されています。

 

ピックアップはUS VINTAGE ピックアップという種類のピックアップが載っています。

当時のFender Japanの上位機種にはテキスペ、いわゆるテキサススペシャルが載っていましたが、コユキモデルはなぜかUS VINTAGEピックアップが採用されています。

このUS VINTAGEピックアップはFender Japanの当時5~6万円クラスの中価格帯のギターに採用されていました。

テキスペの影に隠れているので、イマイチ話題に挙がってこないピックアップですが、個人的には結構好きなピックアップだったりします。

パワーは控えめで、それでいてテレキャスらしい音のするとても扱いやすいピックアップですよ。

なのでこのコユキモデルは全くの無改造のまま使用しています。

 

コユキモデルはムスタングもあるよ!

じつは作中の後半でも仕様されるムスタングもフェンダージャパンから商品化されました。

 

テレキャスターモデルに比べてイマイチ影の薄いコユキムスタングですが、完成度はかなり高いですよ。

 

 

漫画「BECK(ベック)」について

漫画「BECK」の作者はハロルド作石。

ネタバレしたくないから、凄く簡単に説明すると、平凡な少年がギターに出会って音楽に触れて、色々な人に出会って、たまに奇跡を起こして、人生を変えていくみたいな話です。

ザックリし過ぎてわからないと思うので、興味が湧いた人はぜひ読んでみてください。

 

BECKの音楽性については置いておいて、BECKはバンド漫画としてはとても面白い作品だと思います。

大体の音楽漫画は楽器や機材の描写が結構いい加減だったりするものですが、BECKは結構そのあたりが結構細かい!

楽器が好きなら、色々な登場人物が使う楽器をみるだけでニヤニヤできますよ。

もちろんバンドをしている人なら無条件で楽しめるはず!

 

漫画やアニメのキャラクターのギターについて

よく漫画やアニメのキャラクターに使われて嫌だ自分の好きな楽器を使われて嫌だ!という意見を目にします。

個人的には、音楽を始めるキッカケが漫画やアニメでも全然OKだったりします。

みんな最初はニワカなんだから、いいじゃないですか。

ただでさえギターを趣味にしている人なんて少ないんですから。

せっかく音楽に興味を持ってもらえたのですから、少しでも長く続けて楽しんでもらえたらなーって思います。

コユキのテレキャスをはじめ、「けいおん」の中野梓ことあずにゃんのムスタングなんかも一時期人気でしたね。

私自身は、昔ジャンプで連載されていた「BOY」の一条誠がテレキャスターを使っていたことに少なからず影響を受けていたりするw(多分モデルはTEJのトレモロアーム付き)

もっと古い漫画で言えば「デスペラード」に出てくる傷だらけのレスポールカスタムだったりw

私が知らないだけで漫画やアニメに影響されて音楽に触れた人もいっぱいいるんだろうなあ。

漫画やアニメの影響力ってやっぱり凄いわ。

 

コユキモデルのテレキャスターのまとめ

ちょっと話が脱線しちゃいましたけど、このテレキャスターは普通に楽器として使えるレベルのテレキャスターだと思いますよ。

テレキャスターらしいチャキチャキした音が出せます。

アッシュボディにローズ指板という使用のテレキャスターはなかなか見かけないので、そのスペックのテレキャスを探している人にとっては選択肢の一つになると思います。

自分好みに改造しても楽しいかも。

ただ、あまり数が出ていないギター?なので、探すのが大変かもしれませんね。

 

似たようなモデルだったらバッカスから安いやつが出てるんですけどねー。

見かけは結構似てるんですけど、ボディがアッシュじゃないんだよなあ。

雰囲気だけでもという人には良いかも。

 

↓実際にバッカスのテレキャスターを購入してみた感想・レビューはこちら!

 

ってことで、コユキモデルは見つけた時が買い時かも?

それではまた!

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「ギターハック」の管理人。今までに購入したギターの本数は100本以上。主にギターに関するレビューやお役立ち情報を記事にしていきたいと思います。少しでもあなたの音楽活動の役に立てれば幸いです。趣味はギターの改造とリペア。ギター教室にも通っています。気になる記事や良いと思った記事があったらシェアしてもらえると嬉しいです♪