こんにちは、かいちょーです。
実は私はムスタング系のギターが大好きでして・・・
ちょっと前からフェンダーメキシコのオフセットシリーズというやつが気になっていたのです。
このシリーズには、ムスタングはもちろんデュオソニックもラインナップされていて、そのうち1本買いたいなーと思っていたのですよ。
ローズ指板かパーフェロー指板か?
「フェンダーメキシコのデュオソニックが欲しい・・・」
ヒマな時間があれば考えては買おうか迷っていた時に、あるニュースが飛び込んで来ました。
それは、「2018年4月出荷分からのオフセットシリーズにはローズ指板ではなくパーフェロー指板になる」というニュースでした。
木材枯渇の波がこんなところまで・・・。
ワシントン条約の改正によって、ローズウッドが新たに取引の規制対象になってしまったことが原因のようですね。
私はパーフェロー指板のギターは持っていませんし、実際に音が良いのか悪いのかも知りません。
FenderではSRVのシグネイチャーモデルにも使われているらしいので、そんなに悪い指板材ではないと思います。
そして今後のフェンダーメキシコ製品にはこのパーフェロー指板が使われていくことになりました。
しかし!ローズウッド指板のデュオソニックが欲しい!
ということで、ついに買ってきました。
どん!
正直どのカラーも素敵過ぎて、どれにしようか迷ったけど、ソニックブルーのデュオソニックにしました。
ピックアップレイアウトはフロントがシングルでリアがハムバッカーのHSというやつです。
フロントとリアも両方シングルのタイプもありますが、この辺は見た目も含めてお好みで良いかと。
ただ値段が同じなので、コイルタップができてハムの音も出せるHSレイアウトのほうがお得感がすごい!
あと、付属のケースはペラペラのFenderロゴ入りのケースが付属していました。(フェンダージャパンと同じやつ)
フェンダーメキシコのデュオソニックは多機能で弾きやすいギター!
このデュオソニック、かなり使えますよ。
各部のレビューをしていきましょう。
コイルタップでハムとシングルを切り替え可能
このデュオソニック、なんとトーンポットがプッシュ/プル スイッチになっていて、コイルタップが可能です。
つまり、ハムバッカーなのにシングルコイルの音も出せちゃいます。
トーンのポットを引き上げると。
ハムバッカーがシングルコイルに切り替わります。
これは音作りの幅も広がりますね。
ただこのハムバッカー、特に音が悪いというわけではないですが、良いというわけでもない(笑)
リアハムはいずれ交換すると思います。
トグルスイッチでピックアップの切り替え
デュオソニックやムスタングは、本来であればスライドスイッチでピックアップを切り替えるのですが、このデュオソニックは初めからレスポールなどと同じトグルスイッチになっています。
こっちのほうが演奏中に切り替えがしやすいので、ライブなどで活躍するでしょう。
ブリッジはアームなしのハードテイル仕様
ブリッジはストラトみたいな形をしていますが、アームはなしのハードテイル仕様です。
おかげでチューニングは結構安定していますね。
弦はボディの裏から通すタイプ。
ちょっとテレキャスみたい。
ネックがサテン仕上げで弾きやすい
ここは完全に好みの部分なのですが、ネックの裏がサテン仕上げになっているのでサラサラして弾きやすいです。
手汗をよくかく人にとては嬉しい仕様。
ヘッドの表面はキッチリとクリアが吹かれて光沢仕上げされているので、見た目が安っぽいなんてことはありません。
低価格なのにこのあたりは結構細かい。
メキシコのデュオソニックは安いぞ!
フェンダーメキシコのデュオソニックのメーカー希望小売価格は74750円(税別)
実売価格は6万円台のお店が多いですね。
チョイ傷特価やアウトレットで5万円台、中古で4万円台が相場といったところですかね。
※記事執筆当時よりも、現在は1万円前後価格が上がっています。
ただ、値段の割には造りが雑な部分も
使われている配線材、ピックアップ、ポット、スイッチ類などは他のフェンダーメキシコの他のギターよりグレードが低い物が使われている印象です。
フレットとナットの処理もけっこう雑で、場所によっては気になるところもあります。
ナットの端っこの処理はさすがにひどかったので自分でヤスリで削っちゃいました。
フレットの端もそのうち丸めてもいいかも。
でも弾きやすくてサイコー!
ただ、なぜかメチャクチャ弾きやすいです(笑)
これはネックのフィーリングがとても良く、軽量でボディバランスも悪くないからだと思います。
とくにボディが軽いのがストレスを感じなくて良い。
長時間のライブでも疲れなさそうだし、ギター・ボーカルにもおすすめ。
また、ブリッジがハードテイルの裏通し仕様になっているので、サスティーンも悪くないですし、通常のムスタングなどに比べてチューニングも安定しています。
指板もモダンな仕様のフラットな指板なので、通常のフェンダー系ギターよりも速弾きしやすいでしょう。(デュオソニックで速弾きしてるやつなんて見たことないけどw)
フェンダーメキシコのデュオソニック まとめ
色々と言いましたが、私自身はこのデュオソニックを凄く気に入っています。
この価格なら全然アリ!
ついつい手に取って見たくなるギターといいますか。いい感じのB級感。
まとめるのであれば、細かい作りは気になるし、あと一歩のところもありますが、初心者の最初の一本には悪くないギターだと思います。
というか、おそらくですがフェンダーメキシコもこのギターに関しては初心者向けに作ってるな~という印象。
明らかに他のシリーズと色々と作りが違うような気がしますね。
この手のギターが好きな人なら、気に入ると思うし、買ってみてもいいんじゃないかな。
カラーバリエーションも多くて、軽くて取り回しが良いから女の子なんかが持ってもカワイイと思う。
ただ完成度の高いギター、作りの良し悪しを気にする人には正直オススメできないかな。
- とにかく音が鳴って弾きやすければいいんだよ!
- 軽いギターを探している。
- なんでも良いからFenderのギターが欲しい!
↑こんなかんじの人にはメッチャおすすめ。
デュオソニックに限らず、フェンダー・メキシコのギターは全体的にコスパが良いです。
あまり店頭に置いてないけど、楽器屋で見かけたらぜひ手に取って見てみてください。
それではまた!
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