こんにちは、かいちょーです。
このページを見ているということはギターを買いたい!
しかもムスタングを買おうと思っていますね?
いやー、ナイスセンスです!
私もムスタングは大好きなギターの一つです。
ムスタングはホントにいいぞー!
でもムスタングって結構色々な種類があるんですよ。
サイクロンやデュオソニックと何が違うの?とか。
初心者の人だとどれがムスタングで何のモデルなのか絶対にわからないと思います。
ということで、今回は現在入手可能なムスタングについて説明していきたいと思います。
フェンダーのムスタングは現在日本製とメキシコ製しか販売されていない。
実はフェンダーのムスタングは日本製とメキシコ製しか作られていません。(CharさんのシグネイチャーモデルのみUSA製です)
なので、新品でムスタングを買おうとすると必然的にフェンダージャパン(Fender Made in Japan Traditional)のラインナップ、もしくはフェンダーメキシコのラインナップから選ぶことになります。
新品ではなく中古でもオッケー!という人ならヴィンテージのムスタングも検討してみて良いかもしれませんね。
※追記:最近Fender USAからもムスタングが発売されました!
なんと待望のUSA製ムスタングが発売されました!
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American Performer シリーズからムスタングの登場です。
現代的なアップデートが施され、とても弾きやすいムスタングになっています。
Fender Made in Japan Traditional(メイドインジャパン トラディショナル)シリーズ
TRADITIONAL 60S MUSTANG
- 現在販売されている日本製のムスタングはショップオーダーの限定モデル等を除けば主に3種類存在します。
まずは、「TRADITIONAL 60S MUSTANG」です。
Fの刻印入りの白ツマミのシャーラーペグ、このモデル専用のグレイボビンのピックアップ。
65年製のムスタングのリイシューモデルですね。
ヴィンテージスタイルのムスタングなので、指板のRやフレットの大きさなどはヴィンテージに準じています。
フェンダージャパンだった頃のMG-65からはじまる型番のムスタングと同じ仕様です。
このモデルの最も大きな特徴はボディ材にアルダーボディを使っていることでしょう。
今まで発売された日本製ムスタングの殆どがバスウッドボディだったのに対して、このモデルにはアルダーが使われています。(2020年4月出荷分からはボディ材がバスウッドに変更)
パテントナンバー入りデカール、さらに電装関係が貧弱と言われるフェンダージャパンの中ではこのモデルだけCTS製のポットやスイッチクラフトのジャックが使われていたりと開発陣のこだわりがギュッと詰め込まれたモデルだと思います。
実は海外ではこのムスタングがFender USAのムスタングとして販売されています。
というよりも、それを見越してのCTSポットやスイッチクラフトといった仕様だったのかもしれませんね。
現在新品で購入できるムスタングの中では、私はこのモデルが一番おすすめです。
カラーバリエーションは
- Arctic white(ヴィンテージホワイト)
- Surf Green(グリーン)
- 3-Color Sunburst(サンバースト)
以上の3色があります。
TRADITIONAL 70S MUSTANG
2つ目は「TRADITIONAL 70S MUSTANG」です。
フェンダージャパンだった頃の型番はMG69から始まるモデルですね。
先に挙げたモデルとの違いは、
- ボディ材がバスウッド
- ピックアップが違う
- ボディにコンター加工あり
- クルーソンペグ
という違いがあります。
この中で最も大きな違いはやはりボディ材がバスウッドという点でしょう。
バスウッド=音が悪い ではないですが、柔らかい木なのでネジ穴がダメになりやすいなどのデメリットはあると思います。
しかし、素直な音が出やすく軽いという利点もあるので、このあたりはほぼ好みの問題でしょう。
おそらくですが、ムスタングにバスウッドがダメと言っている人たちはヴィンテージのムスタングにバスウッドが使われたことがないということからダメと言っているのではないでしょうか。
次に大きな違いはコンター加工の有無ですね。
ボディが脇腹に当たって痛い!弾きにくい!という人にとってはとても気にするポイントです。
このあたりは実際にお店で弾いて試してもらいたいところですね。
カラーバリエーションは
- Flamingo Pink(ピンク)
- Sapphire Blue Trans(シースルーブルー)
- Black(ブラック)
以上の3色があります。
TRADITIONAL 70S MUSTANG Matching Head
最後に「TRADITIONAL 70S MUSTANG Matching Head」です。
2つ目に挙げた「TRADITIONAL 70S MUSTANG」とほぼ同じ仕様です。
違いはマッチングヘッドになっているという点のみです。
マッチングヘッドとはボディとヘッドのカラーが同じ(マッチングさせている)のでマッチングヘッドと言います。
つまり見た目だけの違いですね。
マッチングヘッドの分だけ普通のムスタングよりも少し値段が上がります。
カラーバリエーションは
- Candy Apple Red(メタリックレッド)
- California Blue(スカイブルー)
以上の2色があります。
このモデルを選ぶ理由はマッチングヘッドに値段差分の価値を見いだせるかでしょう。
California Blueのマッチングヘッドは実物を見たことがありますがメッチャかっこよかったですよ。
余談ですが、このモデルのCandy Apple Redのムスタングがよくけいおんのあずにゃんモデルとして取り沙汰されることがありますね。
Fender MEX オフセットシリーズ
メキシコ製のムスタングは日本製のムスタングとはかなり異なった仕様となっています。
