最近、デジテックのドロップというエフェクターを購入しました。
いやー、結構前から興味があったんですよ。
何気に雑誌とかでも、よくプロの足元で見かけたりしてたし。
で、実際に使ってみたら便利過ぎて思わずフフって笑ってしまいました(笑)
ということで、今回はデジテックのドロップをレビューしていきたいと思います。
この記事のもくじ
Digitech DROP(デジテック ドロップ)の仕様・特徴
赤い筐体にDROPのイラスト。
かわいいデザインですよね。
ちなみにバイパスは、エフェクターオフの時に余計な回路を通らないトゥルー・バイパス仕様。
スイッチはカチッとするタイプではなく、スチャっとするタイプ(わかるかな?w)
DROPってどんなエフェクターなの?
簡単に言ってしまえば、音程を変化させるピッチシフター系のエフェクター。
デジテックのドロップでできることは、
- 半音ずつ音程を下げることができる。
- オクターバーとしても使える。
おもにこの2つだけ。
しかし、これができることによって、
- チューニングの手間を省ける
- 時間の節約ができる
といったメリットがあります。
音程の変化は全部で9種類。
半音ずつ下げることができ、最大で1オクターブ下までのダウン・チューニングを可能にしています。
ギターのチューニングを変更する必要がなくなるので、とても便利なエフェクターなんですよ!
モーメンタリーモード搭載
ドロップには、スイッチを踏んでいるときにだけエフェクトオンになる、モーメンタリーモードがあります。
本体右上のスイッチでモードのONとOFFを切り替え。
曲の一部でだけ音程を変えたいときなどは、このモードで使用することになります。
音質の変化や劣化、遅延(レイテンシー)はある?
正直、レイテンシーはあまり感じなかったけど、音質の変化・劣化は確かに感じた。
とくにトレブル・ミドルあたりに変化を感じると思います。
私は許容できる範囲でしたが、人によっては許せないかも。
音質にこだわる人は一度試奏してからの購入をオススメします。
でも、手軽にダウンチューニングができる便利さがヤバイので、これだけでも購入する価値はあると思います。
Digitechのワーミーとは何が違うの?
ピッチを変化させるエフェクターといえばワーミー。
ワーミーといえばデジテック。
同じ会社から出ている似たようなエフェクター。
一体何が違うのか?
簡単に言えば、
- 音程を上げたり下げたりできるのがワーミー
- 音程を下げることしかできないのがドロップ
こんな認識でOK。
ある意味ではワーミーの下位互換機ともいえるドロップですが、機能を絞っているぶん使いやすいとも言えます。
音程を下げることはあっても、上げることはほとんどないよ!ダウンチューニングを多用するよ!っていう人はドロップがオススメ。
音程を上げたり下げたりしたい人はワーミーを買えば幸せになれるよ。
ただ、ワーミーは筐体が大きくてエフェクターボードのスペースを取るので、ドロップのほうが導入しやすいかもね。
スタジオ練習のときに時間の節約ができる
個人的には、これが一番大きなメリットだった。
スタジオ練習のときに結構チューニングの時間取られることって多くないですか?
1曲目はレギュラーチューニングで、2曲目は1音下げチューニングで、3曲目は半音下げチューニングで、、、
みたいなときに、このドロップがあれば超便利です。
ツマミをチョイっと回すだけでダウンチューニングができちゃいます。
これがガチで便利。
もっと早く買っておけばよかった。
Digitech DROP(デジテック ドロップ)の消費電流に注意!
このエフェクターは完全デジタル仕様のためか、消費電流が300mAと多めです。
パワーサプライでエフェクターを駆動させている人は、一応合計の消費電流の確認をしたほうがいいかも。
参考までに、よく使われているBOSSのPSAアダプターは500mAまでしか対応していません。
これに分岐ケーブルでいくつかのデジタルエフェクターを繋いでいる人は注意です。
最悪エフェクターの故障に繋がるので、消費電流には気をつけましょう。
乾電池での使用は不可
ドロップは、電力消費量が多いので電池駆動はできません。
9V DCアダプターのみ使用可能です。
新品でドロップを購入すると、純正のアダプターと変換プラグが付属しているので、これを使いましょう。
純正のアダプターを使ったほうがノイズも乗りにくいはず。
Digitech DROP(デジテック ドロップ)のまとめ
ダウンチューニングを多用するギタリストは早めに買っておけ。マジで。
とくにフロイドローズを載せたギターや、7弦ギターを愛用している人。
足元のスイッチひとつでダウンチューニングができる。
このお手軽さはマジでヤバイ。
チューニングごとにサブギターを用意する必要もなくなるし。
スタジオ練習やライブ本番での時間節約にもなる。
確かに、音質の変化・劣化はある。
しかし、それ以上にメリットのほうがデカイ。
音質の変化には、イコライジングやブースターなどで補ってあげれば全く問題ない。
十分に実用レベルのサウンドが出せるよ。
ぜひ一度試してもらいたいエフェクターです。
それではまた。
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