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フェンダー・テレキャスターの選び方・おすすめの機種のまとめ

フェンダー・テレキャスターの選び方・おすすめの機種のまとめ

こんにちは、かいちょーです。

みんな!テレキャスターを買おう!(提案)

というわけで、今回はみんな大好きテレキャスターについて語りたいと思います。

いや、語らせてください。

そしてテレキャスターの購入を考えている人に、テレキャスの選び方も教えるよ。

いつもより長くなるけど、ぜひ最後まで読んでいってね。

 

Fender Telecaster(フェンダー・テレキャスター)とは?

フェンダー・テレキャスターは、フェンダー社の創業者レオ・フェンダーが開発したエレキギターです。

ソリッドボディ(ボディに空洞がない)のエレキギターとしては世界で初めて量産されたギターでもあります。

発売当初は、それまでのギターの概念とは全く違ったギターであったが、市場では評判がよく徐々に広く受け入れられていきました。

当初はBroadcaster(ブロードキャスター)という名称で発売されましたが、発売後まもなく当時のグレッチ社から同じ名前のドラム製品があるということで改名を余儀なくされました。

こうして現在のTelecaster(テレキャスター)が誕生したのです。

また、ブロードキャスターからテレキャスターに変更されるわずかな期間だけ製造されたものをNocaster(ノーキャスター)といいます。(ヘッドにtelecasterのロゴがないため)

それから現在まで、テレキャスターは世界中のミュージシャンから愛されるエレキギターの定番機種として存在しつづけています。

 

テレキャスターの魅力

テレキャスターの魅力は、やはりそのシンプルさから出てくる素直でストレートなサウンドでしょう。

ピッキングの強弱やニュアンスなどが出やすいギターといえます。

比較的軽量な個体も多く、取り回しの良さも優れています。

また、余計な機能が付いていないのでギターを弾くことに集中できます。

初心者から上級者まで楽しめるギターといえます。

ギタリストだけではなく、ギター・ボーカルが持っても様になるギターでしょう。

シンプルな構造なのでメンテナンス性も高く、リペアの練習にも最適なギターです。

 

今買えるフェンダー・テレキャスターの種類と選び方

ここでは自分に合ったテレキャスターの選び方を紹介します。

まず、普通のテレキャスターは大きく分けて、50年代、60年代、70年代、モダンの4つのタイプに分類できます。

これに加えて、カスタム、デラックス、シンラインなどのバリエーションが多数存在しています。

それぞれのタイプの特徴は以下のとおりです。

 

50年代モデルのテレキャスターの特徴

この頃のモデルのテレキャスターは、基本的にボディにアッシュ材、指板はメイプル指板のみという構成になっています。

また、ネックは太めで、Vシェイプ、ソフトVシェイプになっているものが多いです。

太めのネックが好きな人はこの年代のモデルを買っておけば満足できると思います。

逆に、細めのネックが好きな人は50年代モデルは避けたほうが無難でしょう。

 

サウンドの傾向はチャキチャキした音から図太い音まで、レンジが広いのがこの年代の特徴ですね。

ピックガードが5点止め、ストリングスガイドが丸型、ブリッジサドルがブラス製になっているのも他の年代との違いです。

また、カラーリングもバタースコッチブロンド、ヴィンテージナチュラル、ブロンドなどの木目が見えるシースルーカラーが多いですね。

 

60年代モデルのテレキャスターの特徴

60年代のモデルは、ボディ材にアルダーが使われ、指板材がローズ指板になっています。

また、ポップなカラーバリエーションが多いのも特徴です。

ネックは細めのグリップに仕上がっています。

細いネックが好きな人や、ポップなカラーリングのテレキャスが欲しい人は60年代モデルを購入しましょう。

 

