こんにちは!
今回言わずと知れたBOSS MT-2 metal zoneを使った感想を書いていきたいと思います。
どんなに田舎の楽器屋さんでも必ずと言っていいほどの確率で置かれているエフェクターでもありますね。
若いギタリストの中では見たことはあるけど弾いたことはないっていう人も多いのではないでしょうか?
MT-2 メタルゾーンとは?
メタルゾーンと言う名前から想像つきそうですが、歪みエフェクターでディストーションの部類に位置しています。
同じ系統のエフェクターとしてはML-2 Metal Coreなどがありますね。
巷では、メタゾネと言う愛称で呼ばれています。
BOSSのエフェクターの中ではなんと歴代トップの売上を記録しています。
1991年に発売されてから約30年間作られ続けているとても長寿のエフェクターで、同じ年に発売されたエフェクターには、OS-2 OverDrive/Distortionなどがあります。
主なプロギタリストの使用者としては、元メガデスのマーティ・フリードマンやメタリカのジェイムズ・ヘットフィールドなどが使っています。
また、メタルゾーンには派生機があります。
モダンミュージックに合わせた技WAZAシリーズCRAFTのMetal zone MT-2Wやkeeleyによって使いやすいように改造されたMOD系のエフェクターMT-2 Keeley MOD Twilight Zone(通称、トワゾネ)などがあります。
メタルゾーンの特徴
暗めの灰色の本体にオレンジ色のロゴの特徴的な本体には、イコライザーに二連軸ポッドを二つ使用しており他のエフェクターには、珍しいMID FREQというつまみがあります。
middle frequencyの略で、middleつまみの操作できる周波数を動かすことができるつまみである。
イコライザーの内訳にHIGH、MIDDLE、LOWがあるので出せる音の幅が広くサウンドにおいては,二段階にゲインを増加させるデュアル・ゲイン回路を持っており低音を中心に迫力をもったサウンドを得ることができます。
他の仕様としては、BOSSのコンパクトエフェクターと同じで電源にACアダプターと9ボルト電池を使うことができます。
実際にメタルゾーンを使った感想
良くも悪くも、とにかくメタルゾーンはキャラクターが濃いです(笑)
どんな機材を使っても、そこにメタルゾーンを繋げればメタルゾーン一色になってしまうくらいです。
そのキャラの濃さの原因は独特のモコモコ感にあり、それがいい味を出しています。
この一見弱点であるような特徴でも、言い換えてしまえばどんな機材にもメタルゾーンが合うということです。
例えば普段使ったことのないギターでライブすることになったとしてもメタルゾーンさえあれば安定して決まった音が出せるのでものすごく重宝します。
実際私はライブ前にギターの弦を切ってしまい本場借り物のギターで音をまともに作る時間が無かった時にメタルゾーンのおかげで乗り切ることができました(笑)
また、デュアル・ゲイン回路によりBOSSシリーズの中でもトップレベルの歪み量がありとてもサスティーンが伸びるのでサスティーンを稼ぎたいギターソロの時にブースターとしての用途でも使えます。
イコライザーの幅もあるので作れる音の種類も沢山あり、例えばゲインを上げてイコライザーを全体的にドンシャリに作ればメタルに使える音になるので大音量でリフを弾けばとても気持ちいいです。
それだけでなくゲインを下げ目に作ればオーバードライブぽい音も作ることもできます。
メタルゾーンで思い通りの音を作ることができれば大体の機材でも使いこなせることが出来ると思います。
音作りが上手くなりたい人にはとてもオススメだと思います。
メタルゾーンと相性の良い機材
上で書いたようにメタルゾーンは大体の機材に合いますが特に相性良い機材があるんです。
まず、一つ目はジャズコの相性で親しまれているRolandのJazz Chorusという全国のライブハウスやスタジオなどにあるあのアンプです。
JCが相性いい理由は音がシンプルなところから来ています。
元々メタルゾーンはキャラクターの強いエフェクターのため、癖の強いアンプなどで使うと少しじゃじゃ馬感があります。
それも良いのですが癖の無いアンプの方がメタルゾーンの良さも引き出されとても扱い易く音が作りやすいです。
それと同じような理由で同じBOSSのBlues Driver BD-2も相性がいいです。
実はこのセッティングは一昔前流行っていてどこのライブハウスでもその組み合わせを使っているくらいでした。
ギターに関してはハムのピックアップが載っている方が歪みがいい感じにノリます。
結局の所メタルゾーンにはスタンダードな機材の方が合うと思います。
メタルゾーン まとめ
今回は、BOSSのMT-2 Metal Zoneについて紹介しました。
賛否両論あるエフェクターだと思いますが、私はとても良いエフェクターだと思っています。
どんなジャンルでも工夫すれば使えて、なおかつどんな機材にも合う。
そして独特の個性をもっているため使っていて面白いそんな機材です。
メタルゾーンがベストセラーである所以はそこだと考えています。
もしメタルゾーンを持っていないのならば、この際一つ入手してみるのもいいと思います。
BOSSのベストセラー商品なので持ってて損は無いですし。
最近ではメタルゾーンをライブで使っている人を見かけないので、敢えて使ってみるのも面白いかもしれませんね。
それではまた!
いっちー
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