こんにちは。
今回は、Z.VEX (ジーベックス )の「 ’59 Sound」を紹介。
このペダルは、Fender のギターアンプ「Bassman(ベースマン)」の音を再現したというもの。
そもそもFenderの「Bassman(ベースマン)」ってどんなアンプなの?って人のために簡単に説明すると、
じつは、名前のとおりベースアンプなんですよ。
でも、ギターに使ってみたら案外良い音がしてギターアンプとしても使われるようになったとか。
ジェフ・ベックやブライアン・セッツァーなどの使用でも有名なアンプ。
ちなみにマーシャルのギターアンプJTM45は、このベースマンを基にして作られたという経緯があります。
Z.VEXでは、JTM45を再現した「BOX OF ROCK(ボックス オブ ロック)」が既に製品化されていたので、今度はこれを改造して「 ’59 Sound」を製品化したみたいです。
面白い話ですよね。
Z.VEX ’59 Sound の特徴・仕様
まずは外観から見ていきましょう。
Z.VEXのエフェクターは相変わらず小さい。
僕が持っているこの筐体は、初期型にあたります。
初回に出荷された「 ’59 Sound」の筐体は、同社の製品「BOX OF ROCK」の筐体を流用して製作されています。
これが何台ぐらい作られて、どのくらい希少かはわかりませんが、限定って言われるとついつい買ってしまいます笑
ちなみに僕が所有している個体はシリアル100番台です。
Z.VEX ’59 Sound のコントロール
ツマミは全部で4つ。
といってもかなりシンプルな構成です。
左から、Boost(ブースト)、Volume(ボリューム)、Tone(トーン)、Drive(ドライブ)となっています。
直感的に音作りが可能。
ゲイン・ブースターを搭載
このブースターがメッチャ使えるんですよ。
ONにするだけで音にハリが出て存在感がマシマシになります。
「BOX OF ROCK」に搭載されているブースターと多分同じ。
このブースター部分だけを取り出して製品化したものが、同社の人気ペダル「SUPER HARD ON」になります。
ブースター単体だけでもそこそこのお値段になるので、「 ’59 Sound」や「BOX OF ROCK」はかなりお得なペダルということがわかります。
僕は基本的に、このブースターは踏みっぱなしで使っています。
だってそのほうが気持ちの良い音が出るから。
このブースターだけでも購入する価値のあるペダルだと思います。
ミニサイズでコンパクトな筐体
Z.VEXのエフェクターは小さいものが多い。
そのためエフェクターボードにも組み込みやすいんです。
背面には「ZVEX」のロゴがプリントされている。
電池駆動だけでなく、ACアダプターもちゃんと使えます。
DCジャックはボディの側面部分に設置。
Z.VEX ’59 Sound のサウンド
さて、肝心のサウンドなんですが、僕は本物のベースマンを使ったことがないので似ているのかどうかはわかりません!
ただ、かなり使いやすいサウンドだと感じました。
たとえば、同社の「BOX OF ROCK」はかなり低音に癖のある個性的なサウンドだったのに対して、「 ’59 Sound」はもっとスッキリしています。
「BOX OF ROCK」は好き嫌いがハッキリ分かれそうなペダルですが、「 ’59 Sound」のほうは優等生的なペダルといえるでしょう。(個性がないわけではない)
また、あまり歪むようなペダルでもないので、おもにクリーンからクランチサウンドで使うことが多いでしょう。
とくにクランチサウンドは弾いていてかなり気持ちがいい!
最大限に歪ませても、軽いオーバードライブぐらいの歪み。
基本的にはかけっぱなしで使って、歪みがもっと欲しい!っていうときは他のペダルでブーストしてあげると使いやすいんじゃないかな。
↓の動画を見れば、サウンドの雰囲気がつかめるはず。
Z.VEX ’59 Sound のまとめ
このペダルに限らず、Z.VEXのエフェクターって基本的な質が高いように感じます。
本当に狙ったサウンドを追求して完成させたんだなーっていうのが伝わるかんじ。
あと、なぜかジャックが超硬い(笑)
「’59 Sound」は、最近の歪みペダルの中ではちょっと珍しい「あまり歪まないペダル」だと思います。
これ一台あればなんでもイケる!っていう万能なペダルではなく、とても玄人好みのペダルなんじゃないかな。
歪みは深くないけど、ブースターのおかげで何種類ものクリーン~クランチサウンドが作れるかんじ。
普段あまりクランチサウンドを使わないギタリストにぜひ試してもらいたいペダルですね。
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