アルダーボディになったことで、50年代のモデルよりもトレブリーな出音です。

一般的にイメージされるテレキャスターのチャキチャキサウンドはまさにこの年代のサウンドではないでしょうか。

フロントで弾くと、ストラトのようなミドルがギュッと詰まった音が出ますよ。

外観の違いは、ピックガードが8点止め、ストリングガイドが丸型からカモメ型になり、ヘッドのFenderのロゴの位置が変更されています。

 

70年代モデルのテレキャスターの特徴

70年代モデルになると、ボディ材がまたアッシュボディに戻ります。

指板材はメイプルとローズの2種類を選択することができます。

ネックは幅が狭めのナローネックでグリップはUシェイプになっています。

 

ピックガードが8点止め、白いメイプル材、ヘッド側に突き出たトラスロッド(ブレットナット)、金で縁取られたFenderのロゴ(トランジションロゴ)が70年代テレキャスターの見た目の特徴です。

また、ペグがクルーソンタイプではなくゴトー製のシャーラータイプが付いています。(フェンダージャパン時代に製造されていた個体にはシャーラーFkeyが搭載)

Fenderの中では70年代のモデルは、正直あまり人気がないです。

これは、ヴィンテージの人気も50年代~60年代のものに集中しているのが原因だからでしょう。

というのも、70年代はFenderもGibsonも暗黒期だったのでしょうがないんですけどね。

今販売されているものは復刻版なので、楽器としてのクオリティは問題ないので、気に入れば全然オッケーです。

個人的にはトランジションロゴのテレキャスターかっこいいと思いますよー

 

モダンスタイルのテレキャスターの特徴

モダンスタイルのテレキャスターはとにかく弾きやすいです。

フラットなコンパウンドラジアス指板や、22フレット仕様のネック、コンター加工の入ったボディなど、現代的なエレキギターのスペックとなっています。

また、メンテナンス性も高く、ピックアップやペグなども高性能なものが搭載されていることが多いです。

ただ、昔ながらのテレキャスターが好きな人のはあまり受け入れづらい部分があるのも事実。

このあたりは「テレキャスター警察」というキーワードで検索してみてください。

個人的にはヴィンテージスタイルにこだわりがなければモダンスタイルのテレキャスターがおすすめです。

 

Fender Mexicoのプレイヤーシリーズ。

モダンなタイプのテレキャスターで最もリーズナブルな価格です。

22フレット仕様のモダンCシェイプでかなり弾きやすいです。

アルニコ5シングルコイル、6連サドルなど現代的なスペックで構成され、あらゆるスタイルに対応できるテレキャスターです。

 

Fender USAのモダンスペックのテレキャスターの中では一番コスパの良いモデル。

新開発のYosemiteシングルコイル・ピックアップを2基搭載しています。

 

通称アメプロ。

Fender USAのモダンスペックのテレキャスターの中では最もスタンダードなモデル。

迷ったらこれ。

このあたりからハードケースが付属してくるのが嬉しいポイントです。

 

Fender USAの最上位機種「American Ultra(アメリカン ウルトラ)」シリーズのテレキャスター。

今までのテレキャスターで言えば「American Deluxe(アメリカン デラックス)」シリーズにあたる機種です。

スペックも価格も最高クラス。

弾きやすさや機能も文句なしです。

ロゴがデカールではなく金属のエッチング処理になっているのがカッコイイ!

予算が許すのであればこれを買うのが間違いないです。

 

いろいろなテレキャスター

テレキャスターの歴史は長いです。

その中で様々なバリエーションが生まれました。

ここでは色々テレキャスターを紹介したいと思います。

 

Esquier(エスクワイヤー)

テレキャスターとよく似たこのギターは、Fender Esquier(エスクワイヤー)といいます。

1949年頃に販売された、テレキャスターの前身にあたるモデルです。

簡単にいえば、1PU仕様のテレキャスターみたいなかんじです。

残念ながら現在では生産されておらず、中古で探すしかありません。

たまにカスタムショップから販売されることもありますが、良いお値段がします。

 