これは日本ではヴィンテージスタイルが好まれよく売れるからでしょう。
日本製のムスタングに比べてモダンな仕様が盛り込まれた実用的なムスタングですね。
ボディ材はアルダーですが、ダイナミックビブラートが廃止されてハードテイル仕様、スライドスイッチがトグルスイッチになっています。
指板がメイプル指板なのも大きな特徴ですね。
また、価格も日本製ムスタングよりもグッと安くなってます。
OFFSET Serise Mustang
メーカー希望小売価格は64800円(税抜き)
カラーバリエーションは
- Black(ブラック)
- Olive(オリーブ)
- Olympic White(ホワイト)
以上の3色があります。
OFFSET Serise Mustang 90
先に挙げたムスタングとピックアップと指板以外は同じ仕様です。
こちらはMP-90というFender版のP-90とも言える新しいピックアップが搭載されています。
指板は初期型はローズ指板で、現在流通しているものはパーフェローという新しい指板材になっています。
他の人とは少し違ったムスタングが欲しいという方にオススメです。
メーカー希望小売価格は64800円(税抜き)
カラーバリエーションは
- Black(ブラック)
- Silver(シルバー)
- Torino Red(トリノレッド)
以上の3色があります。
Vintera ’60s Mustang
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Classic Seriesの後継シリーズの「Vintera Series」に待望のムスタングが発売されました。
60年代のヴィンテージ・ムスタングを再現しています。
今まではフェンダージャパンでしか、ムスタングのヴィンテージ・リイシューは販売されていなかったので、メキシコ製ムスタングの存在意義は大きい。
日本製ムスタングとの違いが、
- ローズ指板ではなくパーフェロー指板
- パーツの規格がミリではなくインチ規格
- ソフトケースではなくギグケースが付属
以上が日本製のムスタングとの違いです。
その他の類似モデル
ムスタングに似たモデルとして、以下のモデルが存在しています。
とても良く似ているモデルもあるので、うっかりムスタングと間違って買わないように気をつけましょう。
Fender Cyclone(フェンダー サイクロン)
ムスタングとの違いはダイナミックビブラートではなく、ストラトキャスターと同じシンクロナイズドトレモロが載っている点。
また、スケールがショートスケールではなくミディアムスケールになっています。
リアピックがハムバッカーになっているのも大きな特徴です。
ムスタングの正当進化版と言っても良い機種ですね。
残念ながら、現在はラインナップから消えています。
再販に期待したところです。
Fender Duo Sonic(フェンダー デュオソニック)
デュオソニックと言っても作られた年代や生産地によって仕様がバラバラなのですが、オリジナルの機種でムスタングと比較するのであれば、ムスタングのトレモロレスだと思ってほぼ問題ないです。
今までに一度ヴィンテージのデュオソニックを弾いたことがありますが、音が良すぎてビビった経験があります。
Squierのムスタングって安いけどどうなの?
「Fenderのムスタングを探していたら、Squierのムスタングを見つけたんだけどこれってどうなの?」
「Fenderに比べて安いけど?」
結論から言うと、かなりコスパの良いムスタングだと思います。
というか、人によってはFenderのムスタングよりも気に入るかも。
その理由は、基本的にフェンダージャパンのムスタングはヴィンテージを再現したリイシュー(復刻版)
になります。
Squierのムスタングは、ヴィンテージの特徴を残しつつも演奏性に関係するところはモダンな仕様になっており弾きやすくなっています。
とにかく弾きやすさを追求する人はSquierのほうが向いてるかも。
Fenderにこだわらなければ、選択肢の一つとしては全然ありです。
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なにより安いのが魅力的。
もしもムスタングを中古で探すなら
ここまで読んだけど欲しいムスタングが見つからなかった!
そういう人は中古で探しましょう。
ムスタングは特にショップの企画物や限定モデルなんかも多かったので、変わったムスタングを見つけることができると思います。
今すぐデジマートやAmazonに張りついて探してみましょう!
私のオススメはMG65の状態の良い中古かな。
ポプラボディにシャーラーFkeyが載ってるし。
コンペラインが入ったモデルもかっこいいぞー!おすすめ!
ヴィンテージのムスタングが欲しいんだけど・・・
ついにここまで来てしまったか・・・
ここがムスタング愛好家の終着点ですよ。
ムスタングは日本では人気がありますが、海外ではあまり人気のないギターなので、ちょっと頑張ればヴィンテージでも手が届いてしまいます。
あまり人気のない70年代のムスタングなら10万円台前半から買えます。
人気のある60年代のムスタングでも20万出せばわりと買えますね。
生産本数の少ないカラーで状態の良いムスタングでも30〜40万あれば買えてしまいます。
ヴィンテージギターの中でも比較的安いので、ヴィンテージギターの入門機として最適です。
ちなみに私も初ヴィンテージギターはムスタングでした(笑)
フェンダー・ムスタングの選び方のまとめ
いかがでしたか?
ムスタングについての理解が深まったでしょうか?
色々と細かいことも書きましたが、あまり深く考えず気に入ったムスタングを買えば良いと思います。
ぜひ自分にとって最高のムスタングと出会ってくださいね。
ムスタング以外のFender製ギターの購入を考えている人はこちらも合わせて読んでいただくと参考になると思います。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
それではまた。
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