どうも、こんにちは。
今回はちょっと古いギターを紹介したいと思います。
1969年製のフェンダー・ムスタング、しかもレアカラーCompetition Orange(コンペティションオレンジ)です!
一応、私が所有しているギターの中ではもっとも古いギターです。
1969年製なので、今から50年以上前に作られたギターということになります。
いわゆるヴィンテージギターってやつですかね。
見た目も経年劣化でけっこうボロボロなので風格があります。
ヴィンテージのフェンダー・ムスタングについて
フェンダー・ムスタングはヴィンテージギターの入門にちょうど良いと言われたりしてますね。
だいたい20万円〜30万円程度でヴィンテージのムスタングは購入できます。
レアカラーや状態によってはもっと高い場合もあれば、安い場合もあったり。
ムスタング自体は1964年から生産が開始されていますが、とくに人気があるのは65年製のモデルと、66年製のモデル、69年製のモデルですね。
私のムスタングは69年製でレアカラーのコンペティションオレンジなので、結構良いお値段がしました。
このカラーはとくに生産された本数が少なく、ムスタングが好きな人の中では人気のレアカラーなんですよ。
コンペティションオレンジ以外にもバーガンディミストも人気があるので、他のカラーのムスタングよりも価格が高いです。
あまり人気がないカラーはレッドかな?
他のカラーに比べて同じ年代でも価格が安い傾向にある気がします。
1969年製 ムスタングの特徴
この年代のムスタングは、
- マッチングヘッド仕様
- Fenderのロゴが黒縁白文字に変更
- エルボーとボディにコンター加工
- ボディ材がポプラからアルダーに変更
- 他の年代とはちょっと仕様が違うところが多いです。
- 塗装がラッカーフィニッシュからポリ塗装に変更
以上のように、ムスタングに対して大幅な仕様変更・アップデートが行われた年代です。
ネック周り
この年代のムスタングはマッチングヘッド仕様になっています。
好き嫌いが分かれるところですが、個人的にはマッチングヘッドのギターは大好きです。
マッチングヘッドってなんか特別感がないですか?
ペグはシャーラーFkeyが付いています。
さすがに50年も経つと表面がサビサビです。
しかしこんな見た目ですけど、恐ろしいぐらいチューニングは安定してる。
理由はわかりませんが、50年以上経過しててもペグの機能を果たしてるのは素直にすごい!
ヴィンテージのムスタングのシリアルナンバーはネックプレートに刻印されています。
指板にはローズウッドが使われています。
写真で伝わるかわかりませんが、このローズ指板は茶色が濃くて目が詰まっててキレイです。
やっぱりこの年代あたりの木材は良質な材が多かったのかもしれませんね。
ちなみにフレットは一度打ち替えています。
リフレットすることで、どうしてもヴィンテージギターとしての価値は落ちます。
でもコレクションではなく、使うことを前提に買ったギターなのでOK!
よくヴィンテージギターをオリジナルの状態に保つことにこだわる人が居ますが、私はあまり気にしないです。(Gibsonのオリジナルバーストとかだったら気にするかもw)
ボディ
この年代のムスタングはボディにコンター加工があります。
コンター加工のおかげで脇腹にフィットするので弾きやすい。
また、この年代の大きな特徴としてコンペティションラインがありますね。
当時流行っていたレーシングカーの要素をフェンダー社が取り入れたとかなんとか。
これも好き嫌いが分かれるところです。
カッコイイというよりかは、オシャレだな〜っていうのが私の感想。
女の子が持ってるギターにラインが入ってたら絶対カッコイイよね。
ピックアップの出力は低め。
経年劣化で磁力が弱くなってるのもあると思うけど、もともとムスタングのピックアップの出力が弱いのでしょう。
あまり激しく歪ませるような音楽は向いてないかも。
ロックぐらいなら大丈夫ですけど、ハードロックはちょっときついかな〜ってかんじです。
音には関係ないけど、パーロイドのピックガードが経年変化がいいかんじに焼けて変色してます。
唯一の改造点
どうしても純正のブリッジではサスティーンが弱かったので、マスタリーブリッジを取り付けています。
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もちろん本体に無加工で取り付け可能です。
ムスタングやジャズマスターにはメッチャおすすめのアイテムなので、ぜひ試してもらいたい!
マスタリーブリッジに交換してから、サスティーンの違いがハッキリとわかるぐらい明らかに伸びましたよ。
ムスタングにサスティーンが足りない!と思っている人には絶対おすすめのアイテム。
チューニングも安定しますよ。
1969年製 ムスタングのサウンド
さて、肝心のサウンド面ですが、たしかにこのギターは生鳴りが良いです。
今まで数えるほどしかヴィンテージギターは弾いたことがありませんが、やはりヴィンテージギターは生鳴りが良い個体が多い傾向にあると思えます。
アンプからの出音は、じつは結構ショボい音が出ます。
もちろん良い意味で!
普通のギターの音が若くてイケイケの兄ちゃんみたいな音を出しているとしたら、このムスタングは人生の侘び寂びを知った渋いオッサンみたいな(笑)
簡単にいうと、深みのある音かな。
個人的にはクリーンからクランチの音が好きですね。
弾いていると、とても心地の良い音がします。
ハードケースもあるよ
一応、オリジナルのハードケースも紹介。
さすがに経年でボロボロになってますが、ハードケースとしてはまだまだ使えます。
ひかえめに言って汚い。
でも、ある意味ではギター本体以上に時代を感じさせるのがこのケースですね。
このハードケースは大事に自宅のクローゼットの中で眠っています。
BECKのコユキも使ってたね
「BECK(ベック)」という青春バンドマンがを知っていますか?
主人公・コユキが作中の物語後半で1969年製ムスタングを使用しています。
この漫画は、アニメ化・映画化するほどに人気があったため、のちにコユキモデルのテレキャスターとムスタングがフェンダージャパンから発売されていました。(現在は生産完了しているので販売されておりません。)
オレンジのムスタング欲しいんだけど・・・
残念ながら、コンペティション・オレンジのムスタングは現在生産されていません。
どうしても欲しいのであれば、私のようにオリジナルのヴィンテージムスタングを買うか、コユキモデルのムスタングを買うしかありません。
おまけにコユキモデルのムスタングはめったに中古市場に出てこないので、根気よく探さないといけません。
相場として7〜8万円ぐらいですかね?もっと高いかも・・・
ムスタングが人気なのか、BECKが人気なのかはわかりません。
とにかく欲しい人は見かけたらすぐに買うぐらいの勢いでいかないとすぐに売り切れると思います。
けっこう探してる人も多いのかも。
よくわからないけどムスタングが欲しい!
って思っている人のためにムスタングの種類と選び方をまとめておいたので見てみてね。
1969年製 ムスタングのまとめ
今回は私が持っている唯一のヴィンテージギター、1969年製ムスタングを紹介しました。
良いところも悪いところも色々書きましたが、私自身はこのギターをすごく気に入ってます。
だから正直なところ、ヴィンテージギターとしての価値とかはあまり気にしてないですね。
これからもライブでガンガン使っていってやろうと思っています。
ということで、今回はここまでです。
それではまた!
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