カスタムテレキャスター

カスタムテレキャスターは1959年から1968年まで発売されていた、ボディの表面と裏側にバインディングが入ったテレキャスターです。

個人的には、テレキャスファミリーの中で一番オシャレなテレキャスターだと思います。

私も大好きなテレキャスターのバリエーションの一つです。

 

ギターボーカルにもオススメのテレキャスですよ。

 

テレキャスターデラックス

テレキャスターデラックスは、テレキャスターでありながらハムバッカーが2基搭載されたテレキャスター。

また、テレキャスターでありながらストラトキャスターのヘッドがついたテレキャスターです。

 

テレキャスらしくないテレキャス。

でもそれがカッコイイ。

EDM界隈で一番よく使われているテレキャスターかも。

 

テレキャスターカスタム

テレキャスターカスタムはフロントにワイドレンジハムバッカーを搭載したテレキャスター。

コントロール系もレスポールを意識した配置になっています。

 

キース・リチャーズやアベフトシなど、テレキャスターカスタムを愛用していたことで有名です。

根強いファンの多いテレキャスターだと思います。

 

テレキャスター・シンライン(69年モデル)

テレキャスター・シンラインは、セミホロウ構造のテレキャスターです。

普通のテレキャスター用のピックアップが搭載された69年仕様のシンラインです。

 

Fのマークにくり抜かれたFホールがデザインのアクセントになっています。

軽量で取り回しもよく、ギターボーカルにもおすすめのテレキャスターです。

 

テレキャスター・シンライン(72年モデル)

こちらは72年仕様のシンライン。

テレキャスターデラックス同様、ワイドレンジハムバッカーを搭載しています。

 

こちらもテレキャスターの中では軽量な部類。

最近はあまり使っている人を見かけないけど、実物はとても美しいギターですよ。

 

デラックス・ナッシュビル・テレキャスター

まるでストラトのようにミドルピックアップが取り付けられたテレキャスター。

 

6連ブリッジにノイズレスピックアップを搭載。

ロック式ペグに22フレットのネックという、まさに「ぼくのかんがえたさいきょうのテレキャスター」といったかんじ。

サウンドバリエーションも多く、これ一本でなんでもこなせちゃうテレキャスターです。

 

テレキャスター・デラックス・シンライン

テレキャスターデラックスとシンラインが合体したようなハイブリッドモデル。

とても面白いモデルだったのですが、残念ながら現在は生産が完了しています。

再販に期待したいところ。

 

フェンダージャパン テレキャスター TL-68 BECK

大人気バンド漫画「BECK(ベック)」の主人公コユキのテレキャスターを再現したモデル。

黄色いボディにローズ指板のテレキャスターって意外に売られていません。

残念ながらこちらも現在は生産が完了しています。

 

Squierブランドだけど、これが一番似てるモデルでしょうか?

TL68が欲しい人は中古で探しましょう。

 

フェンダー・テレキャスターのまとめ

いかがでしたか?

今回はテレキャスターについて色々と語らせていただきました。

好みのテレキャスターはあったでしょうか?

シンプルなエレキギターを探している人や、軽くて使いやすいギターを探しているひとにテレキャスターは最適だと思います。

今回の記事がテレキャスターの購入を検討している人の参考になれば幸いです。

まだまだここでは紹介しきれていないテレキャスターもあるので、お気に入りのテレキャスターを探してみてください。

テレキャスター以外のFender製ギターの購入を考えている人はこちらの記事も合わせて読んでいただくと参考になると思います。

それではまた。

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「ギターハック」の管理人。今までに購入したギターの本数は100本以上。主にギターに関するレビューやお役立ち情報を記事にしていきたいと思います。少しでもあなたの音楽活動の役に立てれば幸いです。趣味はギターの改造とリペア。ギター教室にも通っています。気になる記事や良いと思った記事があったらシェアしてもらえると嬉しいです